教 育 研 究 業 績 平成27年7月31日 氏名 半田 勝久 学位:修士(教育) 研 究 分 野 研 究 内 容 の キ ー ワ ー ド 教育学、科学教育・教育工学 主要担当授業科目 教育学、教育工学 教育方法論、情報機器の操作 教 育 上 の 事項 1 教育方法の実践例 ①「情報科学入門」 能 力 に 関 す る 事 項 年月日 概要 平成 13 年 4 月~ 現在に至 る 今日著しい進歩をみせる情報化に対応できる人材を育成するた め、①情報リテラシーの修得、②今後の生活にコンピュータをツー ル (道具) として使えるようにすることを講義の目標に据えている。 情報リテラシーをコンピュータリテラシーの上位概念と捉え、ワー プロ・表計算ソフトを利用できるようになるだけでなく、コンピュ ータの基本機能とハードウェアの概要、プログラムなどの意味理 解、さらには教育工学・教育方法論・情報教育制度論をも取り入れ た講義・演習を行っている。 基本的な知識および技術修得後、日本語ワープロ検定、情報処理 技能検定(表計算) 、情報処理能力検定といった各種検定試験を実 施し、それぞれ 6~8 割の合格者を輩出している 平成 13 年 4 月~ 現在に至 る 現在、情報関連技術の発達や、パソコン等様々な機器の普及によ り、場所や時間を問わず、瞬時に必要な情報を受信、さらには発信 することが可能となっている。 このような時代を積極的に実りある ものとしていくために、 情報機器を活用し、 どのように情報を受信、 発信するか(インターネットへの接続、ホームページ作成)、加え てそうした情報を他者に伝えるためのプレゼンテーション技術は 如何なるものか(PowerPoint を用いたプレゼンテーション実習) について演習を行っている。 ③「人権教育」 平成 14 年 4 月~ 現在に至 る 日本体育大学非常勤講師 人権・権利の歴史的展開、子どもの人権、労働者の人権、ジェン ダー論、ハンセン病元患者の差別、HIV 感染者の差別、被差別部落 問題、北朝鮮による拉致問題、児童労働、グローバリゼーションな どについて討究する。 他に、教育における問題群を抽出し、歴史的背景、現状、課題、 解決策などを討究する。 並行して、教員採用試験に必要とされる教育法規の基本的知識、 さらには将来の教育者としての実践に必要な知識・技能を習得する ことを目標に据え、教育法体系の仕組み、教育の基本法規、教育制 度の基本原理を学習する。 ④「教育原理」 平成 16 年 4 月~9 月 教育原理について、特に教育(学)とは何か、子ども観・教育観、 子どもの人権・権利論、教育制度・学校制度、教職、教育(学校) における問題群(体罰・いじめ・虐待・孤立する子どもたち)など について、討究する。 ⑤「教育実習Ⅱ(福祉) 」 平成 16 年 4 月~9 月 教育実習の目的、教育現場の実際と課題、教師の役割、学校の仕 組み、教師の仕事、福祉科教育法、指導案の作成、研究授業、実習 事後指導などについて講義および演習形式で学習する。 ⑥「情報機器の操作」 平成 16 年 4 月~ 現在に至 る 今日著しい進歩をみせる情報化に対応できる人材を育成するた め、①情報リテラシーの修得、②今後の生活にコンピュータをツー ル(道具)として使えるようにすることを講義の目標に据える。情 報リテラシーの概念整理、コンピュータの基本機能の理解、タッチ メソッド、インターネットによる情報検索法、子どもがお気に入り のホームページ検索、文書の作成・編集(Word) 、表計算(Excel) 、 プレゼンテーション(PowerPoint)を中心としたアプリケーショ ン・ソフトウェアの操作技術を習得する。授業では、日本語ワープ 新カリキュラム移行のため現在は「情報入 門Ⅰ」 ②「情報科学演習」 新カリキュラム移行のため現在は「情報入 門Ⅱ」 ロ検定、文書デザイン検定、情報処理技能検定、プレゼンテーショ ン作成検定の受検も視野に入れる。 ⑦「子ども学基礎演習」 平成 16 年 4 月~ 現在に至 る 子ども学科で学ぶ際のガイダンス的な役割を果たす科目である。 (1)子ども学とは何か、 (2)子ども学が対象とする問題群の把握、 (3)それらを研究するにはどのような方法があるのか、 (4)自分 の現在の問題関心は何か、 (5)将来子ども学を自分の生活の中で どのように生かすか、 これらを探求することをこの授業の目的に据 える。高校と大学とのアーティキュレーション(接続)において、 どのように自分を対応させていけばよいのか、 そして大学教育にお ける学びとは何かを考えていく基盤の形成に役立てる。 ⑧「教育情報の処理論」 平成 17 年 4 月~ 現在に至 る 氾濫した教育情報のなかから、①必要な情報を読み取る力を身に つけること、②取捨選択しそれらを加工・処理できるようになるこ と、③分析できる方法論を習得することを講義の目標に据える。 まずは、教育に関する新聞やインターネット記事、映像教材など の検索法を学習する。注目する記事やグラフ、映画やテレビなどの 映像メディアから、 制作者が何を伝えたいかについて読み取る力を 身につける。次に、文書の構造について学習し、ビジネス文書、画 像・Web ページを利用したデザイン文書作成術を学ぶ。そして、 習得した知識や技術を応用し、各自情報を収集・加工し、園便りの 作成に挑むなかで、 人に情報を伝える技法と留意点について考察す る。第3に、PowerPoint を利用し効果的なプレゼンテーションの 技法を学ぶ。 実践としてオリジナルの動く絵本を作成し、 発表する。 ⑨「教育情報の処理演習」 平成 17 年 4 月~ 現在に至 る 教育に関する情報を加工・処理していくため、まずは、与えられ た情報をもとに表やグラフを作成・編集したり、ビジネス文書や依 頼文書をデザイン含め作成することができるようになることを第 1の目標に据える。そのため、これまで学習した表計算ソフト (Excel)、ワープロソフト(Word)、プレゼンテーションソフト (PowerPoint)の操作技術に磨きをかけ、情報処理技能検定2級、 日本語ワープロ検定2級、文書デザイン検定2級、プレゼンテーシ ョン作成検定2級の合格レベルまで到達する。次に、自分の考えて いることを他者に伝えるための論理的な思考方法や技術を学習す ることを第2の目標に据える。そのため、与えられた情報やテーマ ではなく、 自分たちの独創的な発想を企画書や指導案にまとめ発表 する。 ⑩「教育法演習」 平成 18 年 4 月~ 現在に至 る 教育法規の基本的知識、さらには将来教育・保育者として実践に 必要な知識・技能を習得することを目標に据える。授業では、教育 法制度の原理・原則の解説にとどまらず、子どもと法、政策、人権、 権利に関する新聞記事や日々のニュースをとりあげるとともに、映 画など映像教材を活用し、 具体的事例からその背景にある諸課題に ついて言及していく。 内容としては、主に、教育権と学習権、義務教育、教育の理念・ 目的、教育の機会均等について、史的展開や国際社会にも目を向け 理解を深める。学校教育に関しては懲戒や体罰について、法解釈学 や法社会学の観点から論点を明確にする。 ⑪「課題研究」 平成 19 年 4 月~ 現在に至 る 卒業論文、卒業制作にあたるもので、学生個人個人がテーマを設 定し、子どもに関する様々な問題を取り上げ、それぞれの研究領域 に従った方法により学習成果をまとめ上げる。 子どもに関して学生 の興味、 関心に従い、 それぞれの研究に最も近接した領域を指導し、 最終的に成果として卒業論文を提出する。 ⑫「児童福祉特別講義Ⅰ」 平成 19 年 4 月~9 月 東洋大学非常勤講師 児童福祉の基本理念は、子どもの権利・人権の尊重とそれらの実 現に他ならない。本講義では、子どもの権利・人権の理念と現実に ついて討究することを目的とする。そのために、子どもの権利・人 権の歴史的背景や構造をおさえたうえで、具体的事例を通しなが ら、社会に根付く子どもの人権実現の壁について考えていく。そし て、世界や日本における子どもの権利救済・モニタリングシステム や総合的子ども施策について検討していく。 平成 22 年度より「教育法演習Ⅰ」「教育法 演習Ⅱ」に分離 ⑬「教育制度論」 平成 20 年 2月 筑波大学非常勤講師 教育法制度、子ども関連法制度など教育制度の法理論について、 具体事例をあげながら福祉領域にまで視野を広げ、 受講者と議論す るなかで理解を深めていく。 ⑭『授業研究改善報告書』 平成 17 年 3月 本学における教育の現状や問題点を把握したうえで、 大学教育の 根幹である授業の展開方法を見直し、 そこから見えてきた様々な問 題点や改善点をそれぞれの授業展開にフィードバックさせ授業改 善につなげる試みをまとめた。 主たる担当は、 授業改善のための授業分析手法と授業分析のため の授業評価との関係を討究し、分析枠組みを設定し、他者および自 己の授業を分析した。そのなかには、パワーポイントを用いた授業 のメリット・デメリットについても考察した。 担当: 「Ⅱ 第2章第3節 授業分析と授業評価の関係」 (pp.24~ 25) 、 「Ⅱ 第4章第1節2.F.共通領域部」 (pp.58~60)、 「Ⅱ 第 4章第2節3.C.教育原理」 (pp.101~103) 共著者:木内四郎兵衛、国分康孝、岡田明、飯田範子、富田初代、 川合治男、飯塚久男、半田勝久、福山裕宣、栗原晶江、青柳隆志、 今仲昌宏、古閑恭子、今中博章他 20 名 平成 13 年4月 (全体概要) 教員志望者を対象に、 教職教養としての法規を中心とした学校教 育と人権教育の基礎的な知識・技能を身につけることをねらいとし て編まれた著書である。 (担当部分概要)pp.121~141 担当: 「子どもの権利と教育」 子どもの権利と教育との関係を考えていくために、まず、「子ど もの権利条約」に着目し、(1)子どもの権利思想の歴史的経緯を明 らかにし、(2)「子どもの権利条約」の構成・内容と特徴を整理し た。そして、次に、 (3)教育の概念を規定し、 (4)教育と子どもの 権利との関係を考察したうえで、(5)それを踏まえ、子どもの権利 が侵害されないよう監視していく機構として最近我が国でも注目 されてきた「子どものためのオンブズマン(オンブズパーソン)」 制度について検討し、今後の子どもの権利を救済・監視していく制 度の在り方について考察した。 清水一彦編著 共著者:清水一彦、広瀬義徳、半田勝久、一木玲子、牛尾直行 ①-2『教育と人権[新訂版] 』 平成 19 年 10 月 (全体概要) 上記『教育と人権』 (平成 13 年 4 月)の新訂版である。 (担当部分概要)pp.130~149 担当: 「子どもの権利と教育」 上記内容に加え、 自治体レベルにおける子どもの権利に関する条 例の動向について加筆した。 清水一彦編著 共著者:清水一彦、小野瀬義行、広瀬義徳、長谷川勝彦、半田勝久、 一木玲子、牛尾直行、相良亜希 ②-1『要説 教育制度[新訂版] 』 平成 14 年 3月 (全体概要) 教育制度の基本用語の理解を助け、 現代の広範かつ大規模な教育 改革をより広い視野の中に位置づけるとともに、 教育改革の案内者 としての社会的役割を果たそうとする多面的・総合的テキストであ る。 (担当部分概要)pp.226~227,228~229 担当:ⅩⅣ(3)「情報社会と教育制度改革1」、ⅩⅣ(4)「情報 社会と教育制度改革2」 生涯学習体系論における情報教育・教育の情報化の進展、現状、 今後の課題について、教育政策を踏まえた上、解説した。 取り上げた項目としては、情報社会の進展と生涯学習、生涯学習 における情報化の現状と可能性、生涯学習における情報化の課題、 情報教育の目標、文教施策における新しい取り組み、初等中等教育 2 作成した教科書,教材 ①-1『教育と人権』 における情報化への対応などが挙げられる。 教育制度研究会編 共著者:秋川陽一、荒川麻里、池田賢市、石毛久美子、一木玲子、 牛尾直行、江幡裕、大谷奨、大和田雄一、小野瀬善行、窪田眞二、 桑原敏明、古川和人、猿田真嗣、渋谷英章、清水一彦、田邊俊治、 中村裕、西山薫、野津隆志、馬場将光、林量俶、半田勝久、平田敦 義、広瀬義徳、藤井穂高、藤澤健一、藤田晃之、藤田祐介、堀和郎、 嶺井明子、宮崎孝治、柳林信彦、吉田武大、和賀崇 ②-2『要説 教育制度[新訂第二版] 』 3 教育上の能力に関する大学等の評価 ①学生指導 ②学生による授業評価 平成 19 年 10 月 (全体概要) 上記『要説 教育制度[新訂版] 』 (平成 14 年 3 月)の新訂第二 版である。 (担当部分概要)p.76,pp.236~237 担当:Ⅴ(2)初等教育の目的と内容 小学校の目的と教育目標、教育課程の編制と基準、初等教育にお ける接続の課題について解説した。 担当:ⅩⅣ(3)「情報化の進展と教育制度改革」 情報社会の進展と生涯学習、情報教育の進展、情報教育の今後の 課題について、教育政策を踏まえた上、解説した。 教育制度研究会編 共著者:秋川陽一、荒川麻里、池田賢市、石毛久美子、石嶺ちづる、 一木玲子、牛尾直行、江幡裕、大谷奨、大和田雄一、小野瀬善行、 窪田眞二、桑原敏明、古川和人、相良亜希、猿田真嗣、渋谷英章、 清水一彦、下村哲夫、田邊俊治、角替弘志、デメジャン・アドレッ ト、戸室憲勇、中村裕、西山薫、野津隆志、橋場論、馬場将光、林 量俶、半田勝久、平田敦義、広瀬義徳、福野裕美、藤井穂高、藤澤 健一、藤田晃之、藤田祐介、堀和郎、真野宮雄、嶺井明子、宮崎孝 治、柳林信彦、吉田武大、和賀崇 平成 13 年 4 月~ 現在に至 る マルチメディア教室を開放し、 空き時間帯には情報リテラシー修 得の支援を積極的に行っている。担当科目受講者に限定せず、1 年 生から 4 年生まで幅広く、情報機器の基本的操作をはじめ、情報関 連の検定試験対策講座の開催、ホームページ作成の支援、レポート 作成の技術的・研究的視点からの指導を実施している。 オフィス・アワーの時間帯は研究室を開放し、学生に対する教育 上の指導、相談活動を熱心に行っている。 また、教員採用試験や地方公務員試験、大学院受験対策の指導に も熱心である。 平成 14 年 7月 当該教員は、 下級教育段階における情報教育の体系化及び学生に よる授業評価を踏まえ、情報科学関連の講義・演習内容を一新して いる。例えば、 「情報科学入門」では、多くの時間を費やしていた プログラミングの時間を表計算ソフト(EXCEL)演習に変更し、で きる限りコンピュータを使用する授業形式へと転換した。その結 果、日本語ワープロ検定に加えて、情報処理技能検定(表計算)の それぞれ2・3級合格者を多数輩出することとなった。多くの受講 者を技術面で2級レベルまで到達させるなど優れた教育能力を有 している。 東京成徳大学『現代の学生の求める授業を目指して ―教育・研究 改善検討委員会報告―2002』 (全 392 頁) pp.335~345 4 実務の経験を有する者についての特記 事項 ①八千代市子ども人権ネットワ-ク ②八千代市職員研修会 ③八千代市教職員研修会 平成 15 年 6 月~現 在に至る 平成 19 年 1 月~2 月 平成 19 年 八千代市子ども人権ネットワ-ク学識者 八千代市職員研修会講師 八千代市教職員研修会講師 8月 平成 19 年 9 月~現 在に至る 平成 20 年 2月 平成 22 年 8 月~11 月 平成 22 年 10 月 ④川崎市子どもの権利委員会 ⑤埼玉県人権啓発地域指導者研修会 ⑥厚生労働省「子育て家庭の状況等に係る 調査検討会」 ⑦千葉県人権啓発指導者養成講座 5 その他 ①「学内 LAN を利用した教育の情報化に関 する基礎研究」 務 上 平成 19 年度埼玉県人権啓発地域指導者研修会講師 厚生労働省「子育て家庭の状況等に係る調査検討会」委員 平成 22 年度千葉県人権啓発指導者養成講座講師 平成 14 年 4 月~ 現在に至 る 平成 22 年 9 月~現 在に至る ②ICT 活用講習会講師 職 川崎市子どもの権利委員会委員 の 実 事項 学内の情報環境設備が整うなか、学内 LAN の運用方法、情報教育の 充実化、マルチメディア教室の効果的運用を検討している。 大学の教職員対象に ICT 活用講習会を開始しその講師を務めてい る。 績 に 関 す 年月日 る 事 項 事 項 概要 1 資格,免許 幼稚園教諭二種免許 小学校教諭専修免許 中学校教諭専修免許 外国語(英語) 高等学校教諭専修免許 外国語(英語) 平成 5 年 3 月 平成 8 年 3 月 平成 8 年 3 月 平成 8 年 3 月 2 特許等 愛知県教育委員会 愛知県教育委員会 愛知県教育委員会 愛知県教育委員会 特になし 3 実務の経験を有する者についての特記 事項 4 その他 研 究 業 著書,学術論文等の名称 単著・ 共著の 別 (著書) 1.『子どもオンブズパーソン 子 どもの SOS を受けとめて』 共著 特になし 特になし 績 等 発行又は発 表の年月 平成 13 年 3 月 に 関 発行所,発表雑 誌等又は発表 学会等の名称 日本評論社 (全 324 頁) す る 概要 (全体概要) 国内外の「子どもオンブズパーソン」制度 の動向について、日本ではじめて体系的にま とめられた実践・研究書である。 (担当部分概要)pp.259~270 担当: 「ノルウェー・子どもオンブズマン - 子どもの権利実現への架け橋」 世界で初めて公的に設置されたノルウェー の子どもオンブズマン制度について、その運 用方法、史的展開と特徴、特質と役割・意義、 現状などについて論究した。 同制度の法的構造を解説したうえで、それ に基づいた実際の運用方法について同制度設 置により何がどのように変化したかを明らか にするとともに、申立てが処理される手順を 図式化し、さらに歴任者と当時期の主な特徴 などを解き明かしたことは、今後の日本にお ける制度を検討していく上で有効なものとな った。 喜多明人・吉田恒雄・荒牧重人・黒岩哲彦編 共著者:吉永省三、野澤正子、瀬戸則夫、堀 正嗣、塚野善恵、横井真、住友剛、影山秀人、 野田美穂子、吉田恒雄、小宮山健治、鈴木幸 雄、山田牧子、豊田キヨ子、川﨑二三彦、徳 永雅子、澤畑勉、喜多明人、平清太郎、黒岩 哲彦、奥地圭子、星野弥生、山本聡子、牟田 悌三、保坂展人、下村善量、石橋昭良、平野 裕二、半田勝久、荒牧重人・黒岩哲彦 2-1.『教育と人権』(再掲) 共著 2-2.『教育と人権[新訂版]』 (再 掲) 共著 3-1.『要説 教育制度[新訂版]』 (再掲) 共著 3-2.『要説 教育制度[新訂第二 版] 』 (再掲) 4.『子ども支援の相談・救済 ― 子どもが安心して相談できる仕 組みと活動』 共著 5.『ガイドブック 教育法』 共著 編著 平成 13 年 4 月 紫峰図書 (全 183 頁) (再掲) 平成 19 年 10 月 紫峰図書 (全 207 頁) (再掲) 平成 14 年 3 月 学術図書出版 社 (全 323 頁) 学術図書出版 社 (全 336 頁) 日本評論社 平成 19 年 10 月 平成 20 年 3 月 (全 211 頁) 平成 21 年 4 月 三省堂 (再掲) (再掲) (全体概要) 子ども支援の相談・救済の先駆的な活動を 展開している自治体の現状と課題を明らかに するとともに、全体を通してこうした制度を 構築するための理論的枠組みを提示してい る。 PartⅠ 子どもの自己肯定感と権利の救済・ 保障 PartⅡ 子どもオンブズパーソン活動の展開 PartⅢ 子ども相談・救済の多様な展開 (担当部分概要)pp.109~115 担当: 「八千代市「おにいさん・おねえさん子 ども電話相談」―自治体と大学が協働する意 義と可能性―」 子ども相談の新たな展開として、八千代市 と東京成徳大学が協働して運営している八千 代市「おにいさん・おねえさん子ども電話相 談」について討究している。まずは、子ども 電話相談設置の経緯と仕組み、電話相談事業 の実際について明らかにした上で、自治体と 大学がこうした制度を協働して運営する意義 について検討している。そして、これまでの 運営からみえてきた子ども電話相談の課題を 明らかにし、最後に八千代市の子ども施策の 展望について具体的研究課題を提示してい る。 荒牧重人・吉永省三・吉田恒雄・半田勝久編 共著者:荒牧重人、内田塔子、森澤範子、羽 下大信、浜田進士、目々澤富子、岡田幸三、 日比野陽子、吉永省三、前島章良、宮﨑英夫、 富田公一、笹井康治、白山真知子、出石珠美、 半田勝久、高山龍太郎、斉藤富由起、喜多明 人、塚田早弥香、大河内彩子、井上仁、西野 博之、黒岩哲彦、吉田恒雄、田部眞樹子、前 田信一、野村武司、森田明美、トロンド・ヴ ォーゲ (全体概要) 教育法学の基本や教育法令の趣旨・しく み・運用を学び、教育現場でも活用できるテ キストである。具体的な事例・問題について 教育法学の視点に立った解釈、実践のあり方 をQ&A方式で示す。最新の教育関係法に対 応している。 (担当部分)pp.246-247 担当:「第 3 部 事例で学ぶ教育法 <教育 行財政> Q56 子どもの権利救済と教育委員 会」 教育委員会が設置している相談窓口や子ども オンブズパーソンのような第三者機関にはどの ような違いがあるかについて解説した。 姉崎洋一・荒牧重人・小川正人・金子征史・ 喜多明人・戸波江二・広沢明・吉岡直子編 共著者:姉崎洋一、荒牧重人、小川正人、金 子征史、喜多明人、戸波江二、広沢明、吉岡 直子、石井小夜子、尾崎正峰、斎藤一久、土 屋清、永田裕之、野村武司、枦山茂樹、半田 勝久、宮内克代、宮盛邦友、村元宏行 6.『子どもの権利 究』 日韓共同研 共著 平成 21 年 8 月 日本評論社 (全体概要) 子どもの権利条約の国連採択から 20 年、権 利実現の努力を検証し、今後の課題を提起す る。家族機能の弱体化、加熱する早期教育・ 受験競争などによる、体罰・虐待、いじめ、 非行・少年事件など、子どもをめぐる日本と 韓国の問題状況は、きわめて類似している。6 年間にわたる日韓比較研究の成果による画期 的ドキュメントである。 (担当部分) pp.265-279 担当:「日本における子どもの権利救済制度」 はじめに、日本の相談・救済制度の現状を 把握するため、国レベル、自治体レベル、学 校レベル、民間レベルでの設置の背景や取り 組みなどについて概括した。次に、子どもの 特性に配慮した相談・救済活動、 「子どもに寄 り添う」という視点、子どもにやさしいまち づくりという視点から子ども固有の相談・救 済制度の特質と役割・意義について討究した。 最後に、子どもの相談・救済システムの共通 項は、第1に子どもの声をじっくり聴く姿勢 をもつこと、第2に子どもに寄り添い子ども のエンパワメントをはかること、第3にそれ ぞれの状況に応じて救済・回復というアプロ ーチをはかること、第4に社会から(特に子 どもから)信頼されるシステムであることと したうえで、それぞれの制度の特質と日本に おける子どもの相談・救済制度の課題を提示 した。 喜多明人・森田明美・荒牧重人・李在然・安 東賢・李亮喜編 共著者:喜多明人、森田明美、荒牧重人、李 亮喜、李在然、金勝権、金炯旭、磯谷文明、 吉田恒雄、安藤博、中谷茂一、佐々木光明、 黒岩哲彦、張化貞、金哲弘、黄玉京、安東賢、 李垠周、金載然、内田塔子、斎藤富由起、半 田勝久、吉永省三、金敬姫 7.『[逐条解説] 子どもの権利 条約』 共著 平成 21 年 12 月 日本評論社 (全体概要) 子どもの権利条約が採択されてから20 年。しかし、いじめや不登校、虐待、少年事 件の深刻化など、子どもの伸びやかな自己形 成への支援は未だ不十分である。そこで、国 連の動向も踏まえて、最新の状況を条文ごと に解説する。 (担当部分)pp.160-162 担当:「第 25 条(施設等に措置された子ども の定期的審査)」 身体または精神のケア、保護、治療を目的 として権限ある機関によって措置された子ど もに、治療とその措置に関連するすべての状 況に関して、定期的に審査を受ける権利を規 定した第 25 条について解説した。 喜多明人・森田明美・広沢明・荒牧重人編 共著者:喜多明人、森田明美、広沢明、荒牧 重人、半田勝久他 23 人 (学術論文) 1.「ノルウェーにおける『子ども のためのオンブズマン』制度の構 造と運用 ~『子どもの権利条約』の実施 状況を監視する制度としての役 割と意義~」 単著 平成 9 年 11 月 『関東教育学 会紀要』 第 24 号 pp.37~47 ノルウェ-の子どものためのオンブズマン 制度に着目し、(1)関係法令の分析によって 同制度の法的構造を明らかにし、(2)法的構 造にそって運用の現状、事例の特色、同制度 の特質を考察し、(3)それを踏まえて役割と 意義を検討した。 2.「ノルウェーにおける『子ども のためのオンブズマン』制度の運 用実態 ~初代 BO フレッコイ在任期の 事例を中心として~」 単著 平成 11 年 11 月 日本教育制度 学会紀要 『教 育制度学研究』 第6号 pp.190~201 同制度の発足期ともいうべき初代BOフレ ッコイ女史在任期を中心に、同女史の著作を 紐解きながら(1)申立てなどが処理される手 順を明らかにし、(2)これらの手順に従って 実際にBOが取り扱った申立て内容のなかか ら法令の制定や改正に繋がった3つの事例を 抽出し、事例がどこから取り上げられ、どの ような処理がなされたかを示し、(3)こうし た事例を通して関係諸機関とどのような協力 体制を確立していったかを検討することによ りBO制度の運用実態を概観した。 3. 「兵庫県川西市『子どもの人 権オンブズパーソン』制度の構 造」 単著 平成 12 年 3 月 筑波大学教育 制度研究室研 究紀要 『教育 制度研究紀要』 創刊号 pp.19~27 日本の自治体で初めて設置されることとな った、兵庫県川西市における「子どもの人権 オンブズパーソン」制度の構造を(1)条例制 定の経過を辿り、(2)条例の内容及び構成を、 設置形態、組織、救済の申立てなどに焦点を 絞り明らかにし、(3)現状をオンブズパーソ ンの職務に限定し概観し、最後にノルウェー における BO 制度との相違点を示すことにより 明らかにし、それに基づき現時点における川 西市の同制度の課題および研究上の課題を提 示した。 4. 「子どもオンブズにおける第 三者性の法的構造 ―ノルウェ ー・日本における制度を手がかり として―」 単著 平成 15 年 7 月 日本評論社『子 どもの権利研 究』第3号 pp.28~39 本稿では、上記発表における議論をふまえ、 ①第三者性の概念を整理し、②第三者性から 導かれる公正の原理について考察し、③子ど もオンブズの日本における先駆的事例である 川西市子どもの人権オンブズパーソン制度と 世界ではじめて公的に設置されたノルウェー における子どもオンブズ制度 (Barneombudet)を手がかりとして、どのよ うにこれらを担保しているのか法的構造を整 理することにより明らかにし、今後の子ども オンブズ制度研究における分析枠組みの一方 向性を提示することを目的とした。 5.「子どもの権利に関する条例研 究の進展と制定上の課題」 単著 平成 17 年 11 月 日本教育制度 学会紀要 『教 育制度学研究』 第 12 号 pp.252~257 近年、自治体レベルで子どもの権利に関す る条例を策定する動向を踏まえ、①日本にお ける子どもの権利に関する条例研究が進展し た過程を記し、②条例制定にかかわってきた 自治体職員や研究者のなかで条例制定上の課 題としてあげられた論点を示した。 ②の論点に関しては、条例制定に向けての 合意形成、子どもの救済制度の条文化、子ど もの権利に関する条例の検証方法に焦点化し た。 6.「『子どもらしさ』を分析する 指標の一考察」 単著 平成 18 年 3 月 東京成徳大学 子ども学部年 報 第 2 集 『「子どもらし さ」の実証研 究』 pp.9~15 本稿では「子どもらしさ」をどのような視 点から分析していけば明らかにできるのか、 それらを分析する指標を提起した。 まずは、 「子どもらしさ」という表現につい て、①「子どもらしさ」という表現とそれを 分析する手法、②「大人の失ってしまった感 覚」としての「子どもらしさ」 、③「子どもが 変わった」という言説と「子どもらしさ」、④ 最近の子どもたちの「子どもらしさ」を探る ~現象とキーワード~といった視点から考察 した。 次に、子どもの生活を支える3領域を中心 として、7つの分析指標を試案として提起し、 「子どもらしさ」研究の方向性について考え ていく素材を提供した。 7. 「日本における子どもに関する 相談・救済制度の現状と課題 ―子ども固有の相談・救済制度の 特質に着目して―」 単独 平成 19 年 11 月 韓国・子どもの 権 利 学 会 「 Korean Council for Children’s Rights」 (漢陽大学校医 科大学) 『韓国子ども の 権 利 学 会 2007 論文集』 pp.116~141 本稿は、日韓共同研究の研究成果を踏まえ、 韓国・子どもの権利学会 2007 にて報告したも のを論文集にまとめたものである。はじめに、 日本の相談・救済制度の現状を把握するため、 国レベル、自治体レベル、学校レベル、民間 レベルでの設置の背景や取り組みなどについ て概括した。次に、子どもの特性に配慮した 相談・救済活動、 「子どもに寄り添う」という 視点、子どもにやさしいまちづくりという視 点から子ども固有の相談・救済制度の特質と 役割・意義について討究した。最後に、子ど もの相談・救済システムの共通項は、第1に 子どもの声をじっくり聴く姿勢をもつこと、 第2に子どもに寄り添い子どものエンパワメ ントをはかること、第3にそれぞれの状況に 応じて救済・回復というアプローチをはかる こと、第4に社会から(特に子どもから)信 頼されるシステムであることとしたうえで、 それぞれの制度の特質と日本における子ども の相談・救済制度の課題を提示した。 8.「地域福祉における行政機関と 高等教育機関の協働事業に関す る実践研究」 共著 平成 20 年 3 月 『東京成徳大 学人文学部研 究紀要』No.15 pp.75~86 八千代市と東京成徳大学が協働して制度を 設計し、運営している八千代市「おにいさん・ おねえさん子ども電話相談」に焦点を当て、 地域福祉計画とその実践について討究した。 まずは、電話相談事業の実践展開として、① 準備期、②計画期、③発展期、④評価期に分 けて詳述した。最後にそこから浮かび上がっ た今後の課題について検討した。 共著者:石田祥代、伊藤栄治、今中博章、鎌 田大輔、西村昭徳、根津克己、羽鳥健司、半 田勝久 9.「東京成徳大学における新入生 のコンピュータ・リテラシーに関 する調査」 共著 平成 21 年 3 月 『東京成徳大 学研究紀要― 人文学部・応用 心理学部―』第 16 号、pp.59-71 本論文では、2005 年度から 4 年間にわたり 東京成徳大学の新入生を対象として実施して きたコンピュータに関するアンケートに基づ き、コンピュータ・リテラシーの変化、教科 「情報」の履修状況、家庭の PC 保有状況、パ ソコン関連資格の取得状況等を明らかにする とともに、教科「情報」の履修や家庭の PC 環 境、パソコン関連資格の取得を要因とするコ ンピュータ・リテラシーの相違について分析 した結果を報告した。 共著者:川合治男、福山裕宣、岩瀬弘和、半 田勝久 10.「項目反応理論による新入生 のコンピュータ・リテラシーの測 定」 〔その他:論文〕 1.「子ども電話相談における自治 体と大学の協働」 2.「公的第三者機関による子ども 救済の現状と課題 ―『川西市子 どもの人権オンブズパーソン制 度に関する調査報告書』2004 年度 版から―」 共著 平成 22 年 3 月 『東京成徳大 学研究紀要― 人文学部・応用 心理学部―』第 17 号、pp.33-47 高等学校の教科「情報」が必修となったこ とにより、2006 年度以降、大学入学前に情報 教育を受けている学生が入学してきている。 大学在学中の勉学において基本的なコンピュ ータスキルの習得は前提となりつつある。そ のため、入学時点での学生のコンピュータ・ リテラシーを把握し、必要最低水準に達して いない学生の能力を引き上げることが必要不 可欠である。本研究では、5 年間のアンケート データに対して項目反応理論による解析を行 う。アンケートにおける各項目の特性や能力 値の推定結果を示し、使用したアンケート項 目の妥当性やアンケート全体の測定精度、能 力値とアンケートとの相関などについて考察 した。 共著者:川合治男、福山裕宣、岩瀬弘和、半 田勝久 共著 平成 17 年 1 月 日本評論社『子 どもの権利研 究』第6号 pp.56~58 八千代市と東京成徳大学が協働して制度を 設計し、運営している八千代市「おにいさん・ おねえさん子ども電話相談」について、①制 度設置の経緯、②制度の概要、③子ども電話 相談開設後の経過、④今後の課題について、 「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポ ジウム 2004 in たじみ 分科会5「行政、市 民、大学、NPO等との協働」で発表した内 容をもとにまとめた。 子どもの権利条約総合研究所編 共著者:半田勝久・大山美代子 共著 平成 17 年 7 月 日本評論社『子 どもの権利研 究』第7号 pp.75~100 子どもの権利条約総合研究所は、子どもオ ンブズ制度発足から5年を経過した 2004 年 に、川西市への訪問調査および子どもへの聞 き取りを実施した。 本調査報告書では、まず、第Ⅰ章で調査結 果から見えてくる川西市子どもの人権オンブ ズパーソンの現状として、市民、保育所職員、 教職員等へのアンケートや聞き取り調査など をもとに、①子どもオンブズ制度の認知、理 解、広報について、②子どもオンブズ制度の 意義や役割、効果について、分析した。 次に、第Ⅱ章で子どもオンブズ制度を利用 した3人の子どもが、制度についてどのよう に認識し、そしてそれが相談活動などのプロ セスを通じてどのように変化していくかを記 録することによって、子どもはどのようにし て権利を回復するのか、救済はどのようにし て成り立つのかを明らかにした。 これらの検討をもとに、第Ⅲ章で子どもオ ンブズ制度の意義および特徴について、国際 社会の水準をふまえながら考察した。 まとめにかえて、第Ⅳ章で子どもオンブズ 制度の今後の課題について検討した。 本稿は、本調査報告書をまとめたものであ る。 担当:共著のため本人担当部分の抽出は難し いが、主に以下について担当した。 第Ⅰ章 pp.76~84、第Ⅳ章 pp.97~98 子どもの権利条約総合研究所編 共著者:荒牧重人・浜田進士・半田勝久 3.「子どもの相談・救済の取り組 みの動向と課題」 単著 平成 18 年 2 月 日本評論社『子 どもの権利研 究』第8号 pp.88~89 本稿では、 「地方自治と子ども施策」全国自 治体シンポジウム 2005 in 市川 分科会2「子 どもの相談・救済」で議論された2つの課題 について討究した。まずは、子ども家庭相談 の体制や取り組みの動向と課題についてであ り、①児童福祉法改正のポイント整理と懸念 事項、②相模原市・西東京市の実践について まとめた。 次に、子どもオンブズパーソン制度の現状 と課題についてであり、①川西市の6年の経 験からみえてきた現状と課題、②今後の研究 課題について検討した。 最後に、大阪府教育委員会独自の被害者救 済システムについて報告した。 子どもの権利条約総合研究所編 4.「相談・救済とこれから」 単著 平成 19 年 2 月 日本評論社『子 どもの権利研 究』第 10 号 p.102 本稿では、 「地方自治と子ども施策」全国自 治体シンポジウム 2006 in 志免 「子どもの 相談・救済」分科会で議論された2つの課題 について討究した。まずは、学校における子 どもの救済についてであり、教育委員会に置 かれている相談・救済システムや子どもオン ブズの役割・効果、それぞれの制度上および 学校側の受け止め方の違い、関係機関との連 携をどう実質化するかといった課題などにつ いて検討した。 次に、児童虐待防止ネットワークについて 要保護児童地域対策協議会がどのように機能 しているか、政令指定都市における取り組み、 教育委員会におかれている児童虐待防止やい じめ・不登校などの総合的な相談業務の運用 方法、市町村における子ども相談援助体制や 機関連携、具体的対応法と援助の工夫につい て討究した。 子どもの権利条約総合研究所編 5. 「子どもの安心・安全と救済制 度を考える -いじめ問題から」 共著 平成 19 年 2 月 日本評論社『子 どもの権利研 究』第 11 号 pp.50~51 韓国・子どもの権利学会を中心とした子ど もの安心と救済に関する日韓共同研究におい て、両国において切実な課題となっているい じめ問題およびいじめからの救済についての 現状と課題について討究した。 日本・韓国におけるいじめの理解を概観し、 そのうえでいじめに関わる救済についての基 本的視点と救済制度について共通認識を図 り、それらをふまえ、両国におけるいじめに 関する救済制度の課題を明らかにした。 子どもの権利条約総合研究所編 共著者:荒牧重人・半田勝久 6. 「現代の子ども支援と相談・救 済活動」 単著 平成 20 年 2 月 日本評論社『子 ども条例ハン ドブック』 ( 『子 どもの権利研 究』第 12 号) pp.91~92 本稿では、 「地方自治と子ども施策」全国自 治体シンポジウム 2007 in 高浜 全体シンポ ジウム「現代の子ども支援と相談・救済活動」 で議論された課題について討究した。まずは、 子どもの特性・固有性に配慮した救済活動の 意味を明らかにしたうえで、子ども相談・救 済について制度面および運用面の双方から検 討し、最後に子どもに寄り添った解決の意味 について討究した。 子どもの権利条約総合研究所編 7. 「子ども支援の相談システムを 単著 平成 20 年 3 子どもの権利 韓国における青少年相談制度について、ま 求めて -韓国青少年相談院の 取り組みを中心として-」 月 条約ネットワ ーク「子どもの 権利条約ネッ トワークニュ ースレター」第 91 号 pp.7-8 ずは青少年相談事業の展開について法制度と 歴史についてまとめた。次に、青少年相談院 の事業内容、青少年相談の9つの領域、青少 年相談士についてヒアリング調査に基づいて 明らかにした。そして、地域社会青少年統合 支援ネットワークの構築・運用についての現 状を述べたうえで、最後に 青少年相談の課題を指摘した。 8.「子どもの相談・救済と子ども 計画」 単著 平成 21 年 2 月 日本評論社『子 ども計画ハン ドブック』 ( 『子 どもの権利研 究』第 14 号) pp.91-92 地方自治体が次世代育成支援行動計画を含 む子ども計画を策定するなかで、子どもの相 談・救済に関する施策の充実を図るため、行 政の再編による新部署の創設、既存機関の具 体的な強化施策などを計画に盛り込んでい る。そこで、1.地域の実情にあわせた子ど もの権利施策、2.評価・検証方法のモデル、 3.計画に盛り込むうえでの課題について概 括した。 子どもの権利条約総合研究所編 9.「子ども条例の制定と実施」 単著 平成 22 年 2 月 日本評論社『子 どもの権利学 習ハンドブッ ク(「子どもの 権利研究」第 16 号) 』 p.122 本稿では、①条例制定の背景や過程、②条 例の趣旨・内容や特徴、③条例の実施状況(方 向性) 、④条例の意義・効果、⑤条例実施にお ける課題などに関する議論について検討し た。 子どもの権利条約総合研究所編 〔その他:事典等〕 1. 教育行政学会編『教育行政総 合事典』CD-ROM 版 単著 平成 13 年 11 月 教育行政学会 「国際年」 国際社会が 1 年間を通じて共通の 1 つのテ ーマを設定し、それについて取り組む年。国 際年の制定は通常国連総会の場で決定され る。テーマに関しては、国際連合が本来めざ すところの「平和的・経済的・社会的発展、 人権の促進などに関し、とりわけ開発途上国 において早急な改善をはかるべく国際協力の 推進を必要とする問題」であると、ガイドラ インで定められている。 この国際年について 2001 年「ボランティア 国 際 年 (IYV) 」 (International Year of Volunteers)の例を挙げながら、国内委員会、 行動計画などについて解説した。 2. 教育行政学会編『教育行政総 合事典』CD-ROM 版 単著 平成 13 年 11 月 教育行政学会 「世界人権宣言」 1948 年 12 月 10 日に国際連合第 3 回総会で 決議、採択された宣言。前文と本文 30 条から 成り立っている。 本宣言について、 「国際連合憲章第 68 条に 基づいて 1946 年に人権委員会を設置し、人権 の具体的内実の明確化と条約による国際法上 の義務化を目指し国際人権章典の作成に取り 組むこととなった」歴史的経緯、 「すべての人 民とすべての国とが達成すべき共通の基準」 としている内容及び法的効果、そのなかでも 注目すべき「子どもの権利に関する条項」に ついて解説した。 3. 教育行政学会編『教育行政総 合事典』CD-ROM 版 単著 平成 13 年 11 月 教育行政学会 「子ども白書」 日本子どもを守る会が編集している民間の 子ども白書。創刊は 1964 年に遡る。官製の白 書とは異なり、民間の視点から子どもをめぐ る状況をとらえ、その実態の原因究明を試み、 問題解決の方向を明らかにするための「子ど もの問題調査」と「子ども白書」運動の提唱 を目的としていた。初版がベストセラーとな る。 当該「子ども白書」について歴史的展開と 主要テーマ、今日的役割などについて解説し た。 4.『カウンセリング心理学事典』 平成 20 年 11 月 誠信書房 pp.365-367 「IX 章 福祉カウンセリング 14 子どもの人 権・権利」 本項目では、まず、子どもの人権・権利を 考える視点について考察し、子どもの最善の 利益を考慮したカウンセリングアプローチ開 発の必要性を指摘したうえで、子どもオンブ ズワークからカウンセリング心理学への示唆 について考え、最後に近年の研究動向につい て検討した。 〔その他:報告書〕 1.『授業研究改善報告書』 (再掲) 共著 2.『川西市子どもの人権オンブズ パーソン制度に関する調査報告 書』 共著 3.『川西市子どもの人権オンブズ パーソン制度に関する調査報告』 共著 平成 17 年 3 月 平成 17 年 3 月 東京成徳大学 (再掲) 子どもの権利 条約総合研究 所 子どもの権利条約総合研究所は、子どもオ ンブズ制度発足から5年を経過した 2004 年 に、川西市への訪問調査および子どもへの聞 き取りを実施した。 本調査報告書では、まず、第Ⅰ章で調査結 果から見えてくる川西市子どもの人権オンブ ズパーソンの現状として、市民、保育所職員、 教職員等へのアンケートや聞き取り調査など をもとに、①子どもオンブズ制度の認知、理 解、広報について、②子どもオンブズ制度の 意義や役割、効果について、分析した。 次に、第Ⅱ章で子どもオンブズ制度を利用 した3人の子どもが、制度についてどのよう に認識し、そしてそれが相談活動などのプロ セスを通じてどのように変化していくかを記 録することによって、子どもはどのようにし て権利を回復するのか、救済はどのようにし て成り立つのかを明らかにした。 そして、第Ⅲ章でアンケート調査結果の自 由記述欄から項目別に分析を行った。 これらの検討をもとに、第Ⅳ章で子どもオ ンブズ制度の意義および特徴について、国際 社会の水準をふまえながら考察した。 まとめにかえて、第Ⅴ章で子どもオンブズ 制度の今後の課題について検討した。 担当:共著のため本人担当部分の抽出は難し いが、主に以下について担当した。 第Ⅰ章 pp1~17、第Ⅴ章 pp.45~46 子どもの権利条約総合研究所編 共著者:荒牧重人・半田勝久・浜田進士・内 田塔子 平成 18 年 3 月 子どもの権利 条約総合研究 所(「独立行政 法人 福祉医 療機構」子育て 支援基金の助 成「子どもの権 利救済機関の 効果調査・評価 事業」 ) 上述した 2004 年度の調査結果を踏まえ、 2005 年度は、昨年度の調査では十分に対象化 できなかった就学前や小学校低学年、障害児 施設の子どもたちに焦点をあてた。 第 1 章では調査の概要と結果をまとめ、第 2 章では川西市子育ての状況、オンブズパーソ ン制度の子どもの人権への影響、同制度の周 知度、同制度への期待度、同制度の啓発と広 報、子どもの権利救済への備えの状況につい て検証し、第 3 章では小学校教職員の子ども オンブズパーソン制度へのイメージと利用意 向―訪問調査から見えてきた現状と課題―に ついてまとめた。 担当:第 3 章(pp.47~55) 共著者:森田明美、井上仁、内田宏明、若林 ちひろ、上田美香、出川聖尚子、荒牧重人、 半田勝久、浜田進士 4.『八千代市「おにいさん・おね えさん子ども電話相談」の運営に 関する研究報告書 -八千代市 と東京成徳大学の協働の意義と 成果-』 単著 平成 18 年 3 月 東京成徳大学 八千代市「おに いさん・おねえ さん子ども電 話相談」運営に 関する研究プ ロジェクト委 員会編 pp.5~18 八千代市と東京成徳大学が協働して制度を 設計し、運営している「おにいさん・おねえ さん子ども電話相談室」についての報告書で ある。 担当箇所では、①子ども電話相談設置の経 緯、②子ども電話相談の構造と運営、③自治 体と大学が協働する意義、④子ども電話相談 における今後の課題についてまとめた。 担当: 「八千代市『おにいさん・おねえさん子 ども電話相談』の構造と運営 ―自治体と大 学が協働する意義―」 (pp.5~18) 5. 『八千代市子どもの安心と救済 に関する実態・意識調査報告書』 共著 平成 19 年 3 月 子どもの権利 条約総合研究 所編 pp.1~175 本調査は、八千代市の子どもたちの安心や 安全をめぐる状況、安心や安全を脅かす状況 に対する相談・救済の取組み、さらに子ども を取り巻く環境(家庭・学校・地域等)につ いて調査することで、現状と課題を探り、今 後の施策づくりや取組みに資することを目的 とした。 項目は以下のとおりである。 1.学校・家庭等における子どもの実態と子 どもの生活 2.子どもの自己肯定感の現状とその影響 3.子どもとおとなの認識のズレ 4.子どもを取り巻くおとなの実態 5.八千代市の子ども救済制度の実態と制度 への期待 6.子どもの権利についての認識と「元気子 ども条例」 (仮称)への期待 担当:共著のため本人担当部分の抽出は不可 であるが、全項目の執筆・とりまとめを担当 した。 共著者:喜多明人、荒牧重人、吉永省三、内 田塔子、半田勝久、土屋清、安部芳絵 6. 『川西市子どもの安心と救済に 関する実態・意識調査報告書』 共著 平成 19 年 3 月 子どもの権利 条約総合研究 所編 pp.1~159 7.『八千代市「おにいさん・おね 単著 平成 19 年 3 東京成徳大学 本調査は、川西市の子どもたちの安心や安 全をめぐる状況、安心や安全を脅かす状況に 対する相談・救済の取組み、さらに子どもを 取り巻く環境(家庭・学校・地域等)につい て調査することで、現状と課題を探り、今後 の施策づくりや取組みに資することを目的と した。 項目は以下のとおりである。 1.学校・家庭等における子どもの実態と子 どもの生活 2.子どもの自己肯定感の現状とその影響 3.子どもとおとなの認識のズレ 4.子どもを取り巻くおとなの実態 5.子どもの権利に対する認識 6.川西市の子どもの相談・救済について 担当:執筆の担当部分は、協議して執筆した ため特定できない。 共著者:喜多明人、荒牧重人、内田塔子、半 田勝久、土屋清、安部芳絵 八千代市と東京成徳大学が協働して制度を えさん子ども電話相談」の運営に 関する研究報告書 2006 -八千 代市と東京成徳大学の協働の展 開と成果-』 月 八千代市「おに いさん・おねえ さん子ども電 話相談」運営に 関する研究プ ロジェクト委 員会編 pp.23~32 設計し、運営している「おにいさん・おねえ さん子ども電話相談室」についての報告書で ある。 担当箇所では、①「八千代市子ども人権ネ ットワーク」のこれまでの経緯、②八千代市 子ども人権ネットワークと「八千代市次世代 育成支援行動計画 ~子どもの元気がみえる まち~」における事業との関係、③八千代市 子ども人権ネットワークと要保護児童対策地 域協議会との関係、④子ども条例の制定に向 けて、についてまとめた。 担当:「八千代市における子ども施策の展開 ~八千代市子ども人権ネットワークとにおけ る取り組みを中心として~」 8.「川崎市子どもの権利に関する 実態・意識調査報告書」 共著 平成 20 年 10 月 川崎市/川崎 市子どもの権 利委員会 平成 19 年 10 月に市長から「川崎市における 子どもの相談及び救済」に関して諮問を受け、 川崎市における子どもの権利保障の状況につ いて検証し、川崎市の子どもの意識や実態に ついて報告した。 担当:共著のため本人担当部分の抽出は不可 であるが、調査部会長として執筆・とりまと めを担当した。 共著者:荒牧重人、有北郁子、小倉敬子、小 圷淳子、竹本桂一、田中幹大、西山克枝、野 村武司、半田勝久、山内早苗、後藤美穂、内 田塔子、斎藤富由起 9.「八千代市『おにいさん・おね えさん子ども電話相談』の運営に 関する研究報告書 2007 ―八千 代市と東京成徳大学の協働の成 果とその評価―」 共著 平成 20 年 11 月 東京成徳大学 八千代市「おに いさん・おねえ さん子ども電 話相談」運営に 関する研究プ ロジェクト委 員会編 pp.17-32 pp.46-50 八千代市と東京成徳大学が協働して制度を 設計し、運営している八千代市「おにいさん・ おねえさん子ども電話相談」に焦点を当て、 地域福祉計画とその実践について討究した。 まずは、電話相談事業の実践展開として、① 準備期、②計画期、③発展期、④評価期に分 けて詳述した。最後にそこから浮かび上がっ た今後の課題について検討した。 共著者:石田祥代・今中博章・西村昭徳・ 根津克己・羽鳥健司・鎌田大輔・半田勝久・ 伊藤栄治 担当: 「3.地域福祉における行政機関と高等 教育機関の協働事業に関する実践研究」 「7.今後の課題」 10.「国・自治体等及び国際社会 における子どもの安心・安全と救 済制度に関する日韓共同研究」 共著 平成 21 年 2 月 平成 18-20 年度 科学研究費補 助金(研究種目 名 基盤研究 ( B ) 18330129 )(研 究代表者 早 稲田大学教授 喜多明人) 3 年間かけて実施した「国・自治体等及び国 際社会における子どもの安心・安全と救済制 度に関する日韓共同研究」の調査報告書であ る。 共著者:井上仁・内田塔子・浜田進士・半田 勝久・吉永省三 担当: 「第2部 日本の子どもの安心と権利救 済 第2章 自治体における子どもの安心・ 救済政策」 本章では、2006 年度から 2008 年度におい て筆者らが「地方自治と子ども施策」全国自 治体シンポジウムの企画・運営に携わり、分 科会やシンポジウムをコーディネートするな かで明らかにされた自治体における子どもの 安心・救済政策の全体像と各取組の特徴・課 題について年度ごとにまとめた。 単著 11.「病気と向き合う子どもが笑 顔になる贈り物事業 報告書」 単著 担当: 「第2部 日本の子どもの安心と権利救 済 第3章 日本における子どもの権利救済 制度」 本章では、まず日本における子どもの相 談・救済制度の現状について具体事例をあげ ながら概括した。次に子ども固有の相談・救 済制度の特質と役割・意義について討究した。 まとめとして、それぞれの制度の特質と日本 における子どもの相談・救済制度の課題につ いて提示した。 平成 21 年 3 月 特定非営利活 動法人子ども 劇場千葉県セ ンター 平成 20 年度独 立行政法人福 祉医療機構「長 寿・子育て・障 害者基金」助成 事業 pp15-16 p.17 病院において病気と向き合う子どもたちに プロのマジックショーやクラウニングシアタ ー、管弦楽団、人形劇などを届ける事業の報 告書である。 担当: 「子どもにとっての意味や効果」 本事業が子どもたちにとってどのような意 味や効果があったのか、5つの病院における 実施報告(アンケート調査・ヒアリング調査・ 観察)から①公演を待ちわびる、②楽しむ、 笑う、一つになる、心が癒される、吸い込ま れる、③生の演奏、マジックなどを体感する、 ④普段のつらい治療から少しの時間でも解放 される、⑤治癒力の向上、元気になる、⑥ま た来てほしいという気持ちがめばえる、とい う視点からまとめた。 担当: 「保護者にとっての成果や効果」 5つの病院における実施報告(アンケート 調査・ヒアリング調査・観察)から浮かび上 がった、この事業がもたらす保護者にとって の成果や効果について①子どもの楽しんでい る様子をみてうれしさ・しあわせを感じたり、 癒されたりしている、② 子どもとともにど こかに出かけ、子どもに実体験をしてほしい 気持ち、でも症状によっては環境変化などに 対応できず実現できないもどかしい気持ち、 ③ 自分自身がホッとできる、楽しめる、幸 せな気分になれる、気持ちが晴れる、という 視点からまとめた。 12.「病気と向き合う子どもが笑 顔になる贈り物事業 報告書」 単著 平成 22 年 3 月 特定非営利活 動法人子ども 劇場千葉県セ ンター 平成 21 年度「J T青少年育成 に関するNP O助成事業」 病院において病気と向き合う子どもたちに プロのマジックショーやクラウニングシアタ ーなどを届ける事業の報告書である。 担当: 「子どもにとっての意味や効果」 本事業が子どもにとってどのような意味や 効果があったのか、2008 年度に実施し明らか になった6つの枠組みに照らし合わせ、3つ の病院における実施報告(アンケート調査・ ヒアリング調査・観察)から①公演を待ちわ びる、参加について葛藤する、②楽しむ、笑 う、心の扉が開く、一つになる、生き生きと する、引き込まれる、心を通わせる、③生の パフォーマンスを体感する、④普段のつらい 治療から少しの時間でも解放される、ストレ スの発散、気分転換になる、⑤免疫力や治癒 力の向上、元気になる、治療への前向きな姿 勢、⑥また来てほしいという気持ちがめばえ る、という視点からまとめた。 担当: 「保護者にとっての成果や効果」 2008 年度の実施結果をふまえ、3つの病院 における実施報告(アンケート調査・ヒアリ ング調査・観察)から浮かび上がった、本事 業がもたらす保護者にとっての成果や効果に ついて、①子どもの楽しんでいる様子をみて うれしさ・しあわせを感じている、②子ども とともにどこかに出かけ、子どもに実体験を してほしい気持ち、でも症状によっては環境 変化などに対応できず実現できないもどかし い気持ち、③自分自身がホッとできる、楽し める、幸せな気分になれる、気持ちが晴れる、 笑顔になる、力がわいてくる、④他の子ども のためにもこうした事業を続けてほしい気持 ち、という視点からまとめた。 13.「川崎市における子どもの相 談および救済について」 (答申) 共著 平成 22 年 3 月 川崎市子ども の権利委員会 川崎市における子どもの相談および救済に かかわる施策(事業)調査・自己評価の視点や方 法を検討した。それに基づき、子どもの相談 および救済にかかわる「人権オンブズパーソ ン」 (市民オンブズマン事務局) 、 「児童・青少 年電話相談」 (市民・こども局こども本部こど も家庭センター)、「児童虐待防止センター」 (同) 、 「教育相談」 (教育委員会事務局総合教 育センター) 、 「スクールカウンセラー」 (同) 、 「インターネット問題相談窓口」 (教育委員会 事務局総務部) 、 「こども相談窓口」 (区役所こ ども支援室)について、所管部署と対話を行 い、その結果を踏まえ市長に答申した。 担当:共著のため本人担当部分の抽出は不可 であるが、評価・検討作業部会長代行として 執筆・とりまとめを担当した。 共著者:荒牧重人、有北郁子、小倉敬子、小 圷淳子、竹本桂一、田中幹大、西山克枝、野 村武司、半田勝久、山内早苗 14.「第3期川崎市子どもの権利 委員会報告書」 共著 平成 22 年 9 月 川崎市子ども の権利委員会 川崎市子どもの権利委員会第 3 期(2007(平 成 19)年 9 月~2010(平成 22)年 9 月)の 活動を振り返り報告書を作成した。 担当:共著のため本人担当部分の抽出は不可 であるが、作業部会構成員として執筆した。 共著者:荒牧重人、有北郁子、小倉敬子、小 圷淳子、竹本桂一、田中幹大、西山克枝、野 村武司、半田勝久、山内早苗 15. 「子ども手当の使途等に関す る調査報告書」 共著 平成 22 年 11 月 厚生労働省雇 用均等・児童家 庭局 平成 22 年度より制度が開始された「子ども 手当」について、全国の受給資格者を対象に、 子ども手当の使途等について実態を把握する ことを目的として、平成 22 年 8 月~9 月にか けてインターネットアンケート調査を実施 し、 「子育て家庭の状況等に係る調査検討会」 における議論を踏まえ報告書を作成した。 「子育て家庭の状況等に係る調査検討会」の 構成:本田一成、佐々井司、中谷茂一、半田 勝久、厚生労働省雇用均等・児童家庭局育成 環境課子ども手当管理室、 (事務局)株式会社 インテージ 共著 平成 13 年 3 月 筑波大学前史 資料調査室『筑 波大学前史資 料調査室ニュ ーズレター』第 4号 pp.11~13 筑波大学の前身校との関連の高いと思われ る時期に設立された筑波大学の 111 サークル にアンケートを実施し、筑波大学サークルと 前身校との関連を調査した。その調査結果お よび各サークルの所蔵ないし『筑波大学前身 校総合目録』に収蔵されている前身校資料な どの一覧表を作成し報告した。 〔その他:情報処理・統計資料〕 1.「筑波大学サークルと前身校と の関連 ―サークル前史(筑波大 学前身校)に関するアンケート調 査および『筑波大学前身校総合資 料目録』より―」 執筆・情報処理・統計は半田が担当し、資 料検索などで吉岡氏の協力を仰いだ。 共著者:半田勝久、吉岡英雄 2-1.『筑波大学前身校総合資料目 録』Ⅰ(年代順) 共著 平成 13 年 3 月 筑波大学前史 資料調査室 (資料件数全 13,101 件) 筑波大学開学25周年記念事業のひとつと して、平成10年12月1日に開始し、13 年3月31日をもって終了した「筑波大学前 史資料収集・整理事業」により、所在を確認 したり、提供していただいた本学前身諸学校 に係る史資料を収録したものである。 『目録』Ⅰは、利用の便を考慮して、資料 件数全 13,101 件を年代順に並べかえ編成し た。 『目録』Ⅱは、前身校別に並べかえ編成し た。 『目録』Ⅲは、資料形態別に並べかえ編成 した。 CD-ROM 版は、今日の情報化を考慮し、資料 件数全 13,101 件を年代順、前身校別、資料形 態別に分け編成し、3 種類すべてを 1 枚の CD-ROM に編集し、Excel で検索可能なものと した。 共同製作のため本人担当部分抽出不可( 『目 録』刊行にあたり助手として入力、情報処理、 統計を統括した。 ) 共著者:桑原敏明、山田恵吾、半田勝久 但 し入力アルバイト抜く 単独 平成 10 年 12 月 日本教育制度 学会第 6 回大会 (於:帝京大 学) 本発表では、 (1)申立てなどが処理される 手順を明らかにし、 (2)これらの手順に従っ て実際にBOが取り扱った申立て内容を分類 し、 (3)そのなかから法令の制定や改正に繋 がった4つの事例を抽出し、事例がどこから 取り上げられ(インプット) 、どのような処理 がなされたか(アウトプット)を検討するこ とによりBO制度の運用実態を概観した。 2. 「教育制度におけるオンブズ マン制度の位置づけ」 単独 平成 12 年 12 月 日本教育制度 学会第 8 回大会 『研究発表論 文集』 pp.82~91 (於:山形大 学) 生涯学習体系のもとでは、教育制度は学校 教育制度だけではなく様々な制度を含む広い 概念となる。そこでは、教育権の主体同士の 様々な権利の衝突が起こりうる。しかし、そ れらを包括的に調整していく制度は日本では 存在しない。そこで、それを可能にする制度 としてオンブズマン制度に着目し、具体的な 事例を取り上げながら教育制度の構造を再考 察した。 3. 「子どもの権利擁護機関にお ける第三者性の概念整理 -子 どもオンブズを手がかりとして -」 単独 平成 14 年 11 月 日本教育制度 学会第 10 回大 会『研究発表論 文集』 pp.72~81 (於:筑波大 学) 近年さまざまな自治体が子ども施策の一環 として、条例で子どもの権利擁護機関の設置 を進めている。そのなかで、キーワードとな っているのが、 「第三者性」である。しかし、 第三者性の概念に関する議論はいまだ深まっ ていない。そこで、本発表では、①第三者性 の概念を整理し、②第三者性から導かれる公 正の原理について考察し、③子どもオンブズ の先駆的事例を手がかりとして、どのように これらを担保しているのか法的構造をみるこ とにより明らかにし、今後の子どもオンブズ 制度研究における分析枠組みの一方向性を提 示することを目的とした。さらに、それらを 踏まえ、④特に議論が錯綜している行政から の独立性について、 「行政内に設置された事務 2-2.『筑波大学前身校総合資料目 録』Ⅱ(前身校別) 2-3.『筑波大学前身校総合資料目 録』Ⅲ(資料形態別) 2-4.『筑波大学前身校総合資料目 録』CD-ROM 版 〔その他:口頭発表など〕 1. ノルウェーにおける「子ども のためのオンブズマン」制度の運 用実態 ~「子どもの権利条約」の実施 状況を監視する制度としての現 状と課題~ 局からの独立性をどのように担保しているの か」という問題に的を絞り、川西の具体的事 例を提示しながら整理した。 4.「子どもオンブズにおける第三 者性の法的構造 ―ノルウェ ー・日本における制度を手がかり として―」 単独 平成 15 年 3 月 子どもの権利 条約総合研究 所・子どもの人 権連『フォーラ ム子どもの権 利研究 2003 研 究資料』所収 (於:早稲田大 学) 上記(平成 14 年 11 月)の発表を踏まえ、 子どもオンブズにおける第三者性の法的構造 を日本の先駆的事例である川西市の「子ども の人権オンブズパーソン条例」と世界初のノ ルウェーの「子どもオンブズ法」を比較する ことにより明らかにした。 それにより、今後の子どもオンブズ制度研 究における分析枠組みの一方向性を提示する とともに、多くの市民や研究者に世界と日本 の子どもの権利救済制度の現状と課題を報告 することができた。 5.「シラバスの電子・映像化と学 内 LAN によるその視聴 ―マルチ メディア教育システムを利用し て―」 共同 平成 16 年 9 月 平成 16 年度大 学情報化全国 大会、社団法人 私立大学情報 教育協会 (於:アルカデ ィア市ヶ谷) 本発表ではマルチメディア教育システムを 利用したマルチメディアシラバスの開発につ いて同システムの機能・概要、教育活動への 効用およびシステム利用環境、今後の課題を 明らかにした。さらには、講義の補完的役割 を果たせるマルチメディアシラバスのあり方 について考察した。 共同発表者:川合治男、福山裕宣、半田勝久、 岩瀬弘和、渡部泰夫、毛利昭、松本寿三 6.「子ども電話相談における自治 体と大学の協働」 共同 平成 16 年 10 月 八千代市と東京成徳大学が協働して制度を 設計し、運営している「おにいさん・おねえ さん子ども電話相談室」について、①制度設 置の経緯、②制度の概要、③子ども電話相談 開設後の経過、④今後の課題について発表し た。 共同発表者:半田勝久、大山美代子 7.「川西市子どもオンブズの意義 と課題 -子どもの権利条約総 合研究所による調査報告」 共同 平成 17 年 3 月 「地方自治と 子ども施策」全 国自治体シン ポジウム 2004 in たじみ 分 科会5「行政、 市民、大学、N PO等との協 働」 (於:多治見市 立多治見中学 校) 川西市子ども の人権オンブ ズパーソン第 6 年 次 ( 2004 年)報告会 (於:川西市総 合センター) 8.「講義補完型マルチメディア教 育システムの構築とその運用に 関する研究」 共同 平成 17 年 9 月 平成 17 年度大 学情報化全国 大会、社団法人 私立大学情報 教育協会 『大学情報化 全国大会予稿 集 』 pp.262 ~ 本発表ではコンピュータリテラシーの発展 途上の教員にとっても利用しやすい、講義補 完型マルチメディア教育システムの開発を試 み、同システムの機能・概要、システム利用 環境、教育活動への効用について明らかにし た。 共同発表者:川合治男、福山裕宣、半田勝久、 岩瀬弘和、渡部泰夫、毛利昭、松本寿三 先述した〔その他:報告書〕3.『川西市子 どもの人権オンブズパーソン制度に関する調 査報告書』をもとに、川西市子どもの人権オ ンブズパーソン第6年次(2004 年)報告会に おいて、川西市子どもオンブズの意義と課題 について報告した。 主な内容は、①オンブズ制度が子どもたち や子どもの保護者やその他の市民(おとな) 、 さらには行政や学校、保育所などにとってど のような積極的な意義や役割、効果があるか、 ②子どもの人権を大切にしていく上で、自治 体が独自に設置する公的第三者機関(子ども 救済機関)の助けや支援は必要か、③公的第三 者機関の必要を感じるのはどのような点かな どについて発表した。 共同発表者:荒牧重人・半田勝久・浜田進士 263 (於:アルカデ ィア市ヶ谷) 「地方自治と 子ども施策」全 国自治体シン ポジウム 2005 in 市川 分科 会2「子どもの 相談・救済」 報 告 資 料 集 pp.80~85 (於:千葉県市 川市文化会館) 9.「子どもオンブズパーソン制度 の現状と課題 -学校との関係 の再構築を目指して-」 単独 平成 17 年 10 月 オンブズパーソン制度について検討してい く上で、否定的なイメージ・理解をもつ教職 員の協力をどのように求めていくか、また、 そうしたイメージ・理解はどういった理由か らできあがったのか、そしてオンブズパーソ ン制度はどのように学校との関係を再構築で きるのかという重要な課題について、小学校 教員へのインタビュー調査結果を発表した。 主な発表内容は、①教職員の不安感や負担 感、マイナスイメージとその背景、②オンブ ズパーソン制度に対するマイナスイメージの 変化、③小学校と中学校のオンブズパーソン 制度に対するイメージの違い、④オンブズパ ーソン制度の利用意向の高いケース、⑤オン ブズパーソン制度への調査協力、⑥学校の初 期対応についてである。 10.「 『子どもらしさ』の実証研究 (1) 」 共同 平成 18 年 7 月 日本子ども社 会学会第 13 回 大会 「日本子ども 社会学会第 13 回大会抄録集」 pp.80~85 (於:東京成徳 大学) 誰が「子どもらしさ」という表現をどのよ うに捉えているかという課題を念頭におき、 まずは、子どもが「子どもらしさ」をどのよ うに捉えているかについて調査を行った。第 1 次調査は、対象を中学生として、2005 年 12 月に、千葉県八千代市(2 校 666 件) 、茨城県 水戸市(1 校 602 件) 、石川県河北郡内灘町(1 校 871 件)の 3 県 4 中学校で学校通しによる 質問紙調査を実施し、2,139 サンプルのデータ を得た。 本発表では、これらの調査結果にあらわれ た現代の子どもの実態から、現代社会特有の 子ども像を明らかにしようと試みた。 共同発表者:半田勝久・吉川好昭・永井聖二・ 深谷昌志 11.「マルチメディアシラバスと 連動した授業ポータルサイトの 構築と運用」 共同 平成 18 年 9 月 平成 18 年度大 学教育・情報戦 略大会、社団法 人私立大学情 報教育協会 『大学教育・情 報戦略大会』 pp.276~277 (於:アルカデ ィア市ヶ谷) 本発表では、マルチメディアシラバスと連 動する授業ポータルサイトの起ちあげについ て報告した。実現方法の 1 つとして、独立し て運用されがちだったシステムをデータベー ス化し、断片化されたコンテンツを統合する ことを試みた。これにより、授業でのコンテ ンツ利用にあたって授業の構成が容易にな り、授業の活性化が図れるのではないかと考 えた。具体的には、マルチメディア映像によ る履修登録の推進、予・復習の支援とともに、 授業内容の入力・編集、配布資料のアップロ ード、小テスト・アンケートの作成などを支 援するポータルサイトをつくった。 共同発表者:川合治男、福山裕宣、半田勝久、 岩瀬弘和 12. 「教員-学生間連絡システム の構築と運用 -マルチメディ アシラバスを利用して-」 共同 平成 19 年 9 月 平成 19 年度大 学教育・情報戦 略大会、社団法 人私立大学情 報教育協会 『大学教育・情 報戦略大会』 pp.212~213 (於:アルカデ ィア市ヶ谷) 本発表では、LMS や CMS を用いた運用に より教職員・学生による閲覧&積極的利用を 促し、かつ、教員・学生間に加え、学生同士 の連絡や情報共有を促すコミュニケーション ツールの導入と、さらには、Mobile 端末によ る運用・管理を検討した。 具体的には、教員-学生間連絡システムを 構築することにより、旬な情報を提供し、少 人数のグループ単位内でのコミュニケーショ ンや情報共有を容易に行うことを試みた。 共同発表者:川合治男、福山裕宣、半田勝久、 13. 「全国自治体の子どもの人権 施策の取り組み状況について」 単独 平成 19 年 12 月 14.「八千代市『おにいさん・お ねえさん子ども電話相談』事業の 課題 ~地域に根ざしたコミュニティ ワークと子どもの人権擁護のた めに~」 単独 平成 20 年 7 月 15.「子どもにやさしいまちづく り-UNICEF の取り組みからの示 唆-」 単独 平成 20 年 8 月 16.「子ども支援と子ども施策の これから」 共同 平成 20 年 10 月 17.「他自治体の条例の特徴とそ の意味について」 単独 平成 20 年 10 月 18.「裁判によらない第 3 者救済 機関の特質と意味 ―子どもオ 単独 平成 21 年 10 月 第4回「千葉県 子どもの人権 懇話会」シンポ ジューム “千葉県社会 において子ど もの人権を守 るために、今何 が必要か” 第 4 回「千葉県 子どもの人権 懇話会」報告集 全 44 頁 (於:千葉市文 化センター) 日本福祉心理 学会第6回大 会自主シンポ ジウム「地域福 祉における行 政機関と高等 教育機関の協 働事業に関す る実践」 『日本福祉心 理学会第6回 大会発表抄録 集』p.36 (於:東京成徳 大学) 「県民と千葉 県との勉強会」 「『千葉県子ど もの人権条例』 を実現する会 ニ ュ ー ス 」 No.23 特集・8 月 5 日 「県民と千葉 県との勉強会」 報告 全 31 頁 (於:千葉市民 会館) 「地方自治と 子ども施策」全 国自治体シン ポ ジ ウ ム 2008in 世 田谷 「閉会シンポ ジウム」 (於:北沢タウ ンホール) 第 11 回子ども の権利・参画の ための研究会 (於:千葉県庁 中庁舎3階第 1会議室) 学校災害から 子どもを守る 岩瀬弘和 本シンポジュームにおいてコーディネータ ー兼報告者として、全国自治体の子どもの人 権施策の取り組み状況について報告した。具 体的内容は、子ども・子育て支援、児童虐待、 いじめ対策、総合的子ども行政、子どもに関 する条例の設置、子どもに関する相談・救済 制度、人権・権利教育、子どもにやさしいま ちづくり、行政・市民・大学との協働などに ついて現状と課題を報告した。 本報告は、八千代市「おにいさん・おねえ さん子ども電話相談」事業の課題について討 究した。まず、制度運営上の課題として、① 相談員の心理的負担の軽減、②相談員のスキ ルアップを図る研修方法の開発、③相談員の 心的成長と学術的興味促進の環境整備、④相 談員のフォローアップ体制の整備、⑤日程調 整、⑥新規相談員の確保、⑦その他について 提示した。次に、研究上の課題として①子ど もを取り巻く有機的ネットワークの構築、② 問題をどのように市の子ども施策につなげて いくか、③子ども、保護者、学校の教職員が 本事業をどのように捉えているかについて提 示した。 本報告では、UNICEF が主導する子どもに やさしいまちづくりについて、①子ども参加、 ②子どもにやさしい法的枠組み、③まち全体 の子どもの権利戦略、④子どもの権利部局ま たは調整のしくみ、⑤事前・事後の子ども影 響評価、⑥子ども予算、⑦定期的な自治体子 ども白書、⑧子どもの権利の周知、⑨独立し た子どもアドボカシー、という9つの枠組み から千葉県の子ども施策を検討した。 本シンポジウムでは、子育て・子育ち・親 育ち、保健・福祉・教育、あるいは家庭・学 校・施設・地域・NPO・行政など、さまざ まな領域・活動における子ども支援の総合化 について検討し、子ども施策のこれからにつ いて討究する。 共同発表者:小宮山健治・半田勝久・浜田進 士 本報告では、①日本における子どもの権利 に関する条例研究が進展した過程を解説し、 ②条例設置の意味を考察し、③他自治体の条 例の特徴を検討し、④条例制定にかかわって きた自治体職員や研究者のなかで条例制定上 の課題としてあげられたいくつかの論点を示 した。 本報告では、①子どもオンブズパーソン制 度の世界的広がり、②日本における子どもオ ンブズパーソンの動向をふまえ て―」 19.「子どもの相談・救済 基調 報告」 単独 平成 22 年 10 月 全国連絡会「全 国学災連結成 30 周年記念シ ン ポ ジ ウ ム 子ども最優先 被災者ととも にあゆんだ学 災運動 ―こ れまでとこれ から―」、『折 り鶴とともに 96 号 』 pp.8/1-12 (於:早稲田大 学) 「地方自治と 子ども施策」全 国自治体シン ポジウム 2010 in 白山 「『地方自治と 子ども施策』全 国自治体シン ポジウム 2010 報告資料集」 pp.21~24 (於:千代女の 里俳句館) ンブズパーソン制度とその特質、③川西市子 どもの人権オンブズパーソンが取り扱った事 例(熱中症に発症して死亡するに至った学校 事故)、④裁判によらない第三者救済機関に よる解決の意味、⑤子ども固有の相談・救済 制度の特質と役割・意義、について討究した。 本報告では、近年における子どもの相談・ 救済に関する議論について①子どもの相談・ 救済システムに共通して求められること、② 子どもの相談・救済システムと「第三のおと な」が関わる意味、③学校と相談・救済シス テム、④公的第三者機関の意義・特質、⑤個 別救済と制度改善提言機能、⑥調整機能、⑦ 子どものエンパワメント、⑧子どもの救済と は、といった視点から整理した。
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