京都大学経済学研究科 平成26年度(2014年度)前期 マークシート方式

京都大学経済学研究科
平成26年度(2014年度)前期
マークシート方式授業評価アンケートの結果について
大学院教育改善WG
経済学研究科では、平成26年度前期に学生による授業評価アンケートを実施し、今般データの分析
結果を公表することとした。これらの情報は、大学院における教育の実態を認識し、個々の授業および
研究科全体の教育改善について検討するための基礎資料である。
授業評価アンケートについては、マークシート方式を採用して行った。実施期間は、平成 26 年 7 月 4
日~17 日の実質2週間とした。基礎科目のうち履修登録者 5 名以上の科目(中級ミクロ経済学、中級マ
クロ経済学、経済学のための数学、上級ミクロ経済学、史的分析概論、政策基礎論B、経営学原理、経
営史A、中級統計学、上級統計学)を対象とし、10科目の総数で47の回答を得た。
設問は学部で従来から行っているものを踏襲した。下の BOX に示した9つの設問に対し、5「あては
まる」
、4「どちらかといえばあてはまる」
、3「どちらともいえない」
、2「どちらかといえばあてはま
らない」
、1「あてはまらない」のいずれかをマークさせることとした。
この9つの設問は、学生自身の授業への参加態度に関するもの(設問1~2)と、授業の内容に関す
るもの(設問3~6)
、教員の授業態度に関するもの(設問7~9)に分かれている。上記 9 つの設問の
他に、自由記述欄を設定し、
「この授業についての感想・改善意見等」を自由に書いてもらった。
1.
(出席状況)授業にはほとんど出席し、積極的に参加した。
2.
(自主的学習)この授業科目のために自主的に学習した。
3.
(明解さ)この授業はわかりやすかった。
4.
(体系性)授業内容は体系的であり、よくまとまっていた。
5.
(知的魅力)この授業は知的に魅力(面白さ)のあるものであった。
6.
(有益度)この授業は自分の学習にとって有益だった。
7.
(理解度への配慮)学生の理解度や反応に配慮した授業の進め方がなされていた。
8.
(自発的学習の促進)自発的に学習・探求するための指針や助言をこの授業で得る
ことができた。
9.
(教員の熱意)授業に対する教員の熱意を感じた。
全体の平均を以下の表に示す。各項目の平均は3点台の後半から、4点台となっており概ね良好な結
果が得られた。出席状況の平均は 4.63 となり十分に高い水準にある。今回のアンケート調査からは、大
学院生の満足度の高い充実した教育がなされていると考えられる。今後も調査を継続し、全体の状況把
握に努めていきたいと考えている。なお各科目の調査結果については担当教員に配布し、今後の講義構
成等に役立ててもらうようにしている。
第1表
授業評価結果 (全回答平均)
Q1
Q2
出席状 自主的学
平成25年度後期
平成26年度前期(今回実施分)
Q3
Q4
明解さ 体系性
Q5
知的魅
力
Q6
Q7
Q8
Q9
有益度
配慮
促進
熱意
況
習
4.79
4.60
4.36
4.53
4.47
4.64
4.38
4.38
4.51
4.63
4.25
3.97
3.99
4.06
4.26
3.71
3.93
4.29
平成25年度後期と平成26年度前期では、開講科目が異なるため単純な数値の比較をすることは
できない。基礎科目は原則前期、後期いずれかにオファーされるので、この1年間全体を通して、
高い授業評価を得ていると考えられる。
(参考)平成25年度後期は、上級マクロ経済学、中級計量経済学、上級計量経済学、社会経済学・
理論B、経営学研究法、社会経済学・古典研究Bの6科目を対象として47の回答を得た。
以上