２０１５．４月校長室より本校は昭和１７年秋田県五城目実科高等女学校を始まりとし、戦後の学制改革を経て、昭和２５年秋田県立五城目高等学校として再スタートし、湖東地区唯一の高等学校として、この地区の人々の教育にかける熱い思いに支えられながら一万有余を超える同窓を世に送り出してまいりました。もだ山川は常に黙せどふるさとは絶えぬ命を育みにけり脈々と歌い継がれる校歌は、時代を超えて建学の思いを伝え、校歌に託した先人の思い、地域の学校として本校が果たしてきた使命を感じさせるものです。さて、今年で創立７３年を迎える本校は、地域社会の期待と力強い支援とに後押しされながら、歴史と伝統を積み重ねて参りました。昨年度は、レスリング部や弓道部などが国体入賞を果たすなど成果を上げる一方、進路決定１００％をめざし、進学率・就職内定率１００％を達成しております。また、馬場目川クリーンアップや除雪ボランティア、国文祭・あきた「全国朝市サミット２０１４ｉｎ五城目」での地域貢献活動、東日本大震災でつながった岩手県立大槌高校への義援金進呈など、体験・交流活動も熱心に実施しております。時代の情勢や産業構造の変化と無縁でない学校教育環境ではありますが、一貫して地域における ”元気の象徴” としての役割を強く意識して、教育活動を進めているところです。今年度、五城目高校が目指すところは次の５つです。・基礎から応用まで着実に勉強できる湖東地区唯一の高校として、・多様な進路に対応できる・全員が進路を決めて卒業できる・安心して学べる・地域から応援してもらえる学校を目指すそのために、 ◆ 分かりやすい授業に努めています。学校設定教科・科目である「五高ベーシック」を教育課程に位置づけ、学び直しに力を入れ、基礎学力の定着を図っています。 ◆ コース制やキャリア教育的観点を生かした学習指導を行い、それぞれの進路実現に直結させています。 ◆ インターンシップや地域貢献活動等で地域社会に飛び出し、地域の人々との交流を通して将来の自立に向けて必要なものを身に付けさせようとしています。 ◆ 部活動や資格取得など、学業以外にもう一つ活躍の場所を準備しています。五城目高校は、元気で活気あふれる学校、厳しくも温かく丁寧な指導を行う学校です。さらに一つ上を目指して生徒と教職員が力を合わせて奮闘しております。皆様の激励、ご支援をよろしくお願いいたします。秋田県立五城目高等学校長石黒みどり