法令等遵守態勢(コンプライアンス態勢) 経営の最重要課題と位置づけ、コンプライアンスの充実と強化に取組んでいます。 高い公共性を有している金融機関は、企業倫理や法令を厳格に遵守するよう、社会一般から強く求められております。当 金庫は、こうした金融機関に対する公共性、社会性の要請を重く受け止めるとともに、地域からの信頼の源であるコンプラ イアンス(法令等遵守)を経営の最重要課題と位置づけ、 『内部管理基本方針』を定めて役職員一人ひとりの着実な実践へ 向け金庫一丸となって取組んでおります。 コンプライアンスの組織体制と致しましては、コンプライアンス態勢の整備と、コンプライアンスの周知徹底を積極的 に推進するための統括部署を総務部コンプライアンス課とし、コンプライアンスに関する諸問題の把握・管理と適切な防 止策等を検討する機関としてコンプライアンス委員会を設置し、検討事項を常勤理事会に提言しております。また、業務部 門から独立した監査部と監事による臨店監査ならびに業務監査を定期的に実践することにより相互牽制体制の強化を 図っております。さらに、本部各部と営業店には「コンプライアンス責任者」を各1 名配置し、日常業務における法令等遵守 のチェックならびに教育・指導を実施することにより、各部店内におけるコンプライアンスの周知徹底に努めております。 個々の施策等は、コンプライアンスを実現するための実践計画である「コンプライアンス・プログラム」に定めております。 また、コンプライアンス・プログラムの一環として、コンプライアンスに係る基本理念(一関信用金庫行動綱領) 、役職員の 行動基準を主な内容とする「コンプライアンス・マニュアル」 (コンプライアンスを実現するための具体的な手引書)を策定 し、各研修などを通じて、職員の指導、教育にも取組み、コンプライアンスマインドの向上に努めております。また、個人情報 保護法についても安全管理措置の徹底を図っております。 以上、コンプライアンスを重視した企業風土を醸成し、健全性の高い、地域の信頼に応える金融機関を目指して参りま す。 内部管理基本方針 当金庫は、当金庫、子会社および子法人等から成る集団(以下、「当金庫グループ」という。)の業務の健全性、適切性を確保 するため、信用金庫法第 36 条第 5 項第 5 号および同法施行規則第 23 条各号の規定に基づき、以下のとおり「内部管理基本方針」 を定めております。 1. 当金庫グループの理事および職員の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制 2. 当金庫の理事の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制 3. 当金庫グループにおける損失の危険の管理に関する規程その他の体制 4. 当金庫の理事の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 5. 当金庫グループにおける業務の適正を確保するための体制 6. 当金庫の監事がその職務を補助すべき職員を置くことを求めた場合における当該職員に関する事項 7. 当金庫の監事の職務を補助すべき職員の当金庫の理事からの独立性等に関する事項 8. 当金庫の理事および職員ならびに子会社および子法人等の役職員が当金庫の監事に報告するための体制 9. 当金庫の監事へ報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制 10. 当金庫の監事の職務の執行について生ずる費用の前払い又は償還の手続きその他の当該職務の執行について生ずる費用又は 債務の処理に係る方針に関する事項 11. その他当金庫の監事の監査が実効的に行われることを確保するための体制 一関信用金庫行動綱領 〈信用金庫の社会的使命と公共性の自覚と責任〉 く地域社会とのコミュニケーションの充実を図る。 1. 信用金庫のもつ社会的責任と公共的使命を常に自覚し、責 〈従業員の人権の尊重等〉 任ある健全な業務運営の遂行に努める。 5. 従業員の人権、個性を尊重するとともに、安全で働きやす 〈質の高い金融等サービスの提供と地域社会発展への貢献〉 い環境を確保する。 2. 経済活動を支えるインフラとしての機能はもとより、創意 〈環境問題への取組み〉 と工夫を活かし、お客さまのニーズに応えるとともに、セ 6. 資源の効率的な利用や廃棄物の削減を実践するとともに、 キュリティ・レベル向上や災害時の業務継続確保などお客 環境保全に寄与する金融サービスを提供するなど、環境問 さまの利益の適切な保護にも十分配慮した質の高い金融お 題に積極的に取り組む。 よび非金融サービスの提供等を通じて、地域経済・地域社 〈社会貢献活動への取組み〉 会の発展に貢献する。 7. 信用金庫が社会の中においてこそ存続・発展し得る存在で 〈法令やルールの厳格な遵守〉 あることを自覚し、社会と共に歩む「良き企業市民」として、 3. あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、社会的規範に決し 積極的に社会貢献活動に取り組む。 てもとることのない、誠実かつ公正な業務運営を遂行する。 〈反社会的勢力との関係遮断〉 〈地域社会とのコミュニケーション〉 8. 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力は、これを 4. 経営等の情報の積極的かつ公正な開示をはじめとして、広 断固として排除し、関係遮断を徹底する。 15
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