営農技術情報畑作(てんさい) ８月号平成２７年７月３１日発行上川農業改良普及センター名寄支所 ℡01654-2-4524 ＪＡ道北なよろ ℡01655-3-2521 ～病害虫の発生状況を確認し、適切な防除を！～１病害虫防除 (1)褐斑病褐斑病は高温多雨条件で多発します。発病状況を確認し、早期防除を実施しましょう。また同系統の薬剤の連用は避け、ローテーション防除を心がけましょう。【褐斑病の防除薬剤例】薬剤名グリーンペンコゼブ水和剤ホクガード乳剤プランダム乳剤 25 カスミンボルドーフリントフロアブル 25 系統名使用倍率(倍) 使用時期使用回数硫黄 DMI DMI 抗生・銅 QoI 400～500 倍 1,000～1,500 倍 3,000 倍 800 倍 1,500～2,000 倍 21 日前 14 日前 7 日前 7 日前 21 日前 5回 2回 3回 5回 3回注１：ホクガード乳剤とプランダム乳剤 25 は同系統なので、連用は避ける。注２：QoI 剤（フリントフロアブル）は耐性菌のリスクが高いことから、他病害も含め使用は年１回とすることが望ましい。 (2)ヨトウガ、ハダニ例年８月下旬頃からヨトウガの第２世代幼虫の発生が始まります。中位葉から新葉の食害を観察し、若齢幼虫時の防除を行いましょう。ハダニは高温・乾燥で多発しやすくなります。ほ場外周部に発生が見られれば、防除を検討しましょう。【ヨトウガ、ハダニの防除薬剤例】害虫名ヨトウガナミハダニ薬剤名系統名使用倍率使用時期使用回数マッチ乳剤ペイオフ ME 液剤ゲットアウト WDG ダニトロンフロアブルカスケード乳剤 IGR 合ピレ合ピレピラゾール IGR 3,000 倍 1,000～2,000 倍 2,000～3,000 倍 2,000 倍 4,000 倍 14 日前 14 日前 14 日前 7 日前 7 日前 2回 4回 4回 1回 4回農薬安全使用・必ずラベルを読み、使用量・時期・回数を確認し、適正に使用しましょう。・周辺作物への農薬飛散には十分注意しましょう。農作業中の熱中症に注意！暑熱環境下での農作業は、熱中症を発症しやすいので休憩をこまめにとる、水分・塩分補給をこまめに行う、帽子を着用し、汗を発散しやすい服装をする等予防に努めましょう。