H27特別講演資料(その2)

高齢期の医療・介護サービスは、80歳、85歳
を超えてから急増する
。
(出所)岩本康志・福井唯嗣(2011),「医療・介護保険財政をどう安定させるか」,鈴木亘・八
代尚宏編『成長産業としての医療と介護』(日本経済新聞出版社)から作図。
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注) 保険給付費と自己負担を合わせ
た総費用の年齢階層別1人当たり金額
である。千円以下は四捨五入。
医療費:『医療保険に関する基礎資
料』(厚生労働省)の2008年度の年齢
階層別医療費の相対的分布につい
て,総額がMEDIASによる2009年度の
医療保険対象となる医療費と一致する
ように調整した。
介護費用:『介護給付費実態調査月
報』(厚生労働省)の2008年4月~2009
年3月審査分の年齢階層別費用の相
対的分布について,総額が介護保険
特別会計経理状況での2009年度の費
用(地域支援事業費を含む)の筆者予
測値に一致するように調整した。資料
では,40~64歳,95歳以上は一括して
表示されている。
2013年12月20日
この20年間で日本の高齢者の生活機能は
確実に向上し、特に女性での増加が著しい
男
女
13.0
13.0
12.0
12.0
11.0
11.0
生
活 10.0
機
能
得 9.0
点
8.0
2008年
1998年
1988年
7.0
生
活 10.0
機
能
得 9.0
点
8.0
2008年
1998年
1988年
7.0
6.0
6.0
70-74 75-79 80-84
(歳
)
70-74 75-79 80-84
出所:鈴木隆雄 国立長寿医療研究センター研究所所長 の提供資料より
(歳)
看護職への期待
訪問看護の普及
病院完結型から地域完結型へ
長野は全国に誇れる先進地域
多職種協働―情報交換のフラット化
cf.
東近江市「三方よし研究会」
もちろん長野県の先進事例経験の普及宣伝も必要
ただし放っておけば、地域コミュニティは壊れていく
女性のコミュニケーション力
ビュートゾルフ(オランダ 訪問看護)から学ぶ
知識創造ビジネス
野中郁次郎さんの著作
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三方よし研究会の情報交換の例:
自助・互助・共助・公助
先生、「ご近助」は、面白いですね!
まさにそうだと思います。
専門職がいくら力を合わせても、24時間の対応ができるわけ
ではありません。「いつもの時間に明かりがついていた」
「雨なのに、洗濯物が干しっぱなしになっている」など
ご近所だからこそ気づける異変がたくさんありますので。
ところで、○○先生のように20㎞も離れたところまで
毎日往診してくれる先生は、私たちの地域にはいません。
多職種の皆さんの力もすごいですが、その力を十分に発揮できるのは、
治療が必要な状態のときにしっかりとかかわってくれる医師の
存在があるからだと思います。
それにしても、日常業務をこなしながら毎日というのは大変だろうなと思い
ます。
お疲れ様です。
「絶対に病院には行きたくない」「助けてほしい」というご本人の願いに
応えようとされる姿は、まさに地域医療ですね。
いくつかの発想の転換が必要
すでに地方の多くの地域で転換を始めている
「医療」と「介護」の違い
病院と介護施設の違い
死亡場所の選択
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「地域包括ケア」の意義
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