劉ゼミナール ~3つの分析方法から視る小樽観光~ 「小樽観光について」 3種類のアンケートを実施し ロジット分析 小樽に来る確率を 上げるものとは 回帰分析 消費額決定要因 3つの統計学的手法を用いて 分析した CSポートフォリオ 満足度調査 小樽の主な観光資源である土産物に関す るアンケートを取り、回帰分析を行った。 1. 調査対象の基本情報(年齢、性別、居住地など) 2. 土産購入費 3. 土産物店に関する満足度(5段階評価) 散らばったデータを1番誤差の少ない直線で表す手法であり、最 適な説明変数を選択することが重要である。 Y=α + β1X1 + β2X2・・・・+ βnⅩn (Y=土産物購入額 注目すべき数値 ①自由度修正済みR2 ②係数 ③P-値 Ⅹ=年齢、居住地など) 回帰分析 まず、全ての項目で重回帰分析を行う 自由度修正済みR2 0.14435 値段の項目のP値が最も大きい 削除 これを繰り返してゆく 切片 男1女0 年齢 km 丸の数 滞在時間 値段 品質 サイズ 実用性 限定性 品揃え 清潔感 雰囲気 立地 接客態度 充実度 係数 6860.221 353.3034 -61.3426 1.487619 -2311.82 142.0536 -23.035 610.7468 -782.239 397.8664 1708.227 87.21621 -3599.19 155.0893 762.233 1223.993 -194.806 P-値 0.268343 0.822688 0.4412 0.362741 0.002972 0.009173 0.979724 0.674487 0.594191 0.695445 0.166506 0.951204 0.123589 0.933827 0.395911 0.338843 0.875369 全ての変数についてP-値が 10%以下になるモデルで確定させる 自由度修正済みR2 上昇 最も最適なモデルの完成 0.289487 係数 切片 5178.217 丸の数 -2025.83 滞在時間 146.0872 限定性 1883.966 清潔感 -3038.2 接客態度 1546.141 P-値 0.199704 0.000703 0.000492 0.01031 0.005461 0.116524 1. 小樽への来訪目的が多い人ほど、土産物に使う金額が少ない 2. 滞在時間が長い人ほど土産物に使う金額が多い 3. 商品の限定性、店員の接客態度の満足度が高い人ほど使う金 額が多い 来訪目的数の平均:2.18個 宿泊者除く平均滞在時間:5.4時間 限定性の満足度平均:3.95 接客態度の満足度平均:4.0 滞在時間 を延ばす べし! ・小樽市の観光について顧客満足度を調べる ・各項目の顧客満足度と影響度の相関を散布図で可視化する ⇒項目の分布から長所短所や改善点を分析する ・影響度とは 総合評価:被説明変数 各項目の評価:説明変数 対象:小樽市に実際に訪れた観光客110人 内容:「小樽観光全体」について各項目を5段階で評価 各項目の影響度、満足度を調べる。 影響度が高い=観光客が重要視している 小樽観光全体の特徴と改善点を見つける 質問1.小樽市に関して、各項目で最もあてはま るもの1つに○をつけてください。 {食べ物・お土産・観光地・商業施設・宿泊施設・ 交通の利便性・雰囲気・知名度・イベント・総合評価} 影響度は高いが、満足度は低い ニーズがあるのに満足度が低い項目。 総合評価を下げる一番の要因のため、 最優先で改善する必要がある。 影響度が高く満足度も高い 現在の総合評価の高さの源泉 必ず維持しなければならない要因 影響度が低く満足度も低い 満足度にはつながりにくい項目 影響度は低いが満足度は高い 総合評価にあまり影響してい ない。 満足度は高いので現状維持 満足度の底上げ 影響度が高く、満足度に成長の余地 優先的改善事項! ・影響度・満足度がともに高い【雰囲気・食べ 物・観光地】の要素を含む『小樽運河-メルヘン 交差点』間の観光地が観光客の総合満足度を 上げている要因と考えられる。 ・影響度が高くて満足度は低い「最優先改善事 項」に分布する項目はない ⇒小樽観光はおおむね観光客のニーズを満た している ・今後、小樽観光の総合評価を上げるためには 【雰囲気・食べ物・観光地】といった項目の満足度 を上げる取り組みが最優先となる。 ・現時点で影響度の低い【商業施設・宿泊施設・ 交通の利便性・イベント】といった項目も長期的 に満足度を上げる取り組みをする必要がある。 ロジット分 析 ~小樽に来る確率とご当地性~ 観光の重要度 Q.観光の際の重要度は? → 16項目に対して5段階評価をつけてもらった。 重視する 重視しない 食べ物 5 4 3 2 1 歴史的建造物 5 4 3 2 1 工芸品 5 4 3 2 1 夜景 5 4 3 2 1 風景 5 4 3 2 1 街の雰囲気 5 4 3 2 1 お土産 5 4 3 2 1 ご当地性 5 4 3 2 1 住民のおもてなし 5 4 3 2 1 買い物の費用 5 4 3 2 1 市内での交通機関の値段 5 4 3 2 1 観光スポットの数 5 4 3 2 1 宿泊施設のサービス 5 4 3 2 1 宿泊施設の数 5 4 3 2 1 アミューズメント施設 5 4 3 2 1 アクセスの良さ 5 4 3 2 1 Wi-Fiを使えるか 5 4 3 2 1 ロジット分析について 《公式》 P(Z)= 線形モデル: 1 1+𝑒 −𝑍 Z=𝑏0 + 𝑏1 𝑥1 + ⋯ + 𝑏𝑛 𝑥𝑛 今回、P Z は「小樽に来る」確率を表す。 EViewsによる ロジット分析の結果 項目の中で、P値(0に近い方がよい)を確認し統計的に有意な 4項目の分析結果についてみていく。 説明変数 係数(影響度) 標準誤差 Z の検定統計量 P値 1.431994 1.194124 1.199201 0.2304 0.49639 0.273122 1.817464 0.0691 アミューズメント施設 0.399271 0.225042 1.774204 0.076 観光スポット数 -0.351763 0.273559 -1.285874 0.1985 -0.48669 0.219114 -2.221167 0.0263 定数 ご当地性 宿泊施設数 ご当地性に注目! 重視されるご当地性 ロジット分析の結果、ご当地性を重視している人 が小樽観光に来やすい。 ご当地性の例:富良野 = ラベンダー 網走 = 刑務所 小樽のご当地性とは →運河、ガラス・オルゴール・・・? ご当地性をもっとアピー ル! ご当地性を意識した観光へ 「家族連れで来たい」が4割を背景 に、 ご当地性×家族連れを意識した観光案 運河を生かす ボクのこと知ってる よね?ね???? 3つの分析を通して 長時間型観光 観光地の満足度を上げる ご当地性を重視した観光 観光スポットを宣伝 「小樽といえば○○」を増やす 市内を広く巡る観光を目指していく! 6 5 4 Fin. 3 2 1 0 分類 1 分類 2 分類 3 分類 4 系列 1 系列 2 系列 3
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