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平成 27年 12 月4日(金)54 号
精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議
発行人:事務局 刀根治久
TEL&FAX 0742-55-2301
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平成 27 年 12 月 3 日、奈良市議会本会議において精神障害者の福祉医療制度(精神障害者医療費助成制度)
について、日本共産党奈良市会議員団の松岡克彦議員より代表質問がなされました。
質問及び市長答弁の概要は以下の通りです。
答弁及び質問内容概要
<松岡議員>平成 27 年 8 月から、精神障害者保健福祉手帳 1 級所持者に適用されたこと
は、一定の評価をする。しかし、香芝市、生駒市が平成 28 年 4 月から 2 級所持者につい
ても適用対象とする、また、大和高田市や大和郡山市が実施に向けて前向きな姿勢を示す
中、奈良市としてはいつから 2 級所持者を適用対象とするのか、具体的な時期を示してい
ただきたい。
<仲川市長>精神障害者の医療費助成は平成 27 年 8 月から 1 級所持者に適用している。
県の制度と同様に 2 級所持者への適用時期については来年度中の実施に向けて検討してい
る。
<松岡議員>精神障害者の医療費助成について、市長は来年度実施に向けて検討中と答弁
された。それは、平成 27 年 8 月から 1 級所持者について実施し、どれだけの費用が掛か
るのかを見極めたうえでということだろう。平成 28 年 4 月から香芝市、生駒市が実施を
表明し、他の市もそれに準ずる動きをしている中、精神障害者保健福祉手帳所持者数の多
い、奈良市の役割は大きい。
奈良県が行った、精神障害者の実態調査においても、障害当事者の年収が平均 95 万円で
あることや、60%以上が 100 万円未満の収入であることがわかっている。2 級所持者の
適用について、来年度 4 月からの実施を宣言して欲しい。
また、先ほどの実態も考えて、将来は 3 級所持者も含めて適用対象とすべきと要望します。