校長室だより 169号 [PDFファイル/459KB]

校長室だより 第 169 号
平成 28 年 9 月 5 日
8/22~8/25
河口湖勉強合宿の報告
東洋大学附属牛久中学校高等学校 校長 遠藤隆二
8 月 22 日(月)、台風の影響による大雨の中、1
年特進コース 67 名がバス2台に分乗して、午前9
時、河口湖での「勉強合宿」に向かった。途中、筑
波大学に寄って約2時間、プロモーションビデオを
見るなどして筑波大学での学びについて理解を深
めた。正午過ぎ、風雨が激しくなる中、河口湖の東
洋大学セミナーハウスに向かった。外出を控えなけ
ればならない状況ではあったが、気象庁の天気図を
見ながら、安全を確認しながら目標である日本一の
山・富士の見えるセミナーハウスを目指した。「如
午後5時頃、風雨はおさまり、美しい富士山が見えていた。
何なる障害も乗り越えん」とする強い気持ちをもっ
た1年特進集団の思いが伝わったのか?
到着し
た午後5時頃には、風雨は全くおさまり、美しい富
士山が見えていた。それから富士はずーっと顔を出
し続け、この集団を励ましてくれていたようだ。
勉強合宿の目的は「しおり」に「学習習慣の点検・
改善を行い、学習の在り方を考える。」とあり、こ
の目的が達成されるよう、タイムスケジュールが組
まれている。起床は6時 30 分、67 名を4グループ
に分け、それぞれのグループが1日、90 分の英語・
数学・国語の3コマ、プラス一1コマ、合計4コマ
を行うとともに、午後9時から 12 時までは自習時
間、就寝は午前0時 30 分となっている。食事と入
頑張っている仲間の姿に刺激を受け、「やらなくちゃ」と思ったという自習時間
浴時間の他に、午睡の時間が設けられていた。
アンケート調査結果によると、「今回の勉強合宿
は有意義だった」が 89.5%、「授業と自習時間の配
分はちょうどよかった」が 80.6%、「初めての 90
分授業に集中力が続かなかった」が 28.4%、「午睡
の効果はなかった」が 12%、自習時間の中身につ
いては「自分の勉強」が 28.3%、「夏休みの宿題」
が 53.8%、「自分の勉強と夏休みの宿題が半々」が
17.9%、「友達の自習する姿から刺激を受けた」が
65.7%、「1日2時間の自習は今後も続けられる」
が 85.1%、「セミナーハウス(施設・食事)の満足
度」は、85.1%であった。以上の生徒のアンケート
午後 12 時過ぎても止めようとせず、頑張っている者が多かった。
結果を総合すると、勉強合宿は「やってよかった」
と評価できよう。
夕食の準備をする
夕食の様子
食堂の窓からも富士山が見える
食事は見た目より美味しいとの評判
オリエンテーションの様子・・・主体的に自ら学ぶのだ・・・
グルーブの話し合いの様子・・・課題は何か・・・
リーダー会議の様子・・・リーダシップをどうとるか・・・
上記の写真提供はすべて武藤教頭先生
1年特進コース 67 名は、入学1か月後の5月 10 日に東洋大学白山キャンパスと明治大学駿河台キャンパスを見学
し、第1回定期考査終了翌日の5月 28 日に「牛久大仏」経由で「あみプレミアム・アウトレット」までの往復約 20
㎞をひたすら歩く遠足「強歩」を行った。そして、今回の勉強合宿。事情のある者を除き、すべて全員参加である。
「大
学見学」で何を学びたいかを知り、「強歩」でこれから学ぶための体力と根性・精神力を身に付け、「勉強合宿」で自
ら主体的に学ぶ学び方を学んだのではないかと思う。3年間の高校生活や大学受験勉強を「山登り」に例えると、こ
の集団はかなり計画的に登りはじめていて、富士登山で言えば、既に5合目あたりまで行っているかも知れない。
この集団はこれまで学校や担任の枠組みの中で動いてきた。しかし、大学受験は競争であり、競争に打ち勝つため
には個人の努力に負うところが大きい。自ら進んで競争の中に入り、最後までその競争を続けられるかどうか、成績
の伸び悩みや精神的スランプ、勉強の困難さもある。それらに耐え、それらを乗り越え、目標に達するまで粘り強く
頑張れるかどうか、少々心配にもなる。これらの試練に耐えた時に目標大学の合格を手にすることができるはずだ。
富士登山は5合目からが勝負。直射日光を避けるため、夜、カンテラを照らしながら一歩一歩登る。一晩中登りに登
って頂上に辿り着いたとき、雲海の彼方に陽が輝き始める、その日の出を見ることが目標大学の合格に例えられよう。