保健だより 3月号

保健だより 3月号
平成28年3月1日
水戸市立第四中学校
今年度も残り1か月となりました。本校では,インフルエンザ等で出席停止になる生徒は減っていますが,ま
だ油断はできない状態です。今後も手洗い・うがい・マスクの着用に努めてください。
また,この時期に話題にあがるのが花粉症です。花粉症は誰にでも発症する可能性があります。今回は,花粉
症についてご紹介します。参考にしていただければと思います。
くしゃみ
連続して起こり,
回数が多いのが特徴
です。
鼻水
鼻をかんでもかん
でも鼻水が出てきま
す。
鼻づまり
鼻の奥がつまっ
て,鼻で呼吸ができ
ない場合もありま
す。
花粉の季節になりました。
眼の症状
涙が出たり,強い
かゆみ,充血が起こ
ります。
その他の症状
喉のかゆみ,せき,
肌荒れ,頭が重いな
どの症状がある場合
もあります。
間違いは7つです。へっくしゅん!!!
花粉症の症状が現れるまで・・・
花粉が人の鼻や目の粘膜に付着する。
粘膜にある免疫細胞が抗体をつくる(花粉を外敵と
して待ち構える準備ができた)
。
再び花粉が粘膜に付くと,抗体が,ある細胞(肥満
細胞)を刺激してヒスタミンを出させて,花粉を追い
出そうとする。
「マスクの効果」
花粉の飛散の多い時には,マスクをすることで本
来吸い込む花粉の量を約1/3~1/6に減らすこ
とができ,鼻の症状を少なくさせる効果が期待され
ています。
また,花粉症でない人も,花粉を吸い込む量を少
なくすることで,新たに花粉症になる可能性を低く
することが期待されています。
「うがいの効果」
鼻の粘膜には繊毛があり,粘膜の上に異物を運び
ます。うがいは,喉に流れた花粉を除去するのに効
果があります。
外出から帰ってきたら,かぜの予防も含めてうが
いをしてください。
「洗顔の効果」
花粉が人間に付着しやすいのは表面に出ている頭
と顔です。外出から帰ってきたら洗顔して花粉を落
とすと良いでしょう。また,髪に花粉が付くのを予
防するために,帽子などをかぶると良いです。
「洋服の効果」
洋服には花粉が付きます。表面がすべすべした綿
かポリエステルなどの化学繊維のものには花粉が付
着しにくく,付着した花粉を吸い込む量を減らすこ
とが期待されます。
ヒスタミンは鼻の粘膜を刺激して,くしゃみ,鼻水
で花粉を洗い流そうとする。
「めがねの効果」
花粉の飛散の多いときには,メガネをすることで,
目に入る花粉を1/2~1/3まで減らすことがで
きるようです。
「病院は?」
鼻の症状がひどい場合は耳鼻咽喉科,目の症状が
ひどい場合は眼科をお勧めします。内科,小児科,
アレルギー科などでも診察が受けられます。