伊勢志摩サミット市民会議 事業実施基本方針 1 基本的な考え方 日本の「自然・文化・伝統」を感じて頂ける地域として、サミットという世界 最高峰の国際会議の開催地に選定されたということは、来訪される方々全員に伊 勢志摩地域のもつ価値を十分に感じていただけるように、万全の準備をするとい う責務が開催地である志摩市に託されたということです。 また、サミット開催による知名度の向上やその効果を一過性のものとしないた めには、観光地としての質を向上し、ひいては志摩市全体の総合力の向上にまで つなげることが、一次産業や観光業を基幹産業とする志摩市が達成すべき目標で す。 責務を果たし、目標を達成するために、市民と関係機関・団体の総力を結集し、 地域が一丸となって、以下の4つの柱に基づき、各種取り組みの企画と実施を推 進します。 2 基本方針 (1) 開催地にふさわしい環境の整備 市の全域が伊勢志摩国立公園に指定されていることを地域の人々があらためて 認識し、美しい自然景観と、人の暮らしが自然と調和したまちの景観の素晴らし さを、来訪者に感じていただけるよう、クリーンアップ活動など市全体で環境の 整備に取り組みます。 (2) 観光地「志摩」の世界への発信 サミット開催をインバウンド(訪日外国人旅行者)誘客の絶好の機会と捉え、 各種外国語による情報発信の強化や、飲食店、宿泊施設、観光スポット等を中心 とした地域の受け入れ体制の整備を進め、各国からの来訪者に「志摩」を十分に 感じていただけるようにするとともに、観光地「志摩」の世界への発信に取り組 みます。 (3) サミット開催を契機とした志摩づくり サミットは、 「志摩」の知名度を向上させ、国内外の人々にその存在を知って頂 く絶好の機会です。その機会と効果を一過性のものとしないため、市内のあらゆ る事業者と市民が連携し、市内の英知、アイデア、技術を統合して、志摩の魅力 を向上し、創造する取り組みを検討、推進します。 (4) 伊勢志摩サミット三重県民会議との連携 伊勢志摩サミット三重県民会議が実施する事業の成功に向けて、積極的に連携 し、必要な支援及び協力を行います。
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