整形外科 所属診療統括部門 部門 3 診療統括部門長名 安永 弘 科長名 管理師長名 村岡 京子 山田佐恵美 事務長名 松永 真治,大山 崇 神保幸太郎 所属医師名 神保幸太郎,吉田健治,田中憲治,坂井健介,吉田史郎,重留広輔,佐々木威治,江 崎佑平,松原庸勝,塚本祐也,田邉潤平,(後藤琢也) 入院延べ患者数 34,600 人 平成 25 年度の 実績 1)手術合計数は年々微増傾向にある.麻酔科,手術室スタッフなどの協力体制が充 新規入院患者数 1,391 人 外来延べ患者数 26,527 人 実してきている. 2)脊椎手術,手外科手術(関節鏡,腱手術)が増加傾向である. 骨折観血的手術 411 骨内異物除去 308 関節内骨折観血的手術 181 人工骨頭,人工関節 74 骨折経皮的鋼線刺入固定術 90 脊椎 86 偽関節手術 13 関節鏡手術 51 腱手術 特筆すべき事項 54 合 計 1,268 1)本院の整形外科が取り扱う疾患は,整形外科疾患の中でもとくに外傷,脊椎疾患 および外傷,手外科疾患および外傷である. 2)日本整形外科学会専門医 7 人,骨折治療学会会員 7 人がおり,開放骨折などの緊 急性を要する外傷,関節内骨折などの難易度の高い外傷にも対応できる. 3)日本脊椎脊髄病学会指導医 1 人,日本整形外科学会脊椎脊髄病医 4 人が勤務して おり,さまざまな脊椎疾患(頸椎症性脊髄症,腰部脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘ Ⅵ ルニアなど)や脊椎外傷(脱臼骨折,脊髄損傷など)を治療できる. 4)日本手外科学会専門医が 3 人おり,難易度の高い手外科疾患や外傷を数多く治療 している.平成 25 年 4 月より日本手外科学会の基幹教育研修施設に認定され, ますますの症例増加が見込まれる. 5)上記のような専門性のために,紹介患者は筑後地区一円はもとより,鳥栖や日田 などからの紹介も増加している.近隣の一般開業医,リハビリ病院,同地区の基 幹病院である久留米大学病院,久留米大学医療センターとの連携も充実している. 今後の展望 1)手術症例数の増加,充実 四肢外傷,脊椎疾患および外傷,手外科疾患および外傷を中心にますますの手術 症例数の増加を図りたい.年々微増傾向にあり,本年は 1,200 例を突破している. 今後も日帰り手術センターの開設,麻酔科や手術室スタッフとの協力のもと,年 間 50 例前後の増加を目標とする.また高齢者の大腿骨近位部骨折(平成 25 年度 は 293 例)の術前待機期間の短縮,糖尿病や腎不全で透析中の下肢閉塞性動脈硬 化症に対する詳細な診断,術前後の循環器内科との協力による治療成績の向上に よって平均入院期間の短縮を図る. 2)研究,教育の継続 多くの学会発表(平成 25 年度 48 回),論文投稿(同 20 編),講習会参加によっ て医師教育,日頃の診療へのフィードバック,聖マリア病院整形外科の知名度アッ プに繋がっている.今後も継続していきたい. 251 3)医師の確保 久留米大学整形外科医局からの出張に加えて,独自に後期研修医を確保している. 豊富な症例数があるので更なる増加にも対応でき,十分な研修が可能である.若 手医師の増加によって指導医の意識向上,手術症例数の増加,当直回数軽減によ る安全な医療が望める. 252
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