2015 年 8 月 16 日発行 206 いつも有機野菜をお買い上げありがとうございます。 毎週、旬の情報をお伝えします‼ ナス、トマト、ピーマン、モロッコインゲンなどの果菜 類が収穫期を迎えているのは、岩見沢市栗沢町の白石農 園。今回は、北海道では珍しい「オクラ」を見せていただ き、白石雅子さんに栽培の工夫をうかがいました。 オクラの栽培で気を付けていることは、「ハウス内の 温度」と「水」です。南の国が原産のオクラは、高温多 湿が好きなので、ハウス内の温度を高くして、水もたっ ぷり与えています。 春、発芽させる時も、水をじゃぶじゃぶぐらいに沢山 やったら発芽率が上がりました。 オクラの原産地は アフリカ北東部。フ ヨウ や ハ イビ ス カ ス と 同 じア オイ科 で、きれいな花が 咲きます。花が落 ちたあとが育って オクラになります。 今はたくさん実をつけているオクラですが、春にはアブ ラムシが沢山ついて、洗い流したり、吹き飛ばしたりして も全然追いつかない状態でした。その後、気温が上がりオ クラがぐんぐん伸びるとともにテントウムシがやってき て、アブラムシがいなくなりました。 すっかりいなくなったわけではないのですが、今は気に ならない程度です。作物の成長と、益虫・害虫のサイクル がうまく合ってオクラが成長できています。 オクラは、9月、霜が降りるまで収穫できます。でも、 寒くなるにしたがって固くなってくるようです。夏の間は 柔らかくて美味しいです。たくさん食べてくださいね! 今年は春先から、暑くなったり寒くなったり、 蒸し暑かったりと不安定なお天気で、アブラムシ などの害虫の発生などもあり、果菜類の管理には 苦労しました。その一方でスモモなどの庭先の果 樹は元気でたくさん実をつけました。 とはいえ、農薬をかけないと、スモモは虫や病 気がついて実が落ちてしまいます。今年はそれで も、実が少し残ったので食べることができまし た。とっても美味しく、嬉しいことでした。 ブルーベリーも豊作で、出荷することができま した。 ~農閑期がない?! 白石雅子さんの一年~ 野菜について、農作業について、いつも熱く語って く れ る 白 石 さ ん に 、「 趣 味 と し て 楽 し ん で い る こ と は?」と聞くと、 「夏は畑の収穫など。秋は 11 月まで畑の片付け。冬 になっても、打ち合わせの会議がたくさん入って、年 が明けると作付けなどの会議。2月からは種まきの準 備をして、春の種まきや植え付けに突入。結局、一年 を通して畑に関わっているので、暇な時期がなかなか 無くて、特別なことはできないのよ。 」という答え。 そんな白石さんですが、 「今楽しんでいるのは、ハーブ類。ラベンダーやいろ いろなハーブを育てて楽しんでいます。これからは、 育てたものをおしゃれに飾りたいですね。」と、楽しみ も植物に関わることのようでした。 玄関の脇には、珍しいヘリオトロープの花が咲いて いました。大きく育って良い香りを漂わせてくれる日 が楽しみですね! たくさん実がついているミニトマト。お日様が出ないの で、なかなか色付きません。お天気を待っています。
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