清風中学校 阪神・淡路大震災を学ぶ!

2015年8月26日(水)から8月29日(土)
防災や減災に関する
ナマの断層を見
て、自然の力の大
きさを感じます。 実践的な知識を学ぶ
コーナーで、自分の
住む地域の「ハザー
ドマップ」を調べて
います。 清風中学校3年生「勉強合宿」
国指定の天然記
念物になってい
る野島断層。 かつてはふつう
に一直線になっ
ていた地形の溝
も、断層により
寸断されていま
す。
断層のすぐ近く
で奇跡的に残っ
た家「メモリア
ルハウス」。 塀や花壇が破壊
され、また家の
梁なども歪んで
いる様子が分か
ります。 清風中学校 阪神・淡路大震災を学ぶ!
中学1年時、「ジュニア防災検定」に臨んだ後の実体験。 天気は良好。六甲山系を眺めながら、
阪神高速神戸線を進みます。 1年生のときにジュニア防災検定を受検
し、3年生になった今年、阪神・淡路大
震災を見る機会を得ました。 20年前の震災と東日本大震災も詳しく
学びながら、新たな視点にたって、自分
がなすべきことを考えてもらう契機にな
る「勉強合宿」のスタートです。 まずやって来たのは、神戸市にある「阪
神・淡路大震災記念館 人と防災未来セ
ンター」です。 外壁に描かれた「1995」の数字が印象
的な建物です。 センターは、阪神・淡路大震災の経験
と教訓を後世に継承し、国内外の災害による被害の軽減に貢献する施設です。防災・
減災に関する様々な情報を発信し続けています。 まず、「あの日」の午前5時46分 地震破壊の凄まじさや、そこから復興にい
たるまでの歩みを映像と音響で体験します。 そのあと、地震直後からの街の様子、避難
生活の始まりなどを見、そこから徐々に復興
が進んでいく。それぞれの場面についてのナ
マの資料や写真を、時間の経過にしたがい、
提供者のコメントとともに見ていきます。
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2015年8月26日(水)から8月29日(土)
清風中学校3年生「勉強合宿」
淡路島「北淡震災記念公園」も訪門。 被災された「語り部」の方の話を伺いました。
地震直後、自然のあまりにも大きな力の前に翻弄さ
れ、その中で自分の命を守り、家族の安否を心配しな
がら過ごされた生々しい話。 特に、お互いの生活の様子までよく知っていたおかげ
で、瓦礫の下敷きになった人をすぐに見つけ出すこと
ができました。日頃のコミュニケーションの大切さを
感じた話です。 「万一のとき、一人でも多くの方に
命を守ってほしい」 引率教員の座談会に涙・・・。 夕食後、引率教員の何人かで座談会を行いました。 20年前、自身やご家族の方が被災したりボランティア
等で現場に入ったりしたときの体験を語りました。 時に涙ぐむ場面もありながら、それでも懸命に語って
いただきました。身近な先生方の話はより現実味を
もって聴いてくれたようです。 震災について考えるスピーチはクラス予
選を経て、本選スピーチへ。 「勉強合宿」で体験したこと、夏休みの課題や家族
との話などを振り返りながら、「震災」を考えました。
そして発表会に向けてのクラス予選会、クラス全員で
それぞれを評価します。 内容はもちろん、声の大きさ、目線、身振り手振りや
表情など多様です。聴き手は付箋を持ってコメントを
書いていきます。 各クラスの予選会で選ばれた代表者がこの日のため
に特注した「清風魂・代表ユニフォーム」を着用して
本選に臨みます。 優勝は僅差で吉田くん! 派手さは無いが一つ一つ問題点をしっかり具体的に
とらえ、自分の言葉で語ってくれました。聞き応えの
あるスピーチでした。
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