ホテルニューアワジさぬき太陽光発電所 環境配慮計画書

ホテルニューアワジさぬき太陽光発電所
環境配慮計画書
平成 27 年 8 月 20 日
株式会社
ホテルニューアワジ
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1.事業概要
1.事業概要
1.1 事業の背景
さぬき市は、香川県の東部に位置する人口 53,000 人(平成 22 年国勢調査結果)の市であ
り、平成 14 年に津田町、大川町、寒川町、志度町、長尾町が合併し、成立した。平成 27 年
3 月に策定された「第2次さぬき市総合計画」の「基本政策 30
自然環境との共生」のなか
で、地球温暖化対策の一つとして、再生可能エネルギーの普及促進を掲げている。
一方、事業者である(株)ホテルニューアワジは、これまで淡路島内に太陽光発電所を 5 つ
建設しており、平成 27 年 8 月現在、順調に稼働し、送電を開始している。
1.2 事業の概要
対象地は、元養鶏場跡地で、建物等が撤去されて時間がたっているため、セイタカアワダ
チソウ等の繁る、雑草地である。南東向けの斜面上になっており、高さ 5m 位の段差によっ
て階段状となっている。周囲はスギ植林やシイ・カシ類の二次林で囲まれている。対象地の
所在地はさぬき市多和字西浦山 141 他 13 筆、敷地面積は 38,076m2 である。対象地位置図を
図-1 に、対処置周辺地図を図-2に示す。工事工程としては、2015 年(平成 27 年)9 月以
降に整地を開始し、2016 年 9 月に送電開始予定となっている。
事業対象地
図-1 対象地位置図(Google Map より)
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さぬき市太陽光発電所位置
図-2 詳細位置図(Google Map より)
さぬき太陽光発電所事業の概要を表-1に示す。また、設備の配置図を図-3に示す。
表-1 さぬき太陽光発電所
項目
事業者名
施工業者名
設置場所(住所)
発電容量
太陽電池容量
パワーコンディショナー
太陽電池モジュール
モジュール方角
モジュール傾斜角度
系統連携システム
基礎
事業の概要
内容
株式会社ホテルニューアワジ
テス・エンジニアリング株式会社
香川県さぬき市多和字西浦山 141 他
合計 1750KW
合計 1984.5 KW
東芝三菱電機産業システム株式会社 500 kW-PCS(PVL
-L0500)3 基+250kW(PVL-L0250)1 基設置
合計 270 W×7,350 枚
(京セラ KK-270P-3CD3CG:多結晶系、実効変換効率:
18.4%)
南東方向
平地 10 度、法面 30 度
6,600 V
杭基礎
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2. 対象地および周辺の状況
対象地および周辺の状況
2.1 対象地の位置および周囲の状況
対象地はさぬき市多和地区(旧長尾町)の旧養鶏所跡地に位置している。さぬき市役所か
ら南約 22.5 km に位置している(図-1)
。
対象地の空中写真を図-4に示す。写真の通り、周囲は森林で囲まれいる。
対象地
図-4 現地周辺の空中写真(Google Earth より)
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2.2 対象地の現況
対象地の現況
現地実査時に確認したところ、対象地はほぼセイタカアワダチソウを中心とした雑草地で
あり、一部裸地化していた。
写真-1 対象地の状況(北側より)
写真-2 対象地の状況(南側より)
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3. 環境配慮に係る検討事項
前章の環境配慮に関する検討内容等の結果を踏まえ、その検討結果の概要を表-2に取り
まとめる。
表-2 環境配慮に関する検討内容等
環境影響等
重要な動植物の生
息・生育地など自然
環境の改変
立地環境に係る検討
重要な地形・地質又
は土壌の改変
土壌汚染・底質汚染
箇所の改変
人と自然との触れ合
い活動の場の改変
その他
(
検討項目選定(○)非選定(×)
及びその理由
対象地は雑草地にあり、重要
な動植物種の生息・生息地は
× ない。対象地近隣に自然環境
保全に係る地域・地区も存在
しない。
大規模な土地の改変・造成は
ない。また、置き基礎を採用
×
す る ため 、 土壌 の改 変 は な
い。
大規模な土地の改変・造成は
ない。また、土地利用履歴等
× から判断して、対象地に土壌
汚 染 が存 在 する 可能 性 は 低
い。
対 象 地周 辺 には 四国 自 然 歩
道 や へん ろ コー スな ど が あ
×
るが。本事業の施設規模は小
さいことから、改変はない。
環境配慮の取組内容
左記措置等
実施時期
なし
-
なし
-
なし
-
なし
-
施設の存在及び供用に係る検討
×
特筆すべき事項はない。
-
-
大気汚染物質の排出
×
特 段 の大 気 汚染 物質 の 排 出
源は存在しない。
なし
-
騒音・超低周波音の
発生
〇
騒 音 発生 源 とし てパ ワ ー コ
ンディショナーがある。
防音対策として、キュービクル
の設置が計画されている。
振動の発生
×
特段の振動源は存在しない。
なし
-
悪臭の発生
×
特 段 の悪 臭 発生 源は 存 在 し
ない。
なし
-
水質汚濁の発生
×
特 段 の汚 濁 排水 は発 生 し な
い。
なし
-
なし
-
なし
-
)
地下水位の低下・地
盤沈下の発生
×
重要な動植物の生
息・生育地など自然
環境への影響
×
地 下 水揚 水 およ び重 量 物 の
設置はないため、地下水位低
下 お よび 地 盤沈 下の 発 生 は
予見されない。
対象地は雑草地にあり、重要
な動植物種の生息・生息地は
ない。対象地近隣に自然環境
保全に係る地域・地区は存在
しない。
工事時
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環境影響等
地域景観への影響
人と自然との触れ合い
活動の場への影響
廃棄物の発生
検討項目選定(○)非選定(×)
及びその理由
対 象 地は 周 囲に 森林 で 囲 ま
× れており、地域景観への影響
は軽微と考えられる。
対 象 地近 傍 に四 国自 然 歩 道
やへんろ道コースがあるが、
景 観 への 影 響は 軽微 で あ る
×
こと、騒音等の発生も軽微で
あることから、影響は軽微と
考えられる。
廃 棄 物の 発 生は 限定 的 で あ
× り、許可業者により適切に処
分される計画である。
環境配慮の取組内容
左記措置等
実施時期
なし
-
なし
-
なし
-
工事に係る検討
温室効果ガス・オゾ
ン層破壊物質の排出
×
温室効果ガス・オゾン層破壊
物質の排出はない。
なし
-
その他
(
×
特筆すべき事項はない。
-
-
建設機械の稼働によ
る影響
×
造成は限定的であり、大型建
設 機 械の 使 用頻 度も 低 い た
め、周辺環境への影響は軽微
と考えられる。
なし
-
工事用車両の走行に
よる影響
〇
排気ガス、騒音、粉塵の発生
などが考えられる。
低燃費車や低騒音車の使用、不
必要なアイドリング・空吹かし
の抑制などが計画されている。
工事排水や工事裸地
からの降雨時濁水の
発生
×
工事排水は限定的である。
なし
建設発生土や廃棄物
の発生
○
廃棄物として、草木ゴミやパ
ネ ル 等の 梱 包材 等が 想 定 さ
れる。
発生する廃棄物は、許可業者に
より適切に処分される計画であ
る。
その他
(
×
特筆すべき事項はない。
-
)
)
工事時
-
工事時
-