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科
目
名
書
道
Ⅰ
使用教科書・副教材等
1
学科・学年・学級
普通科・1 学年・全クラス
単
2 単位(週2時間)
位
数
〔教科書〕書 Ⅰ
(教育図書出版)
学習目標
○
書道の諸活動を通して、創造的な表現の能力を伸ばし、鑑賞の能力を高めるとともに、表現に対
する豊かな感性と芸術を愛好する心情を養います。
○
書道や芸術文化への理解を深め、主体的な学習態度を身に付けるとともに、生涯芸術を愛好する
心情を養います。
2
学習方法
書道Ⅰでは、生涯にわたって書道を愛好し、書道と共に心豊かな人生を過ごすための基礎作り
に取り組みます。表現することの楽しみはもちろん、書字原則など生活にかかわる様々な分野の
表現に触れ、鑑賞することで文化や表現の多様さを学んでいきます。書道を通して、自分の心を
見つめ、感性を豊かにし、表現する喜びや感動を味わえるように積極的に参加しましょう。
3
学習評価
(1)
評価の観点と方法
評価
観点
書への
関心・意欲・態度
書表現の構想と工夫
創造的な書表現の
工夫
鑑賞の能力
(2)
評
価
の
観
点
書道への興味・関心を持ち、意
欲的・主体的に表現や鑑賞・技能
の習得をし、その喜びを味わおう
としているか。
評
価
の
方
法
・ 学習状況の観察
・ 課題の提出状況
・ 作品制作への取組状況
よりよい表現を求め、構想を練
り、創造的に創意工夫する姿勢を
身に付けているか。
・ 作品制作の内容
・ 自己評価の内容
書道の表現の豊かさや美しさ
を感じ取り、創造的に表現する技
能を身に付けているか。
・ 作品制作の内容
・ 自己評価の内容
多様な表現に興味・関心を持ち、 ・ 鑑賞プリントの内容
美しさを味わっているか。書道の ・ 相互評価の内容
文化的背景を十分に理解し、主体 ・鑑賞の感想の内容
的に鑑賞しているか。
各学期及び学年末の評価
各学期の評価は、作品制作、授業態度、課題の提出状況を総合して行います。学年末の評価
は、1・2・3 学期の評価を平均して行います。
4
学習のポイント
○
道具の準備や予習課題をして、授業に臨んでください。
○
実技や実習においては、主体的な態度で積極的に学習してください。
5 学習計画(予定)
月
学
習
項
目
オリエンテーション
4
漢字の書(楷書)
5
6
漢字の書(行書)
7
9
漢字の書(創作)
10
11
仮名の書
12
漢字仮名交じりの書
1
2
まとめ
3
学習のねらい
・ 学習上の心構えと概説につ
いて理解します。
・ 習字と書道の違いについて
理解します。
・ 起筆、送筆、収筆の意味と書
の線について理解します。
・文字の太さや形などバランス
を意識して制作します。
学
習
活
動
・ 授業内容、学習方法について
の確認をします。
・ 初唐の三大家の書について
学びます。
・ 楮遂良の書から筆の抑揚と
粘り強さを学びます。
・ 北魏の書の特徴と線の力強
さや息の長さを学びます。
・ 顔真卿の楷書について学び
作品と作者との関係を学び
ます。
・ 楷書と行書の違いについて ・蘭亭序を臨書し、行書の息遣
理解します。
いと文字の構成や筆順の変
・ 行書の流れと息遣いが生み
化を学習します。
出す美しさを理解します。
・ 行書の機能性や連綿につい
・ 作者の精神性が作品と密接
て学びます。
に関わっていることを理解 ・争坐位稿を臨書し、呼吸の雄
します。
大さを学びます。
・ 風信帖を臨書します。
・漢字二文字の創作を制作し、
・ 自分らしい言葉と表現を発
その過程で表現の多様性を
見できるように意識して制
学習します。
作します。
・制作を通して自分自身と対話
・ 意図を効果的に打ち出せる
することを学びます。
表現方法を工夫します。
・ 平安時代の仮名古筆を臨書 ・ 高野切を臨書し、仮名の用筆
し、日本独特の表現と美意識
法や空間のとり方を学習し
について理解します。
ます。
・ 漢字仮名交じりの書の創作
を通して、書の表現の奥深さ ・漢字と仮名の調和方法につい
を味わい、書としての呼吸の
て学習します。
大切さを理解します。
・文字の大小、字間や行間、墨
・ 素材となる文章を味わい、作
量といった要素によって変
者のイメージに自分のイメ
化する表現効果について学
ージを重ね、適切な表現方法
習します。
を模索します。
・紙面への効果的な構成法につ
て学習します。
・ 作品を鑑賞し、制作意図との
関係を探ります。
・制作します。
・ 鑑賞をします。