通 面 遠 造形総合科目(油絵学科版画コース指定科目) 0960 版画 I Web 試 4 単位(通信授業 2 単位、面接授業 2 単位) 永井研治教授、池田良二教授、遠藤竜太教授、高浜利也教授、今井庸介講師、木村繁之講師、木村真由美講師、小森 己講師、 渡邊洋講師 授業の概要と目標 版表現では、平、凸、凹、孔、の形式がある。それぞれ性質を異にするものであるが、版という共通 の概念によって結ばれている。 通信授業では、拓摺り、紙版画という凸版の表現を中心に、試行する。凸がかたちづくる形象を紙へ と写し取り、これを体感することで版表現の基礎として学習していく。拓摺りでは乾式と湿式の異なる 方法を試行する事によって凸版の可能性を探り、紙版画の版制作では、レリーフ状の画面を作る。この レリーフの凸部を写し取ることによって表象される形態をいかに紙の上へ導き出すか、表現として取り 組むことが前提にある。面接授業では、 「木版」か「リトグラフ」のどちらかを選択し、その基本技法 を習得する。版を使うことにより、まず造形的課題を明確にすることを目標にする。 課題の概要 ○通信授業課題 1 1-1 任意の形に拓摺りし、台紙上にコラージュした作品を制作する。 造形総合科目 1-2 拓摺りや印刷物を組み合わせてコラージュした作品を制作する。 ○通信授業課題 2 2-1 紙版の制作とその拓摺りをする。 2-2 紙版画を制作する。 ○面接授業課題 「木版」「リトグラフ」のどちらかを選択し、基本技法を習得しながら制作する。 ・「木版」イメージサイズ:30 × 45cm 程度 ・「リトグラフ」イメージサイズ:30 × 40cm 程度 授業計画 [通信授業] 学習指導書『版画 I・II 平成 27 年度』の「版画 I」 、 教科書『新版 版画』の第 2 章「拓摺り・コラグラフ」 を参照して、制作を進める。 [面接授業] ・「木版」または「リトグラフ」 (選択) 成績評価の方法 履修条件及び履修年次 第 1 日 午前:前提講義及び制作 午後:制作 第 2 ∼ 5 日 午前:制作 午後:制作 第 6 日 午前:制作 午後:制作及び採点・講評 通信授業課題と面接授業課題の総合評価とする。 [履修年次] 1 年次 [履修条件] なし [備 考] 油絵学科版画コース指定科目。 。版画コース 版画コース進学希望者は 1 年次に履修すること(2 年次編入学生は 2 年次) 3 年次編入学生は必修ではないが、履修することが望ましい。 スクーリング時に、受講人数を制限する場合がある(版画コース進学希望者を除く)。 教材等 教科書:『新版 版画』(武蔵野美術大学出版局 2012 年) (武蔵野美術大学造形学部通信教育課程 2015 年) 学習指導書:『版画 I・II 平成 27 年度』 162
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