No.52「上本郷七不思議(上)」

上小トピックス
平成27年8月5日
No.52
校長室より
上 本 郷 七 不 思 議 (上 )
上本郷には、昔から「七不思議」が伝えられていることを知りました。暑い中でしたが、
地域の寺社を巡ってみました。
(1)「官女のばけもの」
むかし、雷(いかずち)神社*がまつられていた「いかずち山」**
に、夜ごとに赤いはかまをはいた官女の化け物が現れて人々を驚か
せていたという。この山を所有すると必ずその家はつぶれて不幸にお
ちいったという。
*明治神社には、雷神社と刻まれた石が奉納されているそうである。
**いかずち山は龍善寺の付近と言われている。
龍善寺
(2)「二つ井戸」
北松戸駅から明治神社に向かう坂道の途中に「上本郷七不思議二つ井戸」
と刻まれた石碑が建っている。もとはここにつるべのある井戸が二つ並んで
いて、どちらか方の井戸の水が澄んでいると、隣の井戸の水は濁っていた
という。
二つ井戸の石碑
(3)「ゆるぎの松」
本福寺の北に樹齢数百年の一本の老松*があった。この幹をなでると松の
大木がぐらぐら動いたので「ゆるぎの松」というようになった。「ゆるぎの松」
を名づけたのは、水戸黄門と言われている。
*この松は大正の末頃に枯れてしまい、今は石碑が建っている。
ゆるぎの松の石碑
(4)「富士見の松」
本覚寺の南に一本の松がそび
えていた。この松の枝がすべて
富士山の見える西の方に伸びて
いたので この名がついたという。
本覚寺
富士山が見える?
夕暮れ時に訪れた本覚寺は、江戸川方面が一望できる見晴らしの良いところでした。涼
しげな風もあり、「富士見の松」を想像して、しばらくたたずんでしまいました。富士山
が眺められる時に、また来たいと思いました。