民主党よどうした JJ1SXA/池 安保法案の参院委員会の採決で、乱闘

民主党よどうした
JJ1SXA/池
安保法案の参院委員会の採決で、乱闘騒ぎがあったが、こんな騒ぎで安保法案が
否決される可能性はゼロである。
…日本の安全保障政策を転換する大きな節目であるにもかかわらず、目を覆いた
くなるような議会の状況である。これが「良識の府」「再考の府」といわれてきた参院で
あろうか。とても子供たちには見せられない光景だ。
他の反対勢力ともども「民意に反した強行採決は許されない」などと批判しているが、
まったく的外れだ。審議を経た法案を採決するのは立法府として当然だ。
国会議員やその集まりである政党は、国民の負託を受けて、法案採決を通じた政策
的判断を求められる。それを否定するなら、議会制民主主義は成り立たない。
とくに問題なのは、審議の終盤から、民主党などが国会周辺で法案に反対するデモ
隊と連動するように、同様のスローガンを叫び続けていたことである。
学生グループ「SEALDs」の行動を称賛し、「採決は民主主義に反する」といった主
張にまで同調している。
国民には当然ながらデモをする権利がある。だが、一部のデモ隊が国民の声を代
表しているかのように、民主党が位置付けているのは大きな誤りだ。
国会議員は日本の安全保障に対する責任感を持ち、判断も先送りすべきではない。
参院本会議では堂々と賛否を明らかにすべきだ
採決では、国会の事前承認について政府と同意した日本を元気にする会、次世代
の党など野党3党も賛成した。与党単独採決にはあたらない。
現実の脅威を踏まえて行うべき安保政策の論議に、もっぱら抵抗の姿勢を見せる目
的のパフォーマンスは不要だ。…と産経新聞は報じていた。
…こんな騒ぎで安保法案が否決される可能性はゼロである。多くの人は野党なんて
昔からこんなバカだったと思っているだろうが、1950 年代までは野党も知識人も、安
全保障を真剣に考えていた。
国会で乱闘するぐらいならいいが、戦争の危機が迫ったとき、憲法論争をやってい
る暇はない。野党もこういうバカげた騒ぎには今日でけりをつけ、自民党との憲法改正
協議を始めるべきだ。…とは、池田信夫氏だ。
…極めて限定的であっても集団的自衛権の行使や後方支援は、徴兵制につながり憲法違
反だと非難する民主党以下野党は、中国の脅威をまともに見ることもせずに、憲法学者ら
の意見に頼って主張を展開する。
だが、彼らがその意見を尊重する慶應義塾大学名誉教授、小林節氏は 6 月 22 日、衆議
院特別委員会でこう語った。「我々は大学というところで伸び伸びと育ててもらっている
人間で、利害は知らない。条文の客観的意味について神学論争を伝える立場にいる。字面
に拘泥するのが我々の仕事で、それが現実の政治家の必要とぶつかったら、それはそちら
が調整してほしい。我々に決定権があるとはさらさら思わない」
政治家は学者の神学論争に頼って机上の空論を展開するのでなく、国際社会の現実を見
て、国民の命と国家を守り通すための判断をせよということだ。…は、桜井よし子氏のコ
ラムの文章だ。
「SEALDs に参加している学生は、単に勉強もせずに戦争法案反対という言葉に酔
いしれて参加しているだけ」との評もある、要は底が浅いのだ、そんな団体を持ち上げ、
それに頼るという民主党はどうなっているのだ。
失敗したが、一度は政権を担った党だ、生活の党などどちらでも良いが、共産党、
社民党とは一線を画して建て直しを図らなくてどうする。
私は、民主党支持者では無いが、2大政党制は望む立場だ、衆院の採決時は、プ
ラカードを掲げるパフォーマンス、参院では、委員長の入場を阻むため女性議員を盾
にし、採決時は乱闘騒ぎ、とにかく引き伸ばしを計っているが、それでどうなるのだ、
時間がかかれば、それだけ税金の無駄遣いが増えるのだ、どう責任をとるつもりだ。
民主党の議員が、TV を意識した、この行動で、良い絵がとれたなどと発言している、
これで自民党の支持が減り、民主党の支持率が上がるなどとの発言もしているが、国
民は利口になっている、そんなことでは騙されなくなっていることに気付くべきだ。
かっての社会党と同じに見えるが、反対のための反対で、党勢を衰退させたことを
教訓にできないのか。
岡田代表や民主党の幹部が、こんな馬鹿とは知らなかった、もう少し評価できると
思っていた自分を恥じるのみだ。
今後も、「SEALDs」と連携を図っていくとコメントしている、国会の混乱を承知で強行
姿勢を続けた理由について、「SEALDs の目があるからだ」と、党幹部が言っている、
情け無い、政治家は、政策で論争しろ、中身の無い若者集団の下請けになってどう
するのだ、成立した安保法案に反対なら、きちっと対案を示して国民の理解を求める
のが筋だ、ただ反対だ反対だと騒ぐのでは、政治家失格、政党を結成している意味も
無い、 池田信夫氏は、次のように述べる。
…責任をもって政権を担うためには、次のどちらを選択するかを明確にすべきだ。
(1)内閣の解釈改憲による安全保障体制の漸進的な変更を国会で承認する。
(2)自衛隊・安保条約の存在する状況に合わせて憲法を改正する。
(1)は、手続き的には違憲ではない。最高裁判決が出るまでは内閣が憲法解釈を決
めることができ、本来は国会承認も必要ない。昨年の閣議決定のときは、野党は 60 年
体制で暗黙の了解になっていた(1)を選んだようにみえたが、今年の長谷部証言で
突然、方針を変更して実定法原理主義になった。それなら選ぶべき道は、(2)しかな
い。…と。民主党よ心せよ。
(20,Sep,2015 記)