- 22 - 昆虫科学(Insect Science)

科 目 区 分
専門科目 〔2動物科学群〕
対 象 学 科
全学科
生物環境科学科(選択必修)
資源生物科学科(必修)
応用生命科学科(選択必修)
単位数
2 単位
昆虫科学(Insect Science)
授業科目名
担当教員(○印代表者)
選択/必修
○三浦健、池田素子、新美輝幸
開 講 時 期
2年次 前期
授業の到達目標及びテーマ
昆虫類は全動物種の70%以上を占めるとされるほど種類数が多く、我々人間の活動
領域を含め、陸上のあらゆる環境に多様な適応戦略をもって入り込んでいる。本講
義では、昆虫類に今日の繁栄をもたらした様々な特性について学び、良きにつけ悪
しきにつけ人間活動に関ってくるこの隣人についての理解を深める。
授業の概要
昆虫類の持つ諸特性について、分子から行動までの様々なレベルで学ぶ。1.と2.の
項目を新美、3.-5.の項目を池田、6.-13.の項目を三浦が担当する。
具体的な講義内容
授業計画
01.昆虫の分類と多様性:昆虫の代表的な分類群
02.昆虫の擬態:ミュラー型擬態とベイツ型擬態
03.昆虫の視覚:昆虫が見る世界、花の見え方、眼の構造
04.昆虫の嗅覚:環境情報を感知するセンサー類
05.昆虫の神経系:神経伝達機構、記憶と学習、ミツバチの行動
06.昆虫の外部形態と機能:皮膚の構造、翅の構造と飛翔
07.昆虫の内部形態と機能:消化器系、排泄器系、呼吸器系、神経系、
内分泌系、循環器系
08.昆虫の食餌と解毒代謝:食餌のパターン、解毒代謝と殺虫剤抵抗性
09.昆虫に特徴的な代謝系:血液組成、血糖と糖代謝、飛翔時のエネルギー
代謝、脂質の輸送と代謝
10.昆虫の内分泌学1:内分泌とは、さまざまな昆虫ホルモン
11.昆虫の内分泌学2:脱皮・変態
12.昆虫の内分泌学3:生殖、季節適応
13.昆虫の人間活動との関わり:衛生動物学的視点から
14.オフィスアワー
キーワード
昆虫の多様性、形態と機能
教 科 書
適宜プリントを配布
参 考 書
昆虫生理生態学(朝倉書店)、最新応用昆虫学(朝倉書店)、分子昆虫学(共立出
版)
関連性のある科目
(あるいは履修条件)
昆虫生理生化学、昆虫生産科学、生体防御学
成績評価の方法
・定期試験を60%、小テストの合計を40%とする。
・履修取り下げ制度を採用する。
・定期試験を受験しない者は欠席とする。
担当教員連絡先
e-mail 三浦健:k-miura@ 池田素子:mochiko@ 新美輝幸:niimi@
(@以下に「agr.nagoya-u.ac.jp」を付けてください)
オフィスアワー
(学生が学業について質問・相談を
することで個人的指導を受けられ
る時間)
メールにて担当教員に問い合わせること。
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