トピックス 「秩父ウイスキー祭2015」レポート

トピックス
「秩父ウイスキー祭 2015」レポート
2015年2月22日(日)秩父神社で開催
1300人ものウイスキー愛好者が訪れる
当日券を求めて9時過ぎには100人近い行列ができた。
若い女性の姿も多く見られた。
2月22日(日)、秩父市で「秩父ウイスキー
左から2人目が実行委員長の横田さん(バー チェ・ア
リー)
、3人目がベンチャーウイスキー肥土社長
「マッサン」放映でウイスキーが脚光を浴びて
祭2015」が開催されました。この催しは、
いることや、地元秩父産「イチローズモルト」
㈱ベンチャーウイスキーが2011年に発売し
がウイスキー愛好者から大きな支持を得て、
た「イチローズモルト秩父ザ・ファースト」
マスコミにもたびたび紹介され注目されてい
リリース記念パーティーが開かれたことを
ることもあり、昨秋から販売した前売券は
きっかけに、埼玉や東京のバーテンダーグ
500枚を完売。当日は入場規制もあるとの情
ループが、ウイスキーの魅力を多くの方に
報で、当日券発売の9時には50人以上の行列
知ってもらいたいとはじめたもので、2014
ができるほどの盛況ぶり。心配された天気
年からは、秩父神社を会場として開催されて
も、この勢いに負けたのか予報を覆して、太
います。
陽が温かい日差しを注ぎはじめました。
2回目となる今年は、NHK連続テレビ小説
会場の秩父神社参集殿には、30社以上の
会場には30社以上のメーカーやインポーターが出展した。ウイスキー以外にも地ビールや生ハム、地元秩父産の果物、菓子店の
ブースもあり、祭に彩を添えた。写真右下はイチローズモルト カードシリーズのラベルを描いた横瀬町在住の画家カツノ平二氏
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ぶぎんレポート No.187 2015 年 4 月号
前売券は3,000円で専用のグラス付。500枚を販売した。
開始後すぐにこの賑わい。各ブースとも山のような人だかり。
ウイスキーメーカーやインポーターが出展、
ミナーでは㈱ベンチャーウイスキーの創業に
国産をはじめスコットランドやニュージーラ
まつわる苦労、同社のウイスキー造りの特長
ンド、ベルギーなど世界10か国で生産され
等の説明と、4月発売予定のウイスキーを含
たおよそ500銘柄のウイスキーが紹介されま
めた5種類の試飲を参加者は楽しみました。
した。また地元秩父の飲食店の出店もあり、
また、小鹿野町の創業200年の太田甘池堂
当日は1,300人ものウイスキー愛好家が訪
太田将司社長と㈱ベンチャーウイスキーブラ
れ、バーテンダーや出店者達に特徴を説明し
ンドアンバサダー吉川由美さんの「羊羹とウ
てもらいながら、それぞれのウイスキーの味
イスキーのプレミアムセミナー」は、3種類
わいを楽しんでいました。
の羊羹と4種類のウイスキーのマリアージュ
また、前日の21日にはベンチャーウイス
の仕方を探るというもので、参加者はそれぞ
キー秩父蒸溜所のオープンデイで、通常では
れの味と香りを何度も確かめながら、相性の
行われていない蒸溜所見学ツアーが実施され
良い組合せを確認していました。
ました。神社と蒸溜所をシャトルバスで結
び、肥土社長自らウイスキーの製造工程を案
内するという、ファンにとっては垂涎のツ
アーで、予約は前売券を購入した人だけが申
羊羹とウイスキーを
交互に味わいなが
ら、ベストなカップ
ルを探していく
し込めるものですが、瞬く間に満員になりま
した。
当日は "ウイスキー文化" に関連した6つの
セミナーも開催され、いずれも前売りの段階
で満席となりました。中でも、肥土社長によ
る「秩父らしいウイスキー造りのために」セ
神社斎館の畳の部屋で行
われるセミナーは、めっ
たに味わうことのできな
い貴重な体験だ。
第2回の秩父ウイスキー祭は昨年を大きく上
回る約1,300名の方々にご来場いただき、昨年
以上の盛り上がりとなりました。ありがとうご
ざいました。これからも皆様にもっとウイス
キーを楽しんでいただけるイベントを開催でき
るよう、実行委員会のメンバーと共に尽力して
参ります。今後とも何卒宜しくお願い致します。
(秩父ウイスキー祭 実行委員会
実行委員長 バー チェ・アリー 横田武志)
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