垂乳根の、母を背負いて、そのあまり 軽(かろ)きに泣きて三

よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたはわずかな物に忠実だったから、私はあなたに
たくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。
マタイ25章21節
垂乳根の、母を背負いて、そのあまり
軽(かろ)きに泣きて三歩歩まず
9月21日は敬老の日です。きりんグループの子どもたちは、8月26日(台風の
翌日)永江サロン(おじいちゃん、おばあちゃん)の集いに招かれ、全員で参加しま
した。現在の社会づくりに人生をかけられた方々の温かさと潤いに満ちた交わりの楽
しさが見える子どもたちの帰園でした。
小羊保育園はおじいちゃん、おばあちゃんの送り迎えの多い恵まれた園です。共働
きのご両親にとってどんなに力強い応援でしょうか。当たり前のようですが、感謝す
べき第一のものと思います。
もう、75、6年も前の事ですが、中学1年生の頃、歯医者の叔父が生意気盛りに
入りかけた私に語った言葉忘れることができません。
『鳩は、三枝の礼を知る』
鳩は、礼儀の心があり、親鳥のとまっている枝から3本下の枝にとまる
ということ。鳥でも孝道を知っているというたとえ。(広辞苑の解説)
あのおとなしく、平和な鳩の中に親を大切にする姿があることを教えられた古人の
言でした。
今はいない父母に私はどれだけ、感謝を伝えただろうか。何もできなかった自分を
思い、ただ、父母と叔父に感謝のみ。
そして、10月に行われる若返ろう会に来てくださるおじいちゃん、おばばちゃん
だけでなく、両親にも感謝できる心が一人一人に育つよう努めたい9月です。
10月初めにはスポーツファンデーもあります。感謝の気持ちが育つ元気な体が養
われる気持ちの良い秋の日を祈ります。
シャローム
犬童松子