98 体組成計(in body770)による筋肉量と CPX における Peak VO2 の関係 ◎鹿島さやか 1)、田嶋 明彦 2)、鈴木 千尋 1)、根本 咲 1)、増子 由華 1) 埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科検査技術科学専攻 1)、埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科 2) 【目的】 体組成計(inbody770)を用いて測定した筋肉量と CPX におけ る呼気ガス指標の関係性について比較検討した。 【対象および方法】 対象は健常である本学の学生 10 名(男性 5 名 女性 5 名、 平均年齢 19.5±1.5 歳 平均 BMI20.6±3.5)。方法は症候限 界性による心肺運動負荷試験(CPX)を行った。負荷心電計 ML-4500(フクダ電子社製)、自動血圧計 FB-300(フクダ電子 社製)を装着し、負荷装置は自転車エルゴメーター(フクダ 電子社製)、呼気ガス分析器は Cpx-1(Inter Reha 社製)を用い 【考察】 て、運動耐容能の指標である Peak VO2 を測定した。体組成 本研究により、Peak VO₂と筋肉量、骨格筋量、体幹の筋肉 分析は体組成計 inbody770(株式会社インボディ・ジャパ 量においては有意な正の相関を認めた。Peak VO₂は運動耐 ン)を使用し、筋肉量、骨格筋量、体幹の筋肉量を測定し比 容能の指標であり、筋肉量が多ければ運動耐容能が高いと 較検討した。 考えられ、さらに筋肉量の増加は運動耐容能の改善につな 【結果】 がると考えられる。今回の研究より、運動耐容能、体組成 CPX による PeakVO₂(ml/min/kg)と筋肉量、骨格筋量、体幹 計の評価は運動処方の検討や運動効果判定に重要な指標と の筋肉量において、それぞれ有意な正の相関を認めた。実 なり得ることが示唆された。 測値を以下のグラフにまとめた。 連絡先:048-973-4787
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