平成27年度校内研究 岩沼市立岩沼小学校 研究主題 言葉の力によって自分の考えを深める児童の育 成 ~書く活動を取り入れた授業づくりを通して~ <目指す児童像> 進んで読み,聞き,考えたことを,相手や目的に応じて書いたり, 話したりしながら交流を通して,自分の考えを深める児童 研究の視点① 研究の視点③ 研究の視点② 一人一人が意欲をもち, 一人一人が「言葉の 国語で培った「言葉の 自分の考えを深められる 力」を身に付けられる授 力」を応用した授業づく 交流のさせ方の工夫 りの工夫 業づくりの工夫 (アクティブラーニングの推 進) ●3人組など少人数によ る交流活動を実践。 ●授業場面における効果 的な交流活動の検討 ●効果的な発問のあり方 ●板書&ノート指導のあ り方 ●授業に生かす評価の在 り方 平成27年度 ●「言葉の力」の活用・ 習熟を図る多様な授 業 実践。 ・理科の実験方法の検 討 ・総合的な学習の発表 等 ・自分の考えを書き、交流を通して考えを深める国語授業づくりを実践します! ・国語で培った「言葉の力」を他教科・他領域で活用した授業を実践します! ・発問・指示、板書・ノート指導など、授業づくりの基本の見直します! 校木:プラタナス <主な成果> ○児童に身に付けさせたい力,そのため の言語活動を意識した授業づくりに対 する意識が向上した。 ○単元構成を位置付けた単元構想表,指 導案形式を作成することができた。 <主な課題> △どんなことができる力を付けるのか更 に吟味が必要。 △児童に身に付けさせたい力が付いた のか評価をする方法の吟味が必要。 平成26年度 平成25年度 ・全物語を扱う単元で単元を貫く言語活動を 位置付けた授業を実践。 ・物語を扱う単元における単元構想表を作成。 ・「言葉の力」を活用した他教科の実践をス タート(中間公開研究会で発表)。 ・全説明文単元で単元を貫く言語活動を 位置付けた授業を実践。 ・説明文単元における単元構想表を作成。 ・マトリックス表の見直し。 <研究の内容> ・研究授業及び授業検討会の実施 (各学年2回:中間公開研究会を含む。) ・学年授業及び授業検討会の実施 ・国語科を主とした各種研修会の実施 ・一人一授業公開の実施 <研究全体計画> 1年次 年次 年度 【平成26年度】 ◇物語における授業実践 2年次 【平成27年度】 ◇書いて伝える力を高める授業実践 授業 実践 ◇他教科・領域における言語活動を位 ◇他教科・領域における言語活動を位 置付けた授業実践 置付けた授業実践 3年次 【平成28年度】 ◇各教科・領域における言葉の力を高 める授業実践 ◇物語単元の単元構想表の作成 ◇言語活動を位置付けた各教科の年間 ◇言語活動を位置付けた年間指導計画 指導計画の作成 の運用・修正 ◇説明文単元の単元構想表の見直し ◇単元構想表の修正(新教科書版作成) ◇各単元構想表の見直し ◇身に付けさせたい力の定着を図る評 ◇身に付けさせたい力の検討・確認 ◇身に付けさせたい力の検討・確認 価のあり方の検討 ◇目指す児童像(学年部)の検討 ◇目指す児童像(学年部)の検討 ◇目指す児童像(学年部)の検討 内容 ◇研究のまとめ(1年次)の発行 ◇研究のまとめ(2年次)の発行 ◇研究のまとめ(3年次)の発行 ◇より見やすい・活用しやすい指導案・単元構想表形式の検討・修正・運用 ◇学力調査等の結果分析・考察及び情報の共有 ◇意識調査の実施,結果の分析・考察 ◇授業評価システム(Good Processor)を活用した授業参観,及び事後検討会の効果的運用(宮教大との連携) ◇ICT活用,NIE活動等,国語の授業づくりを支える諸活動の実践,情報収集 ◇先行実践等の情報収集及び周知 これまでの研究から 【単元評価重点一覧表(マトリックス 表】 【単元構想表】 年間の単元評価重点一覧表( 6 年・下) 国語への関 心・意欲・態 度 指導事項等 話 す ・ 聞 く 書 く 読 む 月 A 話すこと ・聞くこと ア 知 識 や 情 報 の 関 係 付 け イ 話 の 構 成 、 場 に 応 じ た 言 葉 遣 い ウ 共 通 語 と 方 言 の 違 い エ オ 話 立 し 場 手 や の 意 意 図 図 、 、 計 自 画 分 的 の な 考 話 え し 合 い B 書くこと ア 書 く 事 柄 の 収 集 、 整 理 イ ウ 文 事 章 実 全 と 体 感 の 想 構 、 成 意 見 な ど と の 区 別 エ 引 用 、 図 表 や グ ラ フ 伝統的な言語文化と 国語の特質に関する事項 C 読むこと オ 表 現 の 効 果 カ ア 表 朗 現 読 の 仕 方 に 着 目 し た 助 言 イ ウ 効 要 果 旨 的 、 な 事 読 実 み と 方 感 の 想 工 、 夫 意 見 な ど と の 関 係 エ 登 場 人 物 の 相 互 関 係 や 心 情 、 優 れ た 叙 述 オ 考 え の 広 が り や 深 ま り カ ア ア 複 ( ( 数 ァ ィ の ) ) 文 古 古 章 文 典 の や に 比 漢 つ べ 文 い 読 、 て み 文 解 語 説 調 し の た 文 文 章 章 イ イ イ イ イ イ イ イ ( ァ ) 話 し 言 葉 と 書 き 言 葉 と の 違 い ( ィ ) 言 葉 の 変 化 、 世 代 に よ る 言 葉 の 違 い ( ゥ ( ( ( ェ ォ ヵ ) ) ) 語 語 語 句 句 感 の と 、 構 語 言 成 句 葉 、 と の 変 の 使 化 関 い 、 係 方 語 句 の 由 来 ( キ ( ク ( ケ ) 送 り 仮 名 や 仮 名 遣 い イ ) ) 文 敬 や 語 文 の 章 使 構 い 成 方 単元・教材名 ウ ウ ( ( ァ ィ ) ) ) 比 第 仮 喩 六 名 や 学 及 反 年 び 復 漢 漢 字 字 配 の 当 由 表 来 の 、 読 特 み 質 書 き 、 使 用 1 人物の生き方を考えながら読もう 10 海のいのち ○ 言葉の由来に関心を持とう 11 ○ ○ 子ども句会を開こう ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ 2 「持続可能な社会」への取り組みについて調べよう ○ 未来に生かす自然のエネルギー ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ 3 資料を使って説明しよう 深めよう、言葉の世界 ○ ○ ◎ ○ ○ 言葉は変わる 12 ◎ 〇 ○ ◎ 4 戦争と人間の生き方をえがいた本を読み広げよう ○ ヒロシマのうた ○ ○ ○ ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 5 ふるさとの良さを文章で伝えよう 1 ふるさとの良さをしょうかいしよう 伝えよう、大切にしたい名言 2 ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ H25~26版です。 より見やすく,使いや すい形に今後工夫をし ていく予定です。 6 わたしたちの日本語について考えよう 豊かな日本語の使い手になろう (雨のいろいろ、数え方でみがく日本語) 3 ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ 〇 7 未来にむかって 君たちに伝えたいこと 春に ○ ◎ ○ 〇 〇 ○:その単元で評価する事項 ◎:そのうち特に重点的に評価する事項 【ICTを取り入れた授業実践&授業評価】 スマートフォン端末 を使って,授業の 「いいね」「う~ ん」を入力。集計結 果を見ながら授業を 振り返ることができ る 『Good Processor』 を使って事後検討会 を行います。 授業のタイムライン に沿って,的確に授 業を振り返ることが できました。 タブレットPCア プリ「iTouch」 で教科書を拡大 投影。注目させ たい部分に囲み を入れて,目立 たせます。 『iTouch』・・・宮城教育大学安藤研究室と岩沼小で共同開発したアプリです。 『Good Processor』・・・宮城教育大学安藤研究室のご協力をいただいて実施してい ます。
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