◆ 有限会社トキオコンセプト ◆ ■ 社会保険労務士 椎野事務所 ■ 椎 野 登 貴 子 東京都千代田区六番町6-20 グランドメゾン六番町504 2015年10月 Vol.180 TEL03-5275-2855 FAX03-5275-2859 [email protected] http://www.shiino-j.jp/ 労働契約を結ぶときの注意点 労働契約は、労働者が使用者に使用されて労働し、使用者がこれに対し賃金を支払うこ とについて、労使が合意することによって成立します。(労働契約法第6条) 労働契約を結ぶということは、 労働者は「会社の指示に従って誠実に働く」という義務を負うことになります。 会社は「労働契約で定めた給料を払う」という義務を負います。 人を雇うときに、会社は仕事の内容や給料、勤務日などの労働条件を明示します。 しかし、本人がその条件に納得していても、実際に働き始めたら会社が最初に言っていた 労働条件が違っていたり、会社は同じ条件で働いてもらっているつもりでも本人が誤解を していたら、労使の間にトラブルが発生します。 労働条件を結ぶときには、実態にあった労働条件をきちんと明示することが必要です。 労働基準法第15条 労働契約を結ぶときは、会社が労働者に対し、労働条件をきちんと明示することが義務として 定められています。 さらに、特に重要な次の6項目については、口約束だけではなく、きちんと書面を交付しなけ ればなりません。 ①契約の期間(労働契約はいつまでか) ※期間に定めがある場合は、契約更新があるか・契約を更新する場合の判断の仕方も 併せて明示が必要 ②就業の場所・業務内容(仕事をする場所はどこか、仕事の内容は何か) ③労働時間(始業・終業の時刻、休憩時間、残業の有無、休日・休暇、交代制勤務の場合 のローテーションなど) ④賃金(賃金の決定、計算と支払いの方法、締切日と支払日など) ⑤退職・解雇(自己都合退職・定年・解雇の手続きなど) 労働契約法第4条 上記以外の労働契約の内容についても、労働者と会社はできる限り書面で確認することが必 要であると定められています。 詳細は当事務所へお問い合わせください
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