2015 年度 第 16 期「自然学校指導者養成講座」概要

2015 年度
第 16 期「自然学校指導者養成講座」概要
2015 年 1 月
安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター
公益社団法人日本環境教育フォーラム
1.実施概要
1)名称 自然学校指導者養成講座
2)活動目的
現在、各地域やさまざまな分野で設立が進められている各種自然学校において、即戦力
として実践的に力を発揮できるプロの指導者を養成し、社会に輩出することを目的としてい
ます。
3)主催 安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター(略称:安藤百福センター)
共催 公益社団法人日本環境教育フォーラム
4)応募資格:2015 年 4 月 1 日時点において、20 歳以上で将来プロの指導者として環境
教育や野外教育に携わる意志のある方。
※「自然学校を作ろう」岡島成行 著(山と渓谷社)必読のこと。
募集定員:20 名
5)受講料:300,000 円(税込)+実習費等がかかります。詳細はお問い合わせください。
2.用語の定義
1)自然学校とは
現在、環境問題は大きな社会的な問題になっています。その解決に向けての様々な教育・
学習活動を広く「環境教育」と呼びますが、中でも自然の中での指導者のもとでの体験を中
心とした自然体験型の学びの「場」と「プログラム」と「指導者」を提供する組織が「自然
学校」です。仲間と共に自然に親しみ、感動を通して生態系の営みを知ることからはじまり、
自分たちのライフスタイルまでをも見直し、変革していく学びのきっかけを継続的に提供す
る場です。
2)指導者とは
自然学校を訪れる人々を、専門家として導ける知識と技能を備えている人材が「指導者」
です。指導者は、学びを促進する様々なプログラムを企画・活用し、①その地域の自然界の
知識やアウトドアの体験をもとに、人と自然の出会いを導くのはもちろん、②人との豊かな
コミュニケーション力をもって、グループでの楽しい学び合いを促進し、③さらには、参加
者が環境を壊してきた自分たちのライフスタイルや社会のあり方まで見直すきっかけを提
供する人と言えるでしょう。つまり自然学校指導者は、人と自然、人と人、人と社会の深い
つながりへの気づきを促すことができる人材だと言うことができます。
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3)指導者の職位
自然学校指導者には次の職位があります。
① 自然学校指導者(インストラクター)
自然学校におけるプログラム提供のための基礎的な知識と技術を有し、プログラムを企
画、運営できる。(本講座での養成対象)
② 自然学校企画運営者(ディレクター)
すでに組織としての運営がなされて事業が発生している要件のもとで、その事業を企画
し運営ができる。
(研修・認定会は別途実施)
③ 自然学校組織運営者(マネージャー)
組織または一組織部門の管理運営を行い、事業や人材などの開発ができる。
(研修・認
定会は別途実施)
3.2014 年度全体スケジュール
1)応募締切【2015 年 2 月 13 日(金) 必着】
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2)入学審査【2 月 28 日
書類審査、面接、試験による選考】
会場:BumB 東京スポーツ文化館(東京・新木場)
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3)開講式・集合研修【3 月下旬】
講座のオリエンテーションをはじめ、OJT に向かうにあたっての基本的な学びの姿勢や、
自然学校指導者養成講座における自身の課題や目標を設定します
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(予定)
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4)OJT 実習(自然学校での現場実習)
【4 月初旬~9 月下旬】
OJT受け入れ校において、自然学校のさまざまな運営や指導業務にあたります。受け入
れ校の責任者からの一定評価を得たのち、OJT 実習(自然学校実習)を修了することが
できます。
(OJT は on the job training の略)
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5)基礎課程および専門課程講座【10 月初旬~12 月下旬】
活動拠点が長野県小諸市の安藤百福センターとなります。
2 回程度、近隣の自然学校で実地研修を行う予定です。
※2014 年度における実習は下記の 2 校で実施しました。
・ホールアース自然学校(静岡県富士宮市下柚野 165)
課題「生き方・暮らし方」
・
(公社)日本環境教育フォーラム日野春研修所(山梨県北杜市長坂町塚川 2564)
課題「自然学校運営の基礎」
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6)修了講習(12 月下旬)
修了試験に合格すると、修了認定を受け、全課程を修了することができます。
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7)指導者登録
全課程を修了すると安藤百福センターが認定する「自然学校指導者(インストラクター)
」
として登録を申請することができます。
登録されると、新設や既存の各自然学校からの指導者派遣要請等の依頼があった場合に、
紹介を受けることが可能になります。また、自然学校や自然体験活動施設、アウトドア業
界への就職に有利です。
4.基礎課程および専門課程カリキュラム
2015 年度のカリキュラムは調整中です。2014 年度のカリキュラムに準じて行います。
参考までに、別紙 2014 年度スケジュールおよびシラバスをご覧ください。
5.OJT 実習(自然学校現場実習)受入校 (2014 年度の場合)
※今後、受入校が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
各自然学校において、OJT 実習を行います。
OJT 受入校によって、生活スタイルや実習内容が異なります。希望の OJT 校へ下見をする、
問い合わせをするなど、事前の準備を必ず行ってください。
OJT 実習受入校(※予定)
NPO 法人ねおす
(北海道)
くりこま高原自然学校
(宮城県)
NPO 法人千葉自然学校
(千葉県)
NPO 法人国際自然大学校
(東京都・山梨県)
株式会社自然教育研究センター (東京都)
公益財団法人キープ協会・キープフォレスターズスクール(山梨県)
NPO 法人ガイア自然学校
(石川県)
ホールアース自然学校
(静岡県)
トヨタ白川郷自然學校
(岐阜県)
NPO 法人自然スクール TOEC (徳島県)
一般社団法人アイ・オー・イー (熊本県)
6.安藤百福センターでの生活について(10 月~12 月の期間)
基礎課程および専門課程の講義は、長野県小諸市にある安藤百福センターにおいて、泊り
込みの集中講義となります(小諸近隣にお住まいの方は、通学での参加も可能です)
。期間
中は、他の受講生たちとの共同生活(原則として相部屋)となり、炊事・清掃等全て受講生
自身で行っていただきます。あらかじめご了承ください。
また、安藤百福センターは、標高約 700mに位置します。10 月~12 月の朝晩は、氷点
下になることもありますので、体調管理にはくれぐれもご注意ください。
なお、センターから市街地へのアクセス方法が少ないので、買出しや休日の外出など、移
動に関して不便をお掛けすることが予想されます。お車を持参するなど、期間中の過ごし方
をご検討ください。
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つきましては、期間中の生活をイメージするために、事前の下見をおすすめします(任意)。
見学日程などのご相談は、安藤百福センターまでお気軽にお問い合わせください。
安藤百福センターホームページ http://momofukucenter.jp/
8.お問い合わせ
安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター(略称:安藤百福センター)
自然学校指導者養成講座係
担当:小島 真一(こじま しんいち)
〒384-0071 長野県小諸市大久保 1100 番
TEL 0267-24-0825 FAX 0267-24-0918 E-mail [email protected]
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