夏休みの過ごし方のポイントは？まとまった時間が取れる夏休みは、同時に暑さでだらける季節でもあります。それだけに、この時期を有効に過ごした子と、怠けてしまった子とではものすごく大きな差が生まれます。それが、「夏が受験の天王山」と言われる所以なのです。効果的な夏にするには、どういったことに気を付ければいいのでしょう。｢夏期講習｣はお子さんの学力を考えて低学年は普段できない経験を塾に通っていれば、｢夏期講習｣や｢勉強合宿｣のお知らせを家にいるとついダラダラしてしまうからと、低学年でもお子さんが持ち帰っていることでしょう。でもお知らせや夏期講習に通わせるご家庭も多いと思います。夏期講習チラシを検討する前に、先ずはお子さんの学力状況、ウィー期間中は、家でもその予復習をしっかりやり、夏期講習でクポイントをチェックしてみてください。やることをしっかり身につけることに集中してください。お子さんの苦手教科は何か、特に苦手な単元はないか、そのほかの期間は、受験学年になるとできないことをしてこれまでの塾内テスト、外部の模擬試験の成績表などを材料おくことをお薦めします。家族で旅行に出かける、自然とに、この機会にお子さんの学力を総点検してみましょう。触れる、本を読む、スポーツをする、趣味に打ち込む、できれば、答案も点検して、読解はちゃんとできているか、お稽古事を目いっぱいやる……、それに家の手伝いも記述問題もちゃんと書けているか……など、各教科・各単元たくさんさせてください。の理解・知識だけでなく、答案作成上の読解力・記述力、中学校の先生に話を聞くと、小学校時代に十分外遊びせず、ケアレスミスなどまでチェックできるといいのですが……。机に向かう勉強だけしかしてこなかった子は、どこかに欲求というのは、2学期になると、志望校の過去問対策や応用問題不満状態が残っていると言います。にとりかかるようになるので、時間の取れる夏休みこそが今の子は住宅事情の関係から動物を飼ったり、植物を育て苦手を克服する貴重なチャンスだからです。たりする経験が乏しくなっています。また、虫にさわれなそうした学力総点検をやって、いまお子さんにはいちばんかったり、裸足で泥の中に入れなかったり……といった何が必要なのかをハッキリさせること。夏期講習をどれに自然体験が乏しくなっています。するかは、それからです。こうした実体験が乏しいと、面白がるもの、強い関心を大手塾の場合には、夏期講習にもレベル別だけでなく、短期抱くものが何もなかったりします。子どもは大好きなものにのテーマ別特訓、志望校別特訓など様々なオプションを用意ついては飽きることなくいつまでも関わり続けます。しています。このうちどれがお子さんに必要か、というそうしたこだわる対象があってはじめて、自分から調べる姿ように考えて選びます。塾とも、こちらで考えた候補を勢が自然と身につき、深い勉強につながるのです。ですから、持って相談するといいでしょう。忙しくなる受験学年になる前に、この大好きなものに出会うここまでいろいろ述べてきましたが、いちばん大切なことキッカケを作ってあげていただきたいのです。は、本人の行きたいという意思です。友だちも行くから、最後に、体力をつけることも是非やってください。毎年、親に言われたからでは、高い講習料を払っても何にも身につ肝心の追い込み期に体調を崩してしまう受験生がいます。かないことになります。お金を出す前に、金額を示して本人また、体力がないために気力も湧かないケースも頻繁に見らの覚悟を促すことをお勧めします。そうしたことが、講習のれます。そうならないために、受験学年になる前に体を鍛え効果を高めることにつながるからです。ておくことが大切です。中学受験の保護者に送るホットメッセージ第2回安田教育研究所代表安田理 × 安田教育研究所 2 0 1 2 年オリジナル編集タイアップ企画