問3・7

県入試
演習
問
問3・7
対策
生物分野
C
生物分野
次の各問いに答えなさい。
Kさんは,校庭で採取したタンポポの花を,右の図の双眼実体顕微鏡を用
A
いて観察した。まず,タンポポの花をステージの上にのせ,両目でのぞきなが
鏡筒
ら,視野が重なって見えるように鏡筒の間隔を調節した。次に,右目だけで
のぞきながらピントを合わせた後,左目だけでのぞきながら図のAを回して
ステージ
ピントを合わせた。図のAの名称と,双眼実体顕微鏡についての説明の組み
合わせとして最も適するものを次の1∼4の中から一つ選び,その番号を書
きなさい。
Aの名称
双眼実体顕微鏡についての説明
1
視度調節リング
ものを立体的に観察するのに適している。
2
視度調節リング
うすくて光を通すものを観察するのに適している。
3
粗動ねじ
ものを立体的に観察するのに適している。
4
粗動ねじ
うすくて光を通すものを観察するのに適している。
右の図のⅠは,オオカナダモの葉を何も処理をしないで顕
Ⅰ
Ⅱ
微鏡で観察したときに見られた細胞のようすを表したもので
ある。それぞれの細胞の中には,緑色をしたAの粒がたくさ
ん見られた。次に,ある染色液を用いて処理したオオカナダ
モの葉を顕微鏡で観察したところ,図のⅡのように,それぞ
A
B
れの細胞の中に赤く染まったBのつくりが見られた。
下線部の染色液の名称と,細胞の中に見られたA,Bの名称の組み合わせとして最も適するものを次
の1∼4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。
下線部の染色液の名称
細胞の中に見られたA,Bの名称
1
酢酸オルセイン液(酢酸カーミン液)
A…核 B…葉緑体
2
酢酸オルセイン液(酢酸カーミン液)
A…葉緑体 B…核
3
ベネジクト液
A…核 B…葉緑体
4
ベネジクト液
A…葉緑体 B…核
Kさんは,ブロッコリーの花芽(成長すると花になる芽の部分)
,水,台
所用洗剤をミキサーでかき混ぜたものに塩化ナトリウムを加えてガラス棒
でかき混ぜた。次に,これをろ過したろ液にエタノールを静かに注いだと
ころ,図のようにブロッコリーの花芽から,糸状で,遺伝子の本体とな
る物質を取り出すことができた。この物質として最も適するものを次の
1∼4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。
⒈ DNA ⒉ PET ⒊ MgО ⒋ hPa
糸状の物質
問 次の実験とその結果について,あとの各問いに答えなさい。
〔実験〕 ① 図 1 のように,丸い種子をつくる純系のエンドウのめしべに,しわのある種子をつくる
純系のエンドウの花粉をつけ,得られた子の代の種子の形を調べたところ,すべて丸い種子
であった。
② ①で得られた子の代の種子をまいて育てたのち,自家受粉させ,得られた孫の代の種子の
形を調べたところ,丸い種子としわのある種子が混ざっていて,その数の合計は 720個であっ
た。
丸い種子
しわのある種子
受粉
×
親
子
丸い種子
自家受粉
孫
丸い種子
しわのある種子
図1
〔実験〕の①で,得られた子の代の種子がすべて丸い種子であったことから,丸いという形質はしわ
という形質に対して何というか,その名称を書きなさい。
この実験のように,エンドウの交配を通じて遺伝の規則性を研究し,現在正しいとされている法則を
最初に報告した生物学者として最も適するものを次の1∼4の中から一つ選び,その番号を書きなさい。
⒈ ダーウィン
⒉ アンペール
⒊ メンデル
⒋ オーム
〔実験〕について,次の
,
の問いに答えなさい。
種子を丸くする遺伝子をA,種子をしわにする遺伝子をaとすると,子の
代がもつ種子の形を決める遺伝子は,図 2 のようなモデルによって表すこと
ができる。図 2 を参考にして,親の代においてしわのある種子をつくる純系
A
a
のエンドウの生殖細胞がもつ遺伝子のモデルを,解答欄の図にかきなさい。
図2
〔実験〕の②で得られた孫の代の種子720個のうち,丸い種子の数と,種子の形を決める遺伝子が子
の代とまったく同じである種子の数はそれぞれ何個か。その値を書きなさい。ただし,
〔実験〕では遺
伝の規則性にしたがって種子ができたものとする。
遺伝子について述べたものとして最も適するものを次の1∼4の中から一つ選び,その番号を書きな
さい。
⒈ 遺伝子の本体は,染色体にふくまれているデオキシリボ核酸である。
⒉ 遺伝子の本体は,染色体にふくまれているヘモグロビンである。
⒊ 遺伝子の本体は,葉緑体にふくまれているデオキシリボ核酸である。
⒋ 遺伝子の本体は,葉緑体にふくまれているヘモグロビンである。