1回目の薬剤防除 乳熟期(出穂 7日後) 2回目の薬剤防除 糊熟期(出穂

 (銘柄米生産情報 斑点米カメムシ類対策臨時号) 平成27年7月10日
斑点米カメムシ類の多発注意報発令中!!
~今、畦畔にいるカメムシはもうすぐ水田に飛んできます~
平成27年6月30日に福島県病害虫防除所が
斑点米カメムシ類の多発注意報を発令しました。
6月下旬のすくい取り調査によると、すくい取り数が
平年を大きく上回っています。
徹底した防除を行いましょう!
出穂前の管理
畦畔の草刈りはイネの出穂の10日前までに終了させましょう。
イネ科雑草の穂は、カメムシ類にとってえさ場であり、産卵場所でもあります。
ただし、イネの出穂間際になってから草刈りをすると、斑点米カメムシ類を水田内に
追い込むことになるので、早めに草刈りを終了させましょう。
また、ほ場内のヒエの抜き取りも徹底しましょう。
草刈り期間の目安
7月15日~7月25日まで
← 草刈り禁止期間 →
薬剤散布
出穂後の管理
イネの出穂状況に応じた薬剤防除を行いましょう。
出穂期は昨年並の時期で予測されています(会津地域研究所生育調査結果より)。
下記の時期を参考に薬剤防除を徹底し、お米の品質を守りましょう。
また出来るだけ地域で一斉に防除を行いましょう。
1回目の薬剤防除
乳熟期(出穂 7日後)
2回目の薬剤防除
糊熟期(出穂 14~16日後)
※出穂期とは、ほ場全体の50%の稲穂が出穂した日です。
※カメムシの常発地や出穂の早い品種のほ場、天のつぶ等の割籾の多い品種のほ場では、特に2回
防除が重要になります。
表 主なカメムシ類防除薬剤
薬剤名
使用時期
使用方法
使用量
総使用回数
キラップ粉剤DL
収穫14日前まで
散布
3~4kg/10a
2回以内
スタークル粉剤DL
収穫7日前まで
散布
3kg/10a
3回以内
※農薬使用前に、使用時期、使用量などをよく確認のうえ使用してください。
問い合わせ先
県会津農林事務所農業振興普及部(29-5306)もしくはJAあいづ(本店・各営農センター)までお願いします。