京都ダルク12周年記念フォーラム - 新潟県薬物依存症者を抱える家族の会

1992 年 6 月 5 日第三種郵便物承認(毎月 1 回 25 日発行)2015 年 9月3日発行KTK増刊通巻 4331号「付録」
12 周年記念フォーラム
open your heart
~ココロを開け~
プログラム
薬物依存症者たちの話
家族の話
フォーラム祝賀会
10 10
主催 特定非営利活動法人 京都 DARC
後援 京都府 京都市 京都市教育委員会
京都弁護士会 自由人権協会京都
京都精神神経科診療所協会
京都精神保健福祉士協会
京都新聞社会福祉事業団
京都社会福祉士会 近藤 恒夫 氏
(NPO 法人 APARI 理事長・日本 DARC 代表 )
テーマ
「薬物依存者の孤立を防ぐために」
12 周年記念フォーラム
12周年を迎え
いつも京都 DARC を支えてくださり、ありがとうございます。
近藤 恒夫さんプロフィール
1941年生まれ 秋田県出身
日本ダルク本部代表
特定非営利活動法人 アジア太平洋地域アディクション
研究所理事長
医療法人社団 アパリクリニック 常務理事
日本カトリック依存症者のための委員会(JCCA)委員
1985年、東京都荒川区に薬物依存症者の社会復帰を
支援する「ダルク」を設立する。現在、78箇所の関連
施設が全国各地で運営されており、「薬物依存症者の回
復の権利」を求めて歩き続けている。
1994年 第 9 回東京弁護士会人権賞受賞
2001年 第35回吉川英治文化賞受賞
2006年 矯正局東京管区長賞
2013年 第 4 回作田明記念財団最優秀賞受賞
厚生労働省 厚生労働科学研究班 薬物依存分担研究者
法務省矯正局「薬物再犯防止プログラム」委員会
法務省矯正研修所東京支所 講師
警察庁 再乱用・再発防止支援(執行猶予者に対する回復支援)プログラム
韓国・麻薬退治本部スーパーバイザー
JICA(国際協力機構)草の根技術協力事業プロジェクト・マネージャー
龍谷大学矯正・保護総合センター 嘱託研究員
著書『薬物依存を越えて』海拓舎(2000)
『拘置所のタンポポ』双葉社(2010)
『ニッポンの(薬物)依存』デイブ・スペクター共著 生活文化出版(2010)
『ほんとうのドラッグ』講談社(2012)
現在、各刑務所において覚醒剤教育(再発防止)に講師として参加。
2003 年 9 月「薬物をやめたい、やめ続けたい」と悩む仲間のた
めに活動を始めた京都 DARC が、おかげさまで今年 12 周年をむ
かえます。みなさまのあたたかいご支援のおかげと感謝申し上げ
ます。
テレビやメディアでしばしばとりあげられるようになった薬物
を含むアディクション。以前に比べれば、身近に起こりうる問題
として受けとめられるようになりつつあります。一方で「止めた
いと思っていても、また使ってしまう」薬物依存症にはまりこみ
孤立する本人、本人の変わりぶりに悩み揺れ動く家族にとって、
どんな相談先があり、どんな回復への道があるのか、という本当
に大切なことが伝えられはじめたのは、つい最近のことのように
感じます。
京都 DARC は、日々グループミーティングを行いながら、薬物
依存症から回復したいと望む仲間の集まる場所であり続けていま
す。自分の他にも同じ問題で苦しみ、今はそこから一歩一歩前へ
進んでいる仲間がいること。そうした仲間と、居場所と行動をと
もにして過ごすところから、今日一日薬物を使わずにすごせた心
地よさや、仲間とのつながり、ささやかな希望を実感できること
でしょう。
12 周年のこの機会に、京都 DARC からみなさんへの感謝と希望
のメッセージをお伝えできればと、みなさまがたのお越しを心よ
りお待ち申し上げます。
NPO 法人京都 DARC 事務局長 廣兼 美輪