第1学年 国語科学習指導案 指導者 1 単元名 本のせかいをたのしむ 〜 2 『うみへのながいたび』 ひらこう!こころのとびら 〜 目標 ○心の扉があいたところを紹介し合うことで,本を進んで読もうとする。 <関心・意欲・態度> ○登場人物の行動を中心に想像を広げて読み,感想を交流し合うことを通して,自分の読みを広げるこ とができる。 <読むこと> ○昔話や物語などの本や文章の読み聞かせを聞いたり,紹介し合ったりすることができる。 <伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項> 3 C 学習指導要領との関連 読むこと(1)「書かれている事柄の順序や場面の様子などに気付いたり,想像を広げたりしなが ら読む能力を身に付けさせるとともに,楽しんで読書しようとする態度を育てる。 」 「ア 語のまとまりや言葉の響きなどに気をつけて音読すること。」 「ウ 場面の様子について,登場人物の行動を中心に想像を広げながら読むこと。」 「エ 文章の中の大事な言葉や文を書き抜くこと。」 「オ 文章の内容と自分の経験とを結び付けて,自分の思いや考えをまとめ,発表し合 うこと。」 「カ 楽しんだり知識を得たりするために,本や文章を選んで読むこと。」 [伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項] ア(ア)昔話や神話・伝承などの本や文章の読み聞かせを聞いたり,発表し合ったり する。 4 児童の実態 調査 12月22日(月)・19日(金) 調査人数 少しずつ文字が読めるようになり,『けむりのきしゃ』『おおきなかぶ』『けんかした山』と,物語 文を想像を広げながら読む学習を行ってきた。『りすのわすれもの』では,挿絵や叙述に沿って物語 の大体の内容をとらえることや,音読や動作化を通して,登場人物の行動や場面の様子を想像しなが ら読むことができるようになってきている。 『天にのぼったおけやさん』では,色々な昔話を読んで, 自分の好きな場面を音読や動作化しながら友達に紹介するという活動を行ったことで,物語全体の中 から友達に紹介したいおもしろい場面を意識して読めるようになってきた。しかし,豊かに想像を広 げながら場面を選んで読む児童がいる一方,話の一部分だけを取り上げたり,挿絵だけに注目したり と,十分に思いを膨らませられずに,表面的な楽しさだけを感じて終わってしまう児童も見られる。 読書活動推進補助教員やお話ドロップスの方の読み聞かせは笑い声やつぶやき声をさせながら楽し く聞いている児童が多い。 本単元の学習を行うにあたりアンケートによる実態調査を行った。 1 単元に関する実態 (1) 人数 3組( 本を読むことは好きですか。 -1- ) 4組〔 〕 好き どちらかといえば好き (23)[18] (2) あまりすきでない (5)[6] (2)[4] 1年生になって何冊くらい本を読みましたか。 1冊~9冊 (7)[8] 10冊~19冊 20冊~29冊 (2)[14] (4)[2] 30冊~39冊 40冊~49冊 50冊以上 (3)[3] (5)[1] (9)[0] ☆『しゅくだい』を読み聞かせし,話の内容(あらすじ)や心に残る場面を見つけ表すことができ るか調査を行った。 ①話の内容をとらえ表すことができる(○○が~はなしです。) ・だいたいの内容をとらえ表している。(20)〔19〕 ・とらえられていない,あらわせない。(9)〔9〕 ②きちんとした理由をつけて,心にのこった場面が書ける。 ・きちんと理由をつけて心に残った場面が書ける。 (12)〔16〕 ・心に残った場面は書けたが,きちんと理由が書けない。 (17)〔12〕 ・見つけられらない,かけない。 (0) ③物語のテーマに触れるような感想が書ける。 2 〔0〕 (14)〔16〕 考察 多くの児童が本を読むことが好きと答えているが,読んだ本の冊数としてはそれほど多くな いことがわかる。普段の読み聞かせを聞いている児童の反応からは,物語の世界に入って想像 を膨らませながら聞くことができていることがわかる。『しゅくだい』のレディネステストから も,あらすじを理解しながら,物語の盛り上がる場面や自分の好きな場面を意識して聞くこと ができていることがわかった。一方で,『天にのぼったおけやさん』での読書活動や普段の読書 の様子を見ていると,部分的なおもしろい表現や挿し絵にだけ注意が向いてしまい,表面的な 楽しさだけを感じて終わってしまう児童も少なくない。自分の力で読み深める力は十分とは言 えない。自分の力や興味に合った本を選ぶ力も必要だと感じている 一読して話の一部分だけを取り上げて「おもしろかった。」で終わらせる読書ではなく,自分 の力で読んで感動を味わうことのできる読書を目指していきたい。 ひらこう!こころのとびら 5 指導観 本単元では,一読しての表面的な楽しさではなく,想像を膨らませて読みながら物語の世界に浸ること で,心に響く場面に出会える読書の楽しさを知ることを目標としたい。 「うみへのながいたび」は,白くまの兄弟の成長とそれを見守り育てる母ぐまの愛情がわかりやすく描 かれた作品である。厳しい状況に置かれながらも子どもを強く優しく守り育てる母ぐまの姿に児童は心を 動かされることだろう。 まず教師が,児童に紹介したい本を選び,心に残った場面や感想を,ハート型のカードにまとめた「こ ころのとびら」を使って紹介する。色々な本を読んで自分で紹介したい本を選び,「こころのとびら」を 使って友達に紹介するという目標を示すことで,学習のゴールを具体的にイメージさせることができると -2- 同時に,「自分も作って紹介してみたい」という意欲も高まると考える。「親子」「家族」というテーマで 教師が選んだ本を並行読書させる。ストーリーが明快で適当な長さの読みやすいものを選んで用意するこ とで,物語全体を読んでいく力をつけると同時に今後の選書の参考にもさせたい。読書活動推進補助教員 とも協力して選書し,長めの本は読み聞かせをするなどして学習を進めていきたい。 『うみへのながいたび』を読んで,「こころのとびら」の作り方を学びながら自分なりの「こころのと びら」を完成させることを目標としたい。そこで,場面ごとに順を追って読むのではなく,「こころのと びらがひらいたところ」を見つけるという課題を持って全体を読ませていきたい。「こころのとびらがひ らいたところ」を見つける過程を通して,また,そこを音読したりその理由を話したりすることで,場面 の様子や登場人物の気持ちについて想像を広げるようにさせたい。友達の発表を聞き,自分の感想と同じ 所や違うところを知ることで,自分の読みを広げさせたい。 『うみへのながいたび』で学んだことをいかして,今度は並行読書した本の中から1冊選び,「こころ のとびら」にまとめさせる。繰り返し読み直したり音読したりしてまとめさせ,1冊の本をじっくり読み 味わう経験をさせたい。 6 仮説とのかかわり 仮説1 読書を取り入れた単元構成の工夫 ・「親子」「家族」をテーマにした本を教師が選書し,読み聞かせをしたり児童が手にとって読んだ りする活動を行う。 仮説2 言葉に関わって読む工夫 ・心に残った場面の理由を,叙述を基に話し合う。 ・自分の思いをぴったりの言葉で表現できるように,感想語彙集を活用する。 仮説3 音読を効果的に取り入れる工夫 ・自分なりに想像を膨らませた上で,心に残った場面を音読で紹介する。 仮説4 評価の工夫 ・ 「こころのとびら」に自分の思いや考えを表す。 6 文章の姿 きたにむかう からだがもたなくなる うみへのながいたび うみへもどらないと ながいたびになる はじめてのそとのせかい きょうだいをはげましながら あるきつづける いまえ うみだ。 さっさとおゆきよ。 さあ。 うみにもどってきたのだ。 よしとも もう一人まえだ -3- 7 指導計画(10時間扱い) 過程 学習内容と学習活動 評価 時配 1 <単元を貫く言語活動> ひらこう!こころのとびら ○教師の「こころのとびら」の紹介を聞いて,学習の見通し み をもつ。 でお気に入りの本を こころのとびらがひらいたところを見つけ,「こころ と のとびら」にまとめ,しょうかいしよう。 ○心に扉が開いたところを見つけながら物語を読み,友達に お ○「こころのとびら」 クラスの友達に紹介 するという課題を理 解している。 紹介したい本を探すことを知る。(並行読書) ○読書活動推進補助教員による本の紹介と読み聞かせによ す り,いろいろな物語を知る。 1 (2) 『うみへのながいたび』のおはなしのながれをしろう。 ○読書活動推進補助教員による『うみへのながいたび』の読 み聞かせを聞き,初発の感想を書く。 ○自分なりの感想を持 ち書き表すことがで ○挿絵を手がかりに,登場人物や物語の展開をとらえる。 きる。 1 「こころのとびら」にあらすじをまとめよう。 ふ ○心の扉が開いたところを紹介するために時間の流れに沿っ ○登場人物の行動に着 て,登場人物・行動・出来事をとらえ,誰が,どんなこと 目しながら,登場人 をした話かを「こころのとびら」にあらすじとしてまとめ 物が何をした話かを る。 捉えまとめることが か できる。 1 (5) こころのとびらがひらいたところを見つけよう。 4組 ○「こころのとびら」で物語を紹介するために,全文を読み ○心に残ったところを 心に残ったところについて,思ったことや考えたことを発 自分の思い,考えを 表しあう。 交えて発表すること 本時 ができる。 1 こころのとびらがひらいたところをまとめよう。 3組 ○心の扉が開いたところを紹介するために,自分の感想や友 ○叙述を基に想像を広 達の考えなどをもとに,その場面の様子や登場人物の気持 げながら読み,心に ちがわかる言葉を話し合い音読し,「こころのとびら」に 残った場面とその理 心にのこった場面とその理由をまとめる。 由をまとめることが 本時 できる。 1 かんそうをかき,うみへのながいたびの「こころのとびら」をかんせいさせよう。 ○全体を振り返り,感想を「こころのとびら」に書く。 ○自分の経験と結び付 けて,読んだ感想を まとめている。 -4- 1 うみへのながいたびの「こころのとびら」をしょうかいしよう。 ○友達の紹介を聞き, ○完成した「こころのとびら」をグループ内や全体の場で紹 介しあう。 ま と ている。 しょうかいしたい本をえらび, 「こころのとびら」をつくろう。 る 2 ○並行読書をしてきた本の中から,紹介したい本を1冊選ぶ。 ○選んだ物語につい ○登場人物・行動・出来事をとらえ,誰が,どんなことをし め 良いところを見つけ た話かあらすじをまとめる。 て,叙述を基に,想 像を広げたり,経験 ○心に残った場面とその理由をまとめる。 と結び付けたりしな ○感想を書く。 がら,「こころのと びら」に心に残った ・ 場面や感想をまとめ ている。 ひ 1 「こころのとびら」をしょうかいしあおう。 ろ ○自分の作った「こころのとびら」を紹介しあい,感想を書 く。 げ ○友達の選んだ物語の 「こころのとびら」 ○振り返りをする。 について,心に残っ た場面に着目して感 る 想を書いている。 (3) -5- 《こころのとびら》 -6- 8 本時の学習(4/10) 指導者 (1)本時の目標 ○心の扉が開いたたところを見つけようとする。 <関心・意欲・態度> ○叙述から想像を広げて読み,心の扉が開いたところとその理由について自分なりの考えをまと めることができる。 (2) 展開 時配 2 <読むこと> 学習活動と内容 1 支援(○)と評価(◎) 前時までの学習を振り返る。 ○話のあらすじをつかむために,掲示物や自分の 「こころのとびら」を確認させる。 3 2 本時の学習のめあてを確認する。 「こころのとびら」がひらいたところを見つけよう。 10 3 音読をする。 ○「こころのとびら」が開いたところを見つけな ・指名読み がら音読することを伝える。 ・一人読み 10 4 心の扉が開いたところを見つける。 ○すぐに見つけられない児童には写真を手がかり ・短冊カードに,自分なりの感想の言葉を に場面を絞って見つけさせる。 書き,心が開いた場面の写真の近くに置 ○自分の思いに合う表現を見つけさせるために, く。 感想語彙集を用意する。 ○(母さんぐまが子ぐまをはげましながら歩く場面) ○次の発表につながるように,カードが書き終わ った子は理由を考えておくように声かけをす やさしいなとおもいました。 る。 ○(母さんぐまが,おすぐまのまん前に立ちふさが った場面)おもいやるきもちがつたわりました。 ○(海に戻ってきた場面)しあわせそうだなとおもいま ◎心の扉が開いたところを見つけることができた か。 した。 15 5 心の扉が開いたところとその理由を話し 合う。 ○場面の様子がつかみやすいように,写真を活用 ・短冊カードを黒板に貼る。 する。 ・心の扉が開いた理由を話し合う。 ○叙述に基づいて想像を膨らませることができる ように,本文に戻って確認する。 ○(母さんぐまが子ぐまをはげましながら歩く場面) ○理由が,母ぐま,子ぐま,自分,どの気持ちに やさしいなとおもいました。 寄り添っているのかがわかるように,児童の考 →母さんぐまは子ぐまのことをかんがえているから。 えを色分けして板書する。 ○(母さんぐまが,おすぐまのまん前に立ちふさが ○読みを広げるために,友達の意見を聞いて心の った場面)おもいやるきもちがつたわりました。 →母さんぐまはじぶんもこわかったとおもうけど,子ぐ 扉が開いたところが変わっても良いことを伝え る。 まのことをかんがえてがんばったから。 ・友達の話を聞いて気がついたことや考え ◎読んで想像したことを理由に挙げて,心の扉が たことを発表する。 5 6 開いたところを考えることができたか。 次時の予告をする。 ・本時の話し合いを基に,「こころのとび -7- ら」にまとめることを知る。 (4)板書計画 う み へのな が い た び いまえ よしとも 「 こ こ ろ の と び ら 」 が ひ ら い た と ころ を 見つけよう。 や さ しい と おも い まし た 母 さん ぐ ま は子 ぐ まの こ と を かん が え て い る かっ こ いい と お も いま し た おも い や る き もち が つ た わ り ま した ほん と う に つ よい と お も い ま し た かあ さ ん ぐ ま が 子 ぐ ま を ま も ろ う と す る き も ち が わ か っ た い っ し ょ う け ん め い 子 ぐ まを ま も っ て い る しあ わ せ そ う だな と おも い まし た たい へんなたびを してや っとう み につけた う み に つい て ,子 ぐ まは す ご く う れ し い だ ろ う な -8- 3 本時の学習(5/10) 指導者 (1)目標 ○心の扉が開いたところを見つけ,「こころのとびら」に書き,進んで発表しようとしている。 <関心・意欲・態度> ○友達の考えや叙述から想像を広げて読み,心の扉が開いたところとその理由について自分なり の言葉でまとめることができる。 <読むこと> (2)展開 時配 学習活動と内容 支援(○)と評価(◎) 1 1 前時までの学習を振り返る。 ○前時までの学習を掲示しておく。 1 2 本時の学習のめあてを確認する。 「こころのとびら」がひらいたところをまとめよう。 2 3 前 時に 話 し 合 っ た こ こ ろ の と び ら が ○前時に話し合った内容を掲示物で確認 開いたところを確認する。 8 4 させる。 ど のよ う な テ ー マ で 書 か れ て い る 物 ○前時に色分けをしてまとめたこころの 語なのか話し合う。 とびらが開いたところに注目させ,誰 ・こころのとびらがひらいたところか の気持ちが強く表れているのか視覚的 らは母ぐまのきもちがよくつたわっ に見つけやすくし,テーマを絞りやす てきた。 くさせる。 ・ 母 ぐ ま が 子 ど も を ま も ろ う と す る き ○物語のテーマを絞っていくことで,自 もちがつたわってくるものがたりで 分の考えをテーマに沿って書けるよう す。 にしていく。 ・母ぐまのやさしいきもちがよくわか るものがたりです。 2 5 話 し合 い を 基 に , 前 時 に 見 つ け た こ ○話し合う中でこころのとびらが開いた ころのとびらが開いた場面を見直す。 ところが変わった児童には,学び合い によって変わったことを認め,前時に 使った付箋を移動させる。 15 6 「こころのとびら」にまとめる。 ①こころのとびらが開いたところとそ の理由を書く。 ○話し合ったことを基に,もう一度自分 の 考 え を 見 つ め 直 さ せ ,「 こ こ ろ の と びら」にこころのとびらが開いたとこ ・こころのとびらがひらいたところは, ろとその理由を書かせる。 は はぐ ま が お す ぐ ま の ま え に 立 ち ふ ◎こころのとびらが開いたところとその さがったところです。なぜかという 理由,自分のことに置き換えた感想を と,子ぐまたちをまもろうとするは 書いている。 は ぐま が や さ し い と お も っ た か ら で ○自分の言葉でまとめるのが苦手な児童 す。 には,前時の掲示物や友達の考えを参 自分のことに置き換えて感想を書く。 ・もしぼくがかあさんぐまだったらこ -9- 考にさせる。 わくてにげてしまうかもしれません。 だから,かあさんぐまは,すごいと おもいました。 次時の予告をする。 9 1 自 分の 「 こ こ ろ の と び ら 」 が 開 い た ○「こころのとびら」にまとめた自分の 8 5 「こころのとびら」が開いたところ 7 10 とその理由を班で紹介し合う。 こところを音読する。 考えを基に,かあさんぐまや子ぐまの ①一人読み 気持ちが聞いている人に伝わるような 音読ができるよう意識させる。 ① 「こ こ ろ の と び ら 」 に 感 想 を ま と ○こころのとびらが開いたところを意識 しながら,引き続き並行読書をさせて めることを知る。 いく。 (3)板書計画 う み へ のな が い た び いま え よしとも 「こ ころ のと びら 」がひ ら いたところ を まと め よ う。 や さ しい と おも い まし た おもう。 う れ し か っ たと もらってすごく さんに ま もって まだったら、かあ もしぼくが子ぐ 母さんぐ まは子 ぐ まのことを かん が えて い る かっ こ いい と おも いま し た お も い や る き も ち が つた わ り ま し た ほん と う に つ よい と おも い ま し た かあ さ ん ぐ ま が 子 ぐ ま を ま もろ う と す る き も ち が わ か った いっしょうけんめい子ぐまをまもっている わくてにげだしてし んぐまだったら、こ もしわたしがかあさ し あ わ せ そ う だ な と おも い まし た ない。やっぱりすご い。 まっていたかもしれ た い へん なたびを してや っとう み につけ た う み に つ いて , 子 ぐ ま は す ご く うれ し い だ ろ うな かあさんぐまの… 子ぐまをおもうきもち やさしさ・つよさ - 10 -
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