子育て通信 12 月号

平成 26 年 12 月発行
子育て支援センター
子育て通信 12 月号
年の瀬を迎え、何かとあわただしい 12 月。生活リズムが崩れがちで、また感染症もはやる時
期です。子どもたちにとっては、クリスマスなど、お楽しみがいっぱいの月ですが、体調管
理には十分気を配っていきましょう。
12月22日、冬至です
北半球では、夜がいちばん長く、昼がいちばん短い日。
この日にユズ湯に入り、カボチャを食べるとかぜをひか
ないという習わしがあります。
実際、カボチャに豊富に含まれるビタミンAには、皮膚や粘膜、
視力、骨や歯にも効果があります。またユズには、新陳代謝を活
発にして血管を拡張、血行促進の作用、さらに鎮痛・殺菌作用の
ある成分が含まれます。これが、体を温め、かぜ予防にもなると
いわれるゆえんでしょう。冬至には、カボチャとユズの2大強力
パワーをもらって、冬を元気に乗り切りましょう!
インフルエンザとかぜの違い
インフルエンザとかぜの違いは、主にウイルスの種類
と症状です。違いを知って、初期症状の段階で適切な
処置ができるようにしましょう。
インフルエンザ かぜ
感染力
強い
初期症状
強い寒気、頭痛、 くしゃみ、鼻水、
悪寒
喉の痛み
発熱
筋肉痛
急性
(39~40℃)
強くない
徐々に上がる
(37.5℃)
全身(腰、関節、 軽い
筋肉など)
くしゃみ、鼻水 後から少しある 最初からある
咳
強い
軽い
目の充血
しばしばある
あまりない
経過
やや長引く
短期間で治る
ことが多い
免疫
3~4ヵ月
短期間
やけどをしたら…
冬はやけどの事故が増える時期。万が一、や
けどをしてしまったら、とにかく流水で冷や
すこと。その後、症状によって病院で診ても
らいましょう。
アロエやみそを塗るなど、
民間療法でよいといわれ
ていることを、安易に試す
のはやめましょう。細菌感
染の原因になることがあ
り、症状を悪化させ、長引
かせてしまいます。
もうすぐ冬休み
年末年始はほとんどの病院が休診となります。
急な発熱やけがに備えて、診察時間と休診日を確認
しておきましょう。帰省先の救急病院の情報も把握し
ておくことが大切です。
子どもたちが心待ちにしているクリスマス
にお正月。年末年始は、外出や来客なども多
く、生活リズムが乱れがちです。休み中も、
早寝早起きを心がけ、規則的
な生活リズムを崩さないよう
に気を配りましょう。新しい
年、また元気な顔に会えるこ
とを楽しみにしています。