心を込めて言葉をつかう

教育目標「認め合い、学び合い、高めあう
心豊かな児童の育成」
~「知・徳・体・コミュニケーション」のバランスのとれた子の育成~
<目指す児童像>
かしこく(知)あかるく(徳)たくましく(体)なかよく(コミュ)
平成27年
城南小学校
7月号
TEL 798-4811
FAX 798-8736
ホームページアドレス http://jounan-e.saitama-city.ed.jp/ メールアドレス [email protected]
心を込めて言葉をつかう
校
長
髙
野
英
俊
雨が降ったりやんだりという天気が続く中、
先週、梅雨の晴れ間の2日間で全学年プール
開きができました。久々に(1年生は小学校
で初めて)プールに入っての学習ができ、皆
大喜びです。
先日もプールから聞こえてくる歓声があま
りに楽しそうだったので、プールサイドまで
子どもたちの学習ぶりを見に行った時のこと
です。泳ぎ終えて、プールサイドを通ってい
た男の子に「すべらないように気をつけて。」
と話しかけるとその子は「ありがとうござい
ます。」と丁寧に答えてくれました。さらに
「2 年目のあいさつ運動(6 年生)」
私に満面の笑みを向けてくれました。
「ありがとう」と答えられることだけでも素
晴らしいと思っていたところ、笑顔を返してくれたことに強く心を動かされました。
その子の「ありがとう」の一言と笑顔によって「声をかけてくれて、ありがとうござ
います!気をつけます。大丈夫です。」というその子の心の言葉が伝わってきたよう
に感じたからです。
また、私は朝の登校指導の際に通学路で登校する児童に挨拶をしています。この前、
通学班の先頭を歩くある高学年の班長さんが私の「おはようございます。」の挨拶に、
元気な「おはようございます。」の挨拶を返してくれ、同時に黄色の通学帽をとって、
ペコリと頭を下げ、にこやかな表情で低学年の子をリードしてくれていました。元気
に挨拶する子どもたちが増えてきた印象はあったのですが、帽子をとってにこやかに
挨拶できる子もいたのだとすっかり嬉しくなり、その日一日さわやかな気持ちで過ご
せたのでした。その姿から「今日も一日頑張ります。今日の学習が楽しみです。」と
いう心の言葉が伝わってきたからでしょう。
このような子どもたちとのやりとりを重ねるたびに、言葉の力・大切さを改めて確
認することができます。言葉には、相手に状況や考えなどを説明し、伝達するという
役割はもちろんのこと、人と人との心を繋ぐ力があるということ。さらに、音声では
なく表情やしぐさなどによる「心の言葉」も大切な役割をしているということです。
毎日つかっている言葉ですから、ぜひ心を込めて言葉を発し、さらに心の言葉も上手
につかいたいものです。
子どもたちが楽しみにしている夏休みまで約1か月となりました。梅雨明けと同時
に子どもの気持ちもワクワクしてくるだろうなと想像します。1学期のまとめの時期、
教職員全員で力を合わせ、子どもたちの指導にあたります。保護者、地域の皆様には、
変わらぬご理解とご協力をお願いいたします。