【設楽ダムの建設中止・愛知県民会議】設立集会を ★ 9月19日(日)午後 1 時 30 分から 4 時 30 分まで、 名古屋駅前・ウインク愛知(旧・愛知県中小企業セン ター)1102 会議室で、100 名近くの参加者を得て、 大盛況のうちに実施しました。 集会は市野和夫(元・愛知大学教授)氏による、 設楽ダム建設事業・公費差止裁判・1審棄却判決を 受けて「なぜ控訴したか!」の説明と、「地域を滅ぼす (写真は当日の会場風景:報告する市野代表) 設楽ダムの建設はやめましょう!」の力強い基調報告から始まりました。 ついで、先の参議院選挙で善戦した、若手政治家「もとむら伸子(共産党)・薬師寺みちよ(みんなの党)敬 称略」のお二人から、無駄な公共事業への鋭い批判と「設楽ダム建設中止」支援の、力強い決意表明の挨拶を 受けました。共産党の「もとむら」さんは、以前からの活動に 加え、先の「設楽町長選」で連日、粉骨砕身の働きをされた のを目にしており、さらに薬師寺さんは10月10日に「みんな の党・政治塾生20数名が設楽ダム現地視察の予定」と表明 されるなど、連携を深めることができました。 なお共産党からは八田ひろこさん、斎藤愛子さんも参加さ れ「県議会に設楽ダム反対の声を届ける」ために、ぜひ「み んなの党」や「共産党」さんから、「県議会に議席確保を!」と 総合司会の立場を忘れ、エールを送ったのでした。くわえて 「設楽ダム問題に理解がある」高木ひろし民主党愛知県議も 参加されていて出席者一同の想いは「推進与党の一部」に は伝わったと感じています。 (写真は紙芝居をする設楽在住の高森寛子さん) 次いで、高森寛子さんの熱演による「ネコギギ紙芝居」は 食い入るように見つめる参加者に童心を揺さぶる感動を与え、 脱ダムフォークは会場を大いに盛り上げ、休憩に入りました。 休憩後の「テーマ討論&質疑応答」は奥宮芳子さんの司 会で、設楽町の「いま」そして「未来」と題し、住民投票の会事 務局長:伊奈 紘さん、脱ダム設楽町議員ネット:高森陽一郎 さん、立木トラスト山地権者:原田吉美さんの三人で行われま した。「因習と縁故まみれ」の中で行われた設楽町長選の内 実の赤裸々な報告や、建設確定前を含め、「カネ」を積まれ た当事者の方々の苦悩と現実の状況があきらかになりました。 (写真右から原田吉美さん、高森陽一郎さん、伊奈紘さん) 1 5 時からのデモは参加者が60名を越え、名古屋 駅から栄まで広小路通りを堂々と 1 時間以上にわた り行進し、思いを十二分に訴えることができました。 参加者からは「久しぶりにデモに参加しスッキリし た」・・また栄・三越前でデモを見たという方からは、 「名古屋のメインストリートでデモなんてよくできたね、 元気が出た、よかった」と感想を頂きました。 皆さん、今後はよりいっそう!設楽ダムの建設中止を 目指し、共に進もうではありませんか!! (文責:宮永正義) ★ 基調報告/地域を滅ぼす設楽ダム建設は止め ましょう ★ 私たちはなぜ控訴したか―設楽ダム住民訴訟 (1審判決)について ★ 設楽ダム建設中止愛知県民会議設立声明文 (別紙) (名古屋広小路を歩く参加者) 《設楽ダム建設中止愛知県民会議協賛団体》(2010/10 月 1 日現在) 協賛団体 あいち悠々労働組合 STA なみだの分かちあいアジア 海上の森野鳥の会 がっこうコミュニティユニオンあいち ここのつの会 笹島日雇労働組合 市政改革とよた市民の会 設楽ダム建設の是非を問う住民投票を求める会 全日本年金者組合 豊橋・田原支部 脱ダム設楽町議員ネット 東海民衆センター 導水路はいらない!愛知の会 徳山ダム建設中止を求める会 豊川の四季を愛する会 豊川を守る住民連絡会議 豊橋の情報公開をすすめる会 名古屋生活クラブ 日進自然観察会 東三河くらしと自治研究所 平針の里山保存協議会 町づくり石巻 みどり東海 みなと塾 代表名 丸山 悦子 りゅう・チャクマ 宮永 正義 鈴置 一夫 朝倉 照雅 大西 豊 岡田 耕一 伊藤 幸義 杉田 好正 田中 邦利 野村 正男 加藤 伸久 上田 武夫 八木 月子 渡邉 正 長屋 誠 伊澤 眞一 渡邉 仁司 宮入 興一 宗宮 弘明 溝口 正俊 小林 収 加藤 正敏 電話 052-938-8501 0532-63-1048 052-524-1586 052-583-8260 0532-61-7673 052-451-4176 0565-80-5323 0536-62-1366(伊奈) 0532-54-2011 0536-62-1453 中区金山 5-2-30 052-811-8069 0584-78-4119 0533-86-9663 0536-22-3727 0532-57-1336 052-501-0251 0561-73-1439 豊橋市職労内 千種区不老町 0532-88-1669 0565-80-5323 0532-32-1927 ★協賛団体を現在も募集中です。協賛していただける団体さんは団体名、代表名、住所、電話番号 を明記されて事務局(奥宮)までご連絡ください。 ★「みどり東海」さんからは真っ先に協賛団体にお申し出いただきながら設立集会(9/19)当日の案内 にはこちらの不手際で記入もれしてしまいました。申し訳ありませんでした。 2 ムダなダム 一刀両断 朝日新聞大阪版 2010 年 10 月 01 日 著書「ダムが国を滅ぼす」と今 本博健さん=大阪市北区 国の諮問機関・淀川水系流域委員会の元委員長で、ダム計画 を「ダム偏重」として批判している今本博健(ひろたけ)・京大名誉 教授(72)=京都市左京区=が、全国のダム問題について記した 初の著書「ダムが国を滅ぼす」(扶桑社)を出版した。「週刊SP A!ダム取材班」との共著となる。 今本さんは専門の河川工学の見地からダム問題に取り組んで おり、大阪府の槙尾川ダムの有識者会議では委員を務める。ここ 数年は全国のダムの予定地を回った。「いかに世の中にいらんダ ムがたくさんあるのか、と思った」。治水の専門家として一つも必要 だと思えるダムがなかったという。 ダム建設に反対する住民とも交流し、住民側の変化を感じた。 「昔のダム反対団体と言えば、環境偏重か政党絡みばかり。ここ最 近は普通のおばさんらが参加している。すそ野が広がった」。淀川 水系ダムや八ツ場ダム(群馬県)問題などで一般住民の意識が高 まってきたタイミングで、著書の出版を決めたという。 今本さんは著書で「いかなる洪水に対しても住民の生命と財産を 守る」という治水の使命を強調する。一定の範囲内で起きた一定 限度の洪水を封じ込めるダムに重点を置いても、予想外の 洪水が起きたり堤防が切れたりしたら、壊滅 的な被害を受ける、としたうえで、「ダムによって真に水害の発生を防止し得た例は皆無と言っていいほど 少なく、逆に、ダムがありながら壊滅的な被害になった例は枚挙にいとまがない」と指摘し、堤防補強と避 難対策を最優先にすべきだと記した。 2章以降は、全国的な注目を集める八ツ場ダムや予定を上回るスピードで土砂がたまっている二風谷ダム (北海道)の現状を紹介。大阪府が計画する安威川、槙尾川の2ダムや、淀川水系の川上ダム(三重県)、民主党 のダム政策についても手厚く取り上げており、末尾には全国で計画中のダム事業の一覧データも盛り込んだ。 京大防災研究所長も務めた今本さんには、国や地方自治体でダム事業を担当している教え子も多い。「人の 命を守るには、ダムより先にやるべきことが多すぎる。ぜひ、ダムにこだわる国や都道府県の河川管理者にこそ読 んでほしい」と話している。四六判、327ページ。1400円(税抜き)。 今本博健氏には、これまで何度も当会のシンポジウム、講演会にパネリスト、講師として出席していただいております。 当会でも著書を取り扱っております。ご入用の方は市野代表または事務局(奥宮)にお知らせください。 10 月28日(木)11:30~12:00 名古屋高裁 にて 当日は、弁護団の意見陳述と、原告の意見陳述が行われます。 終了後、弁護士会館にて、集会を予定しております。 (法廷は1審のときと同じです。) 3 2010.9.28 拡大幹事会より ○10月8日県民会議第1回集会を行ないます 午前8時から愛知県庁前「COP10開催地の市政を問う&設楽ダム建設中止を求める」県民会議のチラシを 通行人に配布します。 有志は午後4時まで散らし配布をしながら座り込みを行ないます。 午後4時 知事に愛知県民会議声明文と申入書提出(愛知県庁前に集合) 都合のつくところで参加してください。 ●COP10について (10/11~29) 名古屋国際会議場前の白鳥会場に複数の団体と「生命流域の再生」という共通のテーマでブースを出しま す。 参考: 生命流域の再生・・・王滝村シンポジウムの報告は下記サイトにあります。 http://www.cbdnet.jp/archives/2436/ なお10月20日は中部の環境を考える会の報告書の発表会、21日は他団体のイベントで市野代表が報告。 (会場:名古屋学院体育館) 「いまじんウォーク」について 設楽から、徳山から、名古屋のCOP10会場を目指す、「いまじんウォーク」という行進が行なわれます。スタ ートは10月11日旧田口駅出発です。10月11日のコース予定を以下にご案内します。当日は市野代表が 案内役を務めます。11日の寒狭川沿いのコースは、絶好の寒狭川観察ができます。(自由参加) 10月11日(月、体育の日) 8:30 旧田口駅から出発(田口線跡を南進) 10:30~45 田峯 設楽ヤナ八雲苑(休憩) 12:30~13:30 布里(昼食) 14:30~45 長楽(休憩) 16:00 出沢(すざわ)公民館(宿泊) ○国土交通省による設楽ダムの再検討会議について 市民による検証、紙上検討会議の企画、地整に対する公開質問状、愛知県知事に対する公開質問状など、工夫し て住民の意見を発表していきます。 ・ ○立木トラスト名札付けについて 11月14日(日)今年最後の名札付け作業を行ないます。 参加される方は午前10時 田口特産物振興センター (☎0536-62-0977)に集合してください 設楽ダムの建設中止を求める会: http://no-dam.net/ 代表 市野和夫 [email protected] 事務局 奥宮芳子 〒440-0069 豊橋市御園町 1-3 ℡&fax 0532-54-7305 [email protected] 郵便振替の口座番号:00870-1-134146 加入者名:設楽ダムの建設中止を求める会 会費は年額2000円です。 他銀行からの振込みは、ゆうちょ銀行【店番 089(ゼロハチキュウ店) 当座 0134146】 ★振込用紙を同封しました。カンパなどにご利用ください。 4
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