2014年度 サビエル高等学校 学校評価書 サビエル高等学校の教育方針(建学の精神) ~愛と奉仕に生きる~ 本校はキリスト教の精神に基づいて、真・善・美を追求し、 知・情・意の調和のとれた円満な人格の育成を目指しています。 学力向上 愛と奉仕 国際交流 を通して21世紀を創る社会人を育てます。 1.祈る(心を育てる):祈りを通して自分自身や他者をありのままに受け入れよう。 人間をはるかに越えたお方がおられることに気づき、祈りを通して心を育てよう。 保護者や教師の助言に謙虚に耳を傾けながら。 2.学ぶ(知性を磨く):神から与えられた能力をともに伸ばそう。 一人ひとりに与えられた能力は、神から与えられた恵みです。それぞれ違った能力を いただいていることを認め合い、感謝しながら、それを伸ばすために全力を注ごう。 3. 行動する(他者のために、他者とともに生きる):地球社会の一員として出来ることから始めよう。 地域社会のために何ができるかを考え、実践しよう。また広く世界に視野を広げ、 地域社会の一員として出来ることから始め、人々のために役立つ人生を送ろう。 本年度重点目標 【他者のために、他者とともに】 1.新聞を毎日読もう。(コラムなどを継続して) 2.毎日10時間(授業時数含む)学習しよう。 3.読書をしよう。 4.大きな声で挨拶・返事をしよう。 5.整理整頓をしよう。 理事長 2014年度 サビエル高等学校 学校評価 評価基準: 4…そう思う 3…どちらかといえばそう思う 2…どちらかといえばそうは思わない 1…そう思わない 自己評価 評 価 の 観 点 領域 主に学校 運営全般 に関する 事柄 学校関係者評価 評価 学校は、3つの教育目標〔①祈る(心を育てる) ②学ぶ(知性を磨く) ③行動す る(他者とともに、他者のために生きる)〕 に基づいて、 1 3年後の理想の生徒像(サビエル生18歳のプロフィール)を目指した教育を行っ ている。 3.30 私は今年度重点目標〔他者のために、他者とともに ①毎日の祈りを 大切にしよう ②感謝の気持ちを大切にしよう ③毎日10時間(授業時 2 数含む)学習しよう ④大きな声で挨拶・返事をしよう 〕 を常に念頭にお いて、生徒に接している。 3.50 3 学校は、生徒の安全確保・危機管理を前提とした指導を行っている。 3.30 気づき等 意見・要望等 1,2…教育目標、重点目標等については、教職員がそれ ぞれ意識して教育活動に盛り込んでいった。しかし、アンケ ート結果でもわかるように「そう思う」がそれほど多くはなく改 善の余地がある。以下のような意見や気づきも出たので来 年度に活かしていきたい。 ・18歳のプロフィールについては内容が多いので、重点目 標としてあげるとよい。 ・何をどのようにすれば、また、生徒が何ができるようになれ ば目標達成なのかの基準がないと感じる。各HR担任の考 えの中にはあるのかもしれないが。 ・非常勤は、職員会議などにも参加しないので、学校の目 標や方針など共有したい。 1,2…学校全体、教職員の先生方は3 つの教育目標を常に日々、意識して生 徒に向かっているように感じます。 発信される側と、そこを受け止める側の 意識(生徒)の中に、どこまで先生方の 意識に向かうことができるのか。 ・生徒一人ひとりの中に光を見出して頂 けますようお願いします。 ・サビエルを訪問するといつも生徒の方 から挨拶をされる。 3…心肺蘇生、AED、エピペン等の正しいやり方、使い方 を教職員がもっと知っておく必要がある。 評価 3.67 4.00 5…メール配信は本当に助かります。 6…行事はとても充実していると思いま す。他校は他校のスタイル”それぞれの 学校の大切ないのち”を、より生徒に刻 めるよう、指導していければ、より理解さ 6…学校行事について、教職員は充実していると感じてい れると感じます。 3.33 5…各学年ともメール配信によって情報提供が充実してき た。 4 教職員間(学年間・教科間・その他)での協力体制ができている。 3.00 るが生徒は他校と比較して、他校の楽しい部分だけを取り 5 学校から保護者への情報提供や連携が十分行われている。 3.30 6 各種学校行事について、充実して行われている。 3.25 7 学校は、ボランティア活動や国際交流活動などが盛んで、他者のため に生きる人材となるよう指導している。 3.65 上げているように感じる。2回目のクラスマッチ、サビエル祭 の充実があれば、学校行事についての生徒の満足度は高 まるのではないか。また、学校行事が何なのかを具体的に 提示することも必要。 ・行事それぞれに目標やねらいがあった方が良い。アンケ ートも実施し、実現度をはかればより生徒も理解してくれると 思う。 ・行事が立て込んだりして、担当者の負担が相当なものに なっているように感じる。うまく分散できないかだろうか。 ・生徒会活動について、生徒がより自由に、主体的に活動 できた方が良いと思う。事務室の助けがもっとあると助かる。 ・生徒満足度アンケートと保護者満足度アンケートでも差が あるようである。生徒が学校のことを保護者にきちんと伝え ていないのではないか。 8…英語版のホームページがあるとよい。 8 HPなどにより、広報活動が十分に行われている。 3.30 3.33 7…サビエルの精神として、素晴らしいと 感じています。 8…HPはわかりやすく楽しさが伝わって 3.67 きます。英語版のホームページは、これ からの時代、必須になっていくと感じま す。サビエル高校活性化のためにも”さ すが、やっぱりサビエル高校”と英語を 4.00 打ち出すことはPRにも繋がると思いま す。ぜひ楽しみにしております。 ・生徒が母校(中学校)へ先生と共にPR に、ご挨拶に出かけるとより身近に中学 4.00 生も感じ、オープンスクール参加のきっ かけとなるのではと思います。 3.33 自己評価 評 価 の 観 点 領域 主に学習 指導に関 する事柄 9 私は、「楽しい・分かりやすい・深く考える」授業を目指して、教材研究に 取り組んでいる。 10 私は、授業中の説明・板書・発問等を、常に工夫・改善しながら適切に 行っている。 11 私(各教科)は生徒や保護者が納得のいく評価基準を設定している。 12 私は、各学年・教科の目標達成に向けて指導法を改善したり、研究した りしている。 主に進路 指導に関 13 LHR等を利用して計画的な進路指導がなされている。 する事柄 学校関係者評価 評価 意見・要望等 ・学習指導については、各教員それぞれが授業力 ”気づき等”に記されている先生方の 3.26 向上を目指し、努力してきた。特に若手教員につい 取り組みに対して、いかに生徒達を 3.33 ては、春夏の2回、研究授業及び、入試問題研究を 上手く取り込んで頂けるか、興味を 継続して行っている。 持ち、探求、追及したくなるご提案を また、各教科、可能な限り教科研修会、また予備校 よろしくお願いします。 3.42 3.33 主催の研修会に参加した。 今年度初めて夢ナビライブに参加。 9,10… 3.42 ・教材開発、発問の仕方について、研究することを 目標としている。 ・今までの手法にとらわれず、新しいことにトライして 3.42 いきたい。 3.33 3.67 進路指導に関して、生徒、保護者ともにおおむね良 どのような使命をもって、将来、仕事 3.37 好かと思われる。 14 進路指導部からの情報の提供が適切になされている。 3.42 15 進路に関する相談や個人指導が適切になされている。 3.47 主に生徒 指導に関 16 全教職員が同じ姿勢で適切な生徒指導を行っている。 する事柄 気づき等 評価 2.80 17 部活動の指導は十分になされている。 2.65 私は、校則を熟知し、問題行動が発生した場合などの対処についても 18 理解している。 3.00 19 私は、授業中のみならず、生徒には適切な声かけを行っている。 3.25 以下のような気づきも出ており、今後についても生徒 のニーズに合った指導方法を考えていきたい。 ・何が進路指導なのかが、生徒に伝わってない部分 があるように感じる。 ・進路指導部からの情報などを含めて担任からの指 導が行われていると思う。 ・よくなされていると思うが、さらにきめ細かくやって いきたい。 16… 昨年よりも若干評価は上がったものの、教職員評価 、生徒評価ともに低い評価となった。風紀面での指 導など教員による対応の違いを感じているのではな いか。機会あるごとに、教員間での共通理解を深め ていきたい。 ・非常勤からは、どのような生徒指導をすべきか良く 分かってないという意見もあった。 ・スマホ教室を実施する(年2回)ことの有効性を考え ないといけない。 ・子どもの状況が変化している中、もっと色々学んで いくべきだと感じる。 17… ・生徒が主体的に活動できるような運営をしていくこ とができればより活性化する。 ・生徒指導も、部活指導も生徒の成長の大事な部分 だと思う。教職員の共通理解と活動時間の確保は必 に携わりたいのか、という視点から逆 3.67 算して、進路指導をいただけると具 体的に希望が持てるのではないでし ょうか。 3.67 4.00 先生方の共通理解と共に価値観を 共有されるとよいのでは…と感じます 3.33 。例えば”こうあるべき”ではなく”何 故そうなるのか”という視点から生徒 に関わられると、より生徒の発見、気 3.33 づき、願いを感じられると思います。 3.33 3.33 20 生徒の心身の悩みに応える体制や指導ができている。 学校は、いじめの早期発見、防止など、いじめに対する対応を十分に行 21 っている。 17… ・生徒が主体的に活動できるような運営をしていくこ 3.40 とができればより活性化する。 ・生徒指導も、部活指導も生徒の成長の大事な部分 だと思う。教職員の共通理解と活動時間の確保は必 要。 3.55 学校評価総括 ●それぞれの担当部署において、目標達成のため様々な方策に取り組んだ。おおむね良好な結果となっている。以下に反省点、気づきなどを挙げる。 ○教育目標、重点目標を踏まえた生徒への指導が反省点として挙げられる。教科、学年、分掌目標にも盛り込まれている部分なので、しっかりと取り組んでいきたい。 ○教職員間での協力体制の改善が必要な部分がある。気づきでもあったが、非常勤講師との共通理解をもっと高めたい。また各教員が抱えている仕事が多すぎるこ とも問題の一つと考えられる。分掌の整理も課題のひとつである。 ○学校から保護者への連絡・情報提供についてはメール配信の利用により、一定の効果があったように感じられる。今後についても保護者との連携をより強めていき たい。 ○広報活動については、HPだけでなく広報部を中心に中学校、塾への訪問、オープンスクール、学校説明会などの企画運営、学校案内、ポスター制作など多岐に わたっている。今年度は、校内の様子がテレビ、新聞等で紹介される機会も多くあり、よい広報になったと思う。 HPについては、更新頻度を上げていろいろな情報を公開した。 ●学習指導に関する部分については各教科の核となる部分でもあり、今回の結果をぜひ次年度につなげていきたい。 ○授業計画(説明・板書・発問)の自己評価が昨年に比べて評価が少しながら上がった。授業参観などを行い研修の場としたが、内容を工夫し有益な研修の場とした い。 ○家庭学習については学習時間調査などにより生徒の実態を把握、意識向上に努めている。今後も継続していきたい。 ○授業の満足度については保護者、生徒アンケートともにおおむね良好な評価をいただいているが、さらに進路実績にもつながるよう授業の工夫、改善に努めたい。 ●進路指導に関する部分についても、保護者、生徒アンケートともにおおむね良好な評価となっている。特に今年の卒業生の進路実績については、例年以上の結果 となった。次年度以降継続していけるよう努力していきたい。 ○進路指導(他の指導にも言えるが)については、担任のみならず他の教員(教科担当、部活顧問、養護教諭、etc)との連携、情報共有を高めたい。 ○進路指導での学年間、教科間の協力体制がここ数年でさらに強まってきた。さらなる進学実績の向上に努めたい。 ●生徒指導に関する部分について、教員の生徒への関わり方については小規模校ならではの近い距離感があり、それがサビエル高校の良さの一つであると感じる。 今年度より女子サッカー部、合唱部が活動を開始し、熱心に活動している。部活動の活性化の一助となった。 改善点すべき項目については以下の通りである。 ○部活動の指導に対する改善が必要であるが、部活動に充てる時間、指導者の確保など難しい面が多いのが現状である。放課後の活動時間の確保など、できる部 分から改善していきたい。 ○教員間の生徒指導に対する差について、教員、生徒ともに感じているという結果が出た。非常勤の教員も含めて共通理解を深めたい。 ○教員と生徒への関わりについてはおおむね良好と言えるが、特に担任はその関わりが大きく、一人では対処が難しい場面も出てくる。その時の協力体制であったり 、生徒への対応方法であったりといったことを学年、生徒支援担当が協力し、チームで関わっていくことが大事である。 3.33 3.67
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