CO2を作動流体として用いたソーラーランキンシステムの特性 [PDF 1.8

特願 2006-535145(外国出願有:ヨーロッパ、ドイツ、アメリカ、中国)
Research on Solar Rankine System Using CO2 as a Working Fluid
研究キーワード
CO₂を作動流体として用いた
ソーラーランキンシステムの特性
超臨界、ランキンサイクル、CO₂
通信・情報処理
電気・電子
物理 ・ 計測
機 械
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生活・社会・環境
医療 ・ 福祉・健康
その他
やま ぐち
ひろ
し
いわ もと
ゆう ひろ
山口 博司 Hiroshi Yamaguchi
岩本 悠宏 Yuhiro Iwamoto
研究シーズ概要
使用用途
応用例など
備考
特願 2009-553860(外国出願有:中国)
理工学部 エネルギー機械工学科
高等研究教育機構
現在、HFC系の熱媒体を代替する自然媒体としてCO₂が注目されている。CO₂は無害、不燃性、常温で安定といった性
質を持ち、他の自然冷媒と比較し、安全面で優位性を有する。また、地球環境破壊や、エネルギー枯渇の懸念より、無
尽蔵に存在する太陽エネルギー利用が注目され、数多くの研究がなされている。そこで、熱媒体としてCO₂を、熱源と
して太陽熱を用い、発電および給湯を行うソーラーランキンシステムを提案する。本研究では、構成される要素の特性
把握を行い、システム最適化運転に必要な知見を得ることを目的とした。
本システムは、集熱部、発電部、熱交換部および駆動部の4つの構成要素からなる。タービンおよび発電機から構成さ
れる発電部においてCO₂が膨張する過程で電気エネルギーを得る。また、熱交換器からなる熱交換部にて冷水でCO₂を
液化させる過程で熱エネルギーを回収する。以上より、本システムは太陽エネルギーから電気エネルギーと熱エネルギー
の両方を得ることが可能である。
実用化システムには、高速超臨界CO₂の熱流動現象の把握とそれに対応した新たなタービンの開発が必要不可欠である。
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