高木仁三郎市民科学基金 助成プログラムオフィサー(主にアジア地域対象) 募集のお知らせ 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、核や原子力に象徴される現代の科学技術が抱える問題 について、在野の立場から批判的に研究し、市民とともに活動した高木仁三郎(1938-2000)の遺 志によって 2001 年に設立されました。高木基金では、仁三郎の遺産と、その主旨に賛同する方々 からの会費・寄付を財源として、国内のみならず広くアジア地域で「市民科学」を志す個人やグル ープによる調査研究・研修を助成しています。 高木基金では現在、主にアジア地域対象の助成事業を担当するプログラムオフィサーを募集して います。プログラムオフィサーとは助成プログラムの企画立案や運営管理などを行う専門的な職能 であり、主に有望な助成先の開拓、助成申込への対応、選考に関わる業務を担うともに、助成期間 を通じて継続的に助成先をサポートすることで、助成の成果を高める役割を担うものです。 近年の傾向としては、フィリピン、インドネシア、中国、韓国、タイ、ベトナム、インドなど広 範囲の地域における、鉱山・エネルギー開発に伴う環境・社会問題、廃棄物問題、有害化学物質汚 染などの諸問題に関わる調査研究の申込が多数寄せられています(次頁に事例掲載)。巨大企業や行 政などを相手に環境汚染や社会的な問題解決に挑むアジア各地の人々のニーズを把握し、支援へと つなげる活動に関心のある方からの積極的なご応募をお待ちしています(なお、助成先とのコミュ ニケーションは基本的に英語を使用します。応募条件は下記の通りですが、助成事業に携わるのが 初めての方の場合は、プログラムオフィサーの補佐を行う「アシスタント・プログラムオフィサー」 として勤務を開始することも可能です) 。 ご応募いただいた方から順次書類選考および面接を行い、採用者が決まり次第、募集を終了しま す。ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。 ■募集職種 ■雇用形態 ■募集人数 ■契約期間 ■業務内容 ■応募条件 ■勤務条件 ・勤務地 ・勤務時間 ・待遇 ・社保等 ■応募・選考 方法 【応募・問合せ】 助成事業のプログラムオフィサー(主にアジア地域への助成担当) 契約職員 1名 1 年(3 ヶ月は試用期間、契約期間終了後の継続雇用の可能性あり) ・高木基金の助成事業におけるプログラムオフィサー(あるいはその補佐) ・アジア地域の助成先開拓・助成選考等に関わる業務 ・高木基金の理念に賛同し、職務を意欲的に遂行する意思のある方 ・40 歳くらいまでの方。学歴は問いません ・大学院在籍中や在勤の方でも応募いただけます(兼任可) ・英語での会話・文書作成能力があること ・ワード・エクセルでの文書作成ができること ・海外での留学、研究や NPO 等での活動を通じた現場での実践経験が望ましい 東京都新宿区、国内外への出張有 基本的に月~金曜日の 10:00~18:00 で、週 2~3 日程度の勤務(選考時期に より、集中的な作業が必要になる場合有)。週末の会議・イベント等への勤務有 時給 1,500 円から(交通費別途支給) 法定の社会保険が適用されます 1)履歴書(職歴・活動歴含む)、2)志望動機についてのレポート(1200 字程 度)、3)これまでに執筆した論文やレポート、雑誌への投稿記事等があれば 3 点程度を郵送して下さい。書類選考の上、高木基金の理事による面接を行いま す。採用者が決まり次第、募集を終了します。 NPO 法人 高木仁三郎市民科学基金(担当:村上) 〒160-0004 東京都新宿区本塩町 7 番地 7 新井ビル 3 階 TEL・FAX 03-3358-7064 E-mail [email protected] 高木仁三郎市民科学基金 アジア枠助成先(2012 年度~2015 年度) 助成先(グループ名/氏名) 2012 年度 調査研究・研修のテーマ 非核バタアン運動ネットワーク (NFBM-Net)【フィリピン】 バタアン原子力発電所施設利用の代替案に関する研究プ ロジェクト 30 万円 脱焼却炉グローバル連合 (GAIA) 【フィリピン】 コンクリート・プロブレム:インドのセメント処理施設に おける有害な混合焼却による環境影響 40 万円 エネルギー正義行動 【韓国】 アジア各国の原子力輸入・輸出の現状調査:誰がどのよう に危険を輸出するのか 80 万円 Jari Aceh (Women's Network for Justice) 【インドネシア】 エクソン・モービル企業周辺に取り残されたコミュニティ 35 万円 ジョン・ライアン・メンドーサさん 【フィリピン】 The Other Media/コミュニティ環境モニ タリング【インド】 フィリピン漁民進歩同盟 (PANGISDA) 【フィリピン】 2013 年度 20 万円 40 万円 25 万円 小規模金鉱山採掘における 2013 年の水銀モニタリング 40 万円 EARTH(Ecological Alert and Recovery Thailand) 【タイ】 アカウンタビリティ向上におけるコミュニティの協働:金 鉱山採掘による汚染の原因及び深刻度の究明 50 万円 タミル・ナードゥ州カンニヤークマリ県 Manavalakurichi における鉱石採掘による影響評価 50 万円 市民参加と重金属汚染の管理 30 万円 Jari Aceh (Women's Network for Justice) 【インドネシア】 北アチェ県タナルアス区の水銀汚染と市民の健康状態 30 万円 Caraga Watch 【フィリピン】 フィリピン北スリガオ州クラベル町におけるタガニート 鉱山の高圧酸浸出法(HPAL 法)による環境・社会・経済 影響評価 50 万円 地域共同体を基盤とする大気汚染モニタリングと「バケツ リレー活動」の推進 50 万円 アヨウブ・アブ・ダイエさん 【ヨルダン】 「平和なエネルギー」としての再生可能エネルギーとの比 較における原子力発電の社会経済・環境リスクに関する NGO の能力向上 30 万円 サン・ヴォ・サンさん 【ベトナム】 開発事業の失敗:ベトナムクアンナム省のチャン河第二水 力発電のケーススタディ 30 万円 ベトナム中部ブジア川・トゥボン川水系における複数の水 力発電がダイロク区ダイホン村の人々の生活に与える影 響評価 40 万円 Jari Aceh (Women's Network for Justice) 【インドネシア】 アチェ州 4 県での産業としての金製錬と人々のジレンマ 40 万円 緑駝鈴(Green Camel Bell) 【中国】 中国北西部甘粛省におけるウラン鉱山と放射性廃棄物に ついての研究 50 万円 AGHAM ( Advocates of Science and Technology for the People) 【フィリピン】 イザベラ州サン・マリアノ町のイザベラバイオエタノール 製造コジェネレーション発電工場の環境・健康・社会への 影響に関する、地域社会を基盤とするモニタリングおよび 草の根教育 50 万円 クマール・スンダラムさん 【インド】 福島原発事故をインドの地図にあてはめる―惨事と結果 の意味を問う 30 万円 U Cafe HoiAn Project 【ベトナム】 ベトナム国ホイアン市のトゥボン川と井戸の水質の調査 30 万円 GUIDE ( Gandhian Unit for Integrated Development Education) 【インド】 自然大学(Nature University) 【中国】 of Centre for Social Research Development【ベトナム】 2015 年度 フィリピンミンダナオ北部ブキドノン州とミサミスオリ エンタル州に居住する先住民族にオイルパーム・ プラン テーションがもたらす社会環境影響の評価 石油・化学・石油化学投資地域の候補地タミル・ナドゥ州 カダルール及びナーガッパッティナム県の沿岸・マングロ ーブ・農場エリアの社会環境ベースラインマップ作成のた めのコミュニティによる取り組み マニラ湾埋め立て計画が湾岸沿いのパラニャーケ市とラ スピニャス市に与える社会・経済・環境影響: 「期待さ れる経済効果は事業費を上回るのか?」 バン・トクシックス(Ban Toxics!) 【フィリピン】 Ecological Waste Coalition Philippines【フィリピン】 2014 年度 助成額 the and
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