国際エネルギー情勢とLPG

国際エネルギー情勢とLPG
2015年10月9日
(一財)日本エネルギー経済研究所
小山 堅
禁無断転載
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
激動する国際エネルギー情勢

乱高下する世界のエネルギー価格
新興国を中心とした世界のエネルギー需要・輸入増加
地政学リスク等、エネルギー供給を巡る課題
進行するシェール革命の影響
環境制約と持続可能性への課題
福島原子力発電所事故の影響

その中でのLPGの位置づけは?





2
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
最近の原油先物価格動向
2011年以降、原油価格は高値圏推移。14年末に急落

(US$/bbl)
150
最高値更新を
続けた急騰局
リーマンショッ
ク後の急落
イラン情勢、在庫
低下傾向下で上
欧州不安再燃
で急落

イラク情勢
で急騰
130
110

90
WTI

米生産減
予想で底打
ち
70



ボックス圏相
Jan-07
Apr-07
Jul-07
Oct-07
Jan-08
Apr-08
Jul-08
Oct-08
Jan-09
Apr-09
Jul-09
Oct-09
Jan-10
Apr-10
Jul-10
Oct-10
Jan-11
Apr-11
Jul-11
Oct-11
Jan-12
Apr-12
Jul-12
Oct-12
Jan-13
Apr-13
Jul-13
Oct-13
Jan-14
Apr-14
Jul-14
Oct-14
Jan-15
Apr-15
Jul-15
Oct-15
底値からの反

需給緩和・サウジ
価格下落容認で
急落
(出所)NYMEX資料等より作成
6月にはイラク情勢で高
騰
その後は反落へ
10月以降は急落。OPEC
総会を受けて、下落が加
速
12月には50ドル台へ
年平均はブレント103ドル、
WTI96ドル。
2015年

欧州経済変
調下での下
50
30

Brent
MENA危機を
受けての高騰
2011年から高値相場持
続。年平均値は100ドル
超。
2014年


年初40ドル台に低下
5月以降、WTI60ド
ル台復帰も…
7月以降下落、2番底。
8月WTI40ドル割れ
8月までの平均は、ブ
レント58ドル、
WTI52ドル
3
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
世界石油需要の増減
2014年の世界石油需要は前年比約80万B/Dの低い伸び
350
250
150
(万B/D)
その他途上国
中東
その他アジア
中国
欧州
北米
合計
105
170
129
136
82
83
50
-50
-150
-250
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
(出所)IEA「Oil Market Report」より作成
4
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
非OPECの石油生産
2014年の非OPEC石油生産は対前年比243万B/Dの大幅増加
(万B/D)
(百万
-0.50
0.00
0.50
1.00
300
北米
欧州
中南米
250
旧ソ連
アジア太平洋
カナダ
200
ロシア
-0.10
150
中国
144
127
110
100
ブラジル
61
50
0
(14)
0.22
0.27
0.04
0.15
0.13
0.11
0.10
メキシコ
(14)
英国
0.23
0.17
0.13
(48)
-50
ノルウェー
-0.08
2012
2013
-0.02
-0.09
-0.20
-0.07
-0.16
-0.03
-0.04
-0.13
増産国
0.07
0.04
0.09
減産国
39 41
38 29
-0.10
-0.03
1.71
0.76
-0.19
243
計
2.00
1.04
米国
その他
1.50
2014
0.07
0.05
0.01
2015
2016
-100
-150
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
OPEC・NGL
(出所)IEA「Oil Market Report」より作成
0.38
0.17
0.20
0.26
5
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
サウジはなぜ減産しないのか

減産による価格防衛は、長期的利益とならない
第2次石油危機後に実施した減産の苦い「教訓」
価格が下がることで「市場は自然にバランスする」
一定期間の低価格に対応する財政基盤
新たな均衡価格帯の模索へ
市場シェア重視戦略へのシフト

市場は下支えを喪失。底が抜けて急落へ





6
小山堅 2015年10月9日
米国の原油生産とリグ活動
禁無断転載
掘削リグ数は、ピーク時から急減。最近原油生産に変化
(1,000B/D)
(Counts)1800
10000
9500
原油生産
1600
9000
1400
8500
8000
1200
7500
1000
7000
6500
800
6000
600
5500
5000
2010/1/1
2011/1/1
2012/1/1
2013/1/1
出所: 生産量はEIAデータ、リグ活動はBaker Hughesデータ
2014/1/1
2015/1/1
400
7
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
当面の国際石油市場をどう見るか



需給緩和・サウジ価格下落容認で当面は低価格・弱
含みの市場
米シェールなど、高コスト石油の生産への影響(予想)
を踏まえ、60ドル台に一時復帰も。しかし、二番底に。
何が市況の本格反転をもたらすのか?





OPECの本格的な減産
産油国における供給支障(地政学リスク、事故リスクの顕在化)
リグ(掘削)活動の低下の影響の深化?
しかし、未だダウンサイドリスクも存在。
しかし、今の価格水準は持続可能でなく、2020年頃
に70~80ドル前後を目指す展開に。
8
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
低油価の「光と影」:マクロ










全体として、世界経済にはプラス
消費国(日、米、欧、中、等)には恩恵
特に輸入依存度の高い国、日本にとっては大きな恩恵
エネルギー輸入企業、ユーザーにもベネフィット
市民生活にとっても「減税効果」
資源国にとっては、重大な悪影響
資源国経済不安定化が、金融・信用不安につながる可能性
世界経済・国際金融不安の連鎖・伝播リスク
要注意対象:ロシア、ベネズエラ、ナイジェリア、etc.
イラン等にとっても経済的な打撃。
9
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
低油価の影響:エネルギー





原油価格:「谷深ければ、山高し」?
産油国・資源国の不安定化
エネルギー供給投資への悪影響(高コストPJ)
エネルギー選択・意思決定の困難化(LNG価格フォー
ミュラ等)
内外エネルギー産業の再編・体制問題(資産整理・組
み換え含む)


シェルによるBG買収
コスト削減・効率化要請の高まり
10
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
2016年までのLNG需給バランス見通し
100万トン
350
300
250
287
272
239
245
246
254
需要
供給
需要
供給
200
150
100
50
0
2014年実績
日本
需要
2015年予測
アジア・オセアニア
欧州
供給
2016年予測
米州
中東
アフリカ
▌ 新規供給源の相次ぐ運開で供給プッシュ型の需要拡大が鮮明に
▌ アジア新興国での輸入量拡大が継続
(出所)森川哲男「国際天然ガス情勢の展望」、2015年7月
11
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
世界の地域別ガス価格
Units: USD / million Btu (left)
22
20
Henry Hub
18
NBP
16
Japan LNG average
14
Platts JKMTM
12
10
8
6
4
2
0
5
7
2000
1
7
2001
1
7
2002
(出所)US EIA他
1
7
2003
1
7
2004
1
7
2005
1
7
2006
1
7
2007
1
7
2008
1
7
2009
1
7
2010
1
7
2011
1
7
2012
1
7
2013
1
7
2014
1
7
12
2015
12
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
アジア・中東の長期LNG需給見通し

相次ぐ新規プロジェクトの運開によりLNG需給は大幅に緩和
100万トン
600
大西洋市場からの転売可能量
計画中プロジェクト
500
HOA/SPA締結済プロジェクト
既存プロジェクト
高需要ケース
400
低需要ケース
300
200
100
(出所)日本エネルギー経済研究所
0
2010
2015
2020
2025
2030
13
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
北米のLNG輸出プロジェクト
Cordova
Liard
三菱商事、中部電力 、 東京ガス、大阪ガス、
石油天然ガス・金属鉱物資源機構 (JOGMEC)
国際石油開発帝石 (INPEX)、
日揮
国際石油開発帝石 (INPEX)、
日揮
Cutbank Ridge
Pacific Northwest LNG
(石油資源開発(JAPEX))
三菱商事
Aurora LNG
(国際石油開発帝石 (INPEX)、日揮 )
LNG Canada
(三菱商事)
Triton LNG
(出光興産)
Cove Point LNG
2017年稼働予定
(液化加工:住友商事、
買主:東京ガス、関西電力)
伊藤忠商事
丸紅
White River mine
三井物産
住友商事
三井物産
住友商事
東京ガス
Permian Basin
住友商事
2018年稼働予定
(液化加工:中部電力、大
阪ガス、東芝)
アメリカ
▌ 54プロジェクト(3億5,000万トン
)
▌ 非FTA国向け輸出許可及び建
設許可取得プロジェクトは4件(
約5,200万トン/年)
▌ 2015年末/2016年初にSabine
Passが稼働開始
Ca e o
NG
2018年稼働予定
(液化基地:三井物産、JLI(日本郵船・三菱商事)
液化加工:三菱商事、三井物産、GDF Suez
買主:東京電力、東邦ガス、関西電力、東北電力、
東京ガス)
日揮
三井物産
丸紅
LNG輸出プロジェクト
シェールオイル・ガス
(確認済)
大阪ガス
石油資源開発
(JAPEX)
カナダ
▌ 35プロジェクト(3億9,000万トン
▌ 輸出許可取得プロジェクトは10
件(約1億2,000万トン/年)も建
設許可取得プロジェクトはLNG
Canadaのみ
(原典)IEA及び各企業ウェブサイト
(出所)森川哲男「国際天然ガス情勢の展望」、2015年7月
14
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
欧州とロシア
EUにとって、エネルギー
安全保障は大問題に
ロシアにとって、対アジア
戦略強化が最重要に
対立
ウクライナ
騒乱
中国にとっては、対ロ関係
で優位に立つチャンス
第三次エネルギーパッ
ケージ、欧州向け価格
決定方式変更(脱石油リ
ンク)等で既にあったEU
・露の対立構造
 ウクライナ騒乱による外
交関係悪化
 半年振りにウクライナへ
のガス供給再開
 South Stream計画撤回
⇒ロシアのアジアシフト
後押し
⇒EUはガス需要抑制、
供給源多角化強化

アジア
シフト
(出所)JOGMECに加筆(森川哲男「2015年の内外ガス情勢とガス事業の展望」、2014年12月)
15
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
アジアLNG市場を見るポイント
2020年頃まで、及びそれ以降

需要面





日本の需要は、再稼働次第で低下。その後再び緩やかに拡大へ
韓国(および台湾)の需要も原子力次第。基本的には拡大傾向
中国のガス需要は大気汚染対策が追い風で大幅拡大。LNG需要も基本は拡大、
ただし、ロシアからのPL供給拡大、国産ガス拡大があれば一定の抑制も。
全体としてアジアのLNG需要は堅調に拡大。← LNG価格下落はどう影響する?
供給面





米国LNG輸出許可は8000万トン超へ(建設許可は5000万トン強)
豪州、カナダ、東アフリカ等での新規LNG案件の立ち上がり
ロシアからの対中ガス輸出(PL)の拡大。ウクライナ情勢の展開にもよるが、対ア
ジア市場販売強化へ。
地政学情勢などが供給サイドでの不安要因
全体として、需要増を十分に賄うに足る(それ以上の)供給ポテンシャル存在。
→ 油価・LNG価格下落がどう影響する?
16
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
エネルギー基本計画とLPG
「resilience」を強化する重要なオプション



LPG供給の多様化はエネルギー安全保障強化に
貢献する要素
LPGは、可搬性を有する分散型エネルギーで、
CO2排出等、環境面でも優れた特性
緊急時・災害時における「Last Resort」の一つ

LPG国家備蓄の強化と供給源多様化によって、LPG供
給セキュリティの更なる向上が重要
17
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
長期エネルギー需給見通しとLPG
LPGのシェアは2030年度まで横ばい
(出所)長期エネルギー需給見通し小委員会第10回(2015年6月1日)資料より
18
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
日本のLPG輸入源
中東からの輸入が今も主力。しかし、米からの輸入拡大など変化も
輸入相手先シェア(2014年)
(%)
その他
12%
(1,000トン)
14000
カタール
UAE
13,440
12,181
クウェート
サウジアラビア
米国
米国
14%
12,973
11,574
12000
カタール
28%
その他
11,604
サウジア
ラビア
12%
10000
クウェート
12%
8000
6000
(%)
UAE
22%
輸入相手先シェア(2015年1Q)
その他
17%
4000
カタール
23%
2000
0
米国
17%
2005
2011
2012
出所:日本LPガス協会資料等より作成
2013
2014
サウジア
ラビア
10%
クウェート
11%
UAE
22%
19
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
日本のLPG市場・産業の更なる発展に向けた鍵

LPG供給セキュリテイの強化

LPGの経済性・価格競争力の強化



対石油製品、対天然ガス、対電力など競合エネル
ギーに対する競争力強化が重要
LPG市場における強力な市場プレイヤーの発展
国内・海外LPG市場における有効な戦略の立案
と実行
20
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
競争力強化は、LPGにとって極めて重要





足下の国内LPG需要はほぼ横ばい、しかし、低価格
環境はどう影響?
シェール革命の影響や国内エネルギー市場自由化
の流れで、燃料間の競合激化は不可避
競争力ある価格・調達は、LPGに期待される役割を
果たす上で避けられない重要課題
鍵を握るLPG産業及び個別企業の体質・体力・競争
力強化の行方
産業体制の強化・合理化とその下での成長戦略の重要性
21
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
重要なLPGの内外戦略

供給源多様化


より競争力ある価格での調達目指す戦略



米シェール革命による需給構造の変化・市場機会をどう最大
限活用するか
現行「買手市場」環境の有効活用、刻々と変わる市場環境に
対する柔軟な対応能力強化
成長と競争力強化のための国際トレーディングとシッピ
ング能力強化とそれに基づく最適化戦略
上述の国際戦略と合わせた国内市場でのLPG競争力
強化によって「選択される」エネルギーに
22
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
供給源多様化
米国産LPGおよびその他の新規供給源(可能性)の活用




進行するシェール革命で、米国は世界最大のLPG輸出国(2014
にカタールを抜く輸出量1400万トンでトップに)
最大の輸出国となった米国のLPG価格は、国内LPG需給によっ
て決定されるMB価格が参照基準。(従来の国際LPG価格のベン
チマークであるCP価格と全く異なる性格)
米国LPG供給は、国際市場の変化に柔軟に対応可能である特
徴を有する (特に、パマナ運河拡張後は柔軟性拡大)
米国以外にも、新規LNGプロジェクトの立ち上がり等も含め、新
たな供給源誕生の可能性も

しかし、国際市場の状況は刻々と変化。特に低油価による影響には要注意。
23
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
米国MB価格とCPの推移
MB価格の低下はCPに影響
1,400
($/tonne)
1,400
MB(Propane)
CP(Propane)
1,200
1,000
800
800
600
600
400
400
200
200
9
-0
n
Ja
9
0
lu
J
0
-1
n
Ja
0
1
lu
J
1
-1
n
Ja
1
1
lu
J
出所:各種資料より筆者作成
MB(Butane)
CP(Butane)
1,200
1,000
0
($/tonne)
2
-1
n
Ja
2
1
lu
J
3
-1
n
Ja
3
1
lu
J
4
-1
n
Ja
4
1
lu
J
5
-1
n
Ja
5
1
lu
J
0
9
-0
n
Ja
9
-0
l
u
J
0
-1
n
Ja
0
-1
l
u
J
1
-1
n
Ja
1
-1
l
u
J
2
-1
n
Ja
2
-1
l
u
J
3
-1
n
Ja
3
-1
l
u
J
4
-1
n
Ja
4
-1
l
u
J
5
-1
n
Ja
5
-1
l
u
J
24
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
LPG(プロパン)価格と原油価格の相対関係
LPG価格は原油価格対比で割安に
149
150
143
140
140
130
AL(原油)価格を100としたプロパン価格の推移
130 129
133
AL
Propane
134
130
132
124
120
110
112
110
108
106
102
100
100
96
96
97
94 94
90
80
注):2015年は1-9月実績
出所:各種資料より筆者作成
25
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
世界のLPG需給・貿易見通し
拡大する米国LPG供給を中心に、十分な供給が存在




2014年の世界のLPG海上貿易は7000万トン超
米国のLPG輸出は2014年の約1400万トンから、2020年に
は3000万トン前後(超の可能性も)に拡大。約1億トンまで拡
大する世界の供給を牽引
LPG需要・輸入もアジア新興国を中心に拡大。しかし、米国供
給を中心に供給は十分・潤沢に存在。
中東は、地域全体として2020年においても最大のLPG供給
者としての地位を維持。しかし、中東のシェアは大きく低下し、
供給構造の多様化が大きく進展

中東のシェアは現状の5割超から2020年には4割程度まで低下。一方米国の
シェアは2割から3割にまで拡大。
26
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
LPGの国際トレーディングとシッピング


LPG国内需要がほぼ横ばい状況の現在、国際トレーディングは
主要な成長機会に
成長の意味として、単なる量的な拡大に加え、競争力の強化と
「entrepreneurship(企業家精神)」発揮という意味の成長も


国際トレーディングの成功のためには、シッピング能力の強化が
重要に



国際事業としては、純粋なトレーディングの他にも、東南アジア・新興国等におけるLPG下流
事業・インフラ事業等への投資の可能性も
わが国の主要LPG企業は、いずれも、国際トレーディング・シッピング能力強化への取り組み
を本格化
国際トレーディングとシッピングの抜本的な強化で、わが国の
LPG産業及び企業は、真の「global LPG player」に
LPGで展開される市場戦略は、LNG市場など他の市場展開を占
27
う意味での「フロントランナー」となる可能性
小山堅 2015年10月9日
禁無断転載
まとめ


国際エネルギー情勢には大きな不確実性が存在
原油価格は当面は低迷。しかし、低油価が将来の需
給逼迫要因となる可能性も

LNG市場も当面は買手市場。しかし・・・。

LPGが果たす役割への期待

期待に応えるための、内外戦略の重要性

「フロントランナー役」が期待されるLPGの戦略展開
28