マリナーオブザシーズ舞鶴

マリナー・オブ・ザ・シーズが舞鶴に初入港
会長 池田良穂
9 月 11 日に、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの 14 万総トン型クルーズ客船
「マリナー・オブ・ザ・シーズ」が京都府の舞鶴港に初入港することとなり、舞鶴港のクル
ーズ誘致のための会議の議長を仰せつかっている関係でその前日に舞鶴に入りました。折
から台風 18 号が近畿上陸との情報もあり、心配していましたが、予定どおりに入港するこ
とになっていました。
舞鶴のホテルの窓からは、新日本海フェリーのターミナルが正面に見え、21 時過ぎに、
だいぶ予定よりは遅れて、小樽からの「すずらん」が入港、深夜 1 時前にあわただしく出港
していきました。台風の影響を避けながらもデイリーサービスを維持すべくがんばってい
るようでした。
翌朝、5 時半にホテルをでて、舞鶴港の港口近くの舞鶴親海公園に向いました。ここは、
関西電力の石炭火力発電所の広報施設として建設されたそうで、レストランや船を使った
展示施設などがあります。到着してみると早朝から三脚がずらっと並び、カメラの砲列が港
口を狙っていました。後で、舞鶴市の方に聞いたところ、写真コンテストをしているとのこ
とで、このカメラマンの多さにも納得でした。
6 時半頃に「マリナー・オブ・ザ・シーズ」が入港してきて、新しい国際コンテナターミ
ナルに着岸しました。11 万トンまでは第 2 突堤に入港させるとのことですが、14 万トン以
上は深水深の同ターミナルに入れるのだそうです。
五老岳の展望台からは、直下の同ターミナルに着岸する同船がよく見えました。
現在、同船は天津を起点とするクルーズに夏季に就航し、姉妹船の「ボイジャー・オブ・
ザ・シーズ」は上海起点のクルーズに就航しています。16 万トン型の「クァンタム」が投
入され、レジェンドも加えて 4 隻体制ですが、たいへん好調な販売で、来年まで予約で一杯
とのこと。季節運航だったのを、
「クァンタム」を通年運航とし、来年はクァンタムの姉妹
船の「オベイション」も中国クルーズに投入されます。
「マリナー」は、上海、博多、舞鶴、室蘭等に寄港する日本クルーズで、このタイプのク
ルーズが中国で人気となっているとか。
荷役中の「すずらん」
舞鶴港に入港するマリナー・オブ・ザ・シーズ
五老岳の展望台から
以下は船内の写真です。船内配置は姉妹船の「ボイジャー」と同じでしたが、公室のテーマ、色使いが違っており、新
鮮な印象でした。
岸壁には、セブン銀行の ATM 両替機、肉じゃがの屋台な
どが並んでいました。