先輩からのアドバイス~学生の質問に答えて~ (2015年12月) 学生からの質問 先輩の回答 学生の時期に、どんな会社に就職したいかなどを どこまで詳しく考えていましたか。 あまり特定の技術・製品に限定すると、就職後にかかわれない可能性がある。 そのため業界、専門分野ぐらいの大きな枠で考えていた。 学生の時、何を意識して勉強、研究をしていましたか。 ただ覚えるだけでなく、なぜそうなるのか内容まで理解することを意識して勉強をしていた。 学部卒と院卒の違いはありますか。 仕事をする環境は等しく用意されていると感じます。 入社してしまえば、学部卒・院卒関係なく、その人次第ではないでしょうか。 もちろん、院卒生には相応の知識と問題解決力が期待されているはずです。 独創的な考え方をするために、 気をつけていることがあれば教えてください。 発想を自分の得意分野に持ち込むことだと思います。何十年もの実績がある先輩や他社の人と違う考え方をするには、 真っ向勝負では勝ち目がないです。 大学生活でやり残したこと、社会人になりやっておけば良かったと 思うこことはありますか。 もっと本を読めばよかったと思います。社会人になると長編小説など通して読むことが難しいです。 同上 学生の時にしか出来ないことをもっとやればよかった。 長期休暇を利用した海外旅行など 同上 海外旅行。長期の旅行計画が立てられるのは学生の特権だと思います。 同上 やり残したことはたくさんありますが、1番やりたいことを考えて選んだので後悔はないです。 同上 海外旅行、留学。 社会人になる上で、身につけておくべき能力や心構えは何でしょうか。 自己研鑽を続けること、積極的にコミュニケーションができることが重要だと感じています。 同上 ・計画を立てる事 ・分からない事や、面倒なことを先延ばしにせず、むしろ先に手を付ける習慣 同上 特別なことをする必要はないと思います。 ①研究に打ち込みましょう。②世の中のニュースや流行は、ジャンルを絞らずチェックしましょう。 ③英語の学習は怠らないようにしましょう。 同上 いろいろな年代の人と話をすることに慣れておくと、仕事が楽しくなると思います。 同上 下記のようなコミュニケーション能力が大切だと思います。 ・相手の言っていることを正しく理解する能力。 ・自分の考えを適切に伝え、相手に理解させる能力。 1 学生からの質問 先輩の回答 就活中と入社後でギャップを感じたこと(会社・仕事に対して)は 何ですか。 私の場合は大学院の時にインターンシップを経験するなど企業人との関わりが多かったので特にギャップは感じませんでした。 社会人としてのイメージをつかみたいのであれば、ぜひインターンシップを経験してください。 同上 ・入社後の部署の人数(結構少人数で開発業務をしていると感じた。) ・研修などが充実している。(1年目だけでなく、定期的に研修がある) 同上 仕事内容や雰囲気、人員構成などは部署によっても大きく異なるので、就活中は分かるわけもなく、ギャップだらけでした。 (結果的には自分に合ってたので良かったですが。)会社の内部事情や仕事の実際を包括的に把握することは不可能なので、 就活段階では「これだけは知りたい!」と優先順位を明確にして、できるだけ多くの社員にヒアリングするのが良いかと思いま す。 同上 想像以上に、挑戦できる機会が少ないこと。 当たり前のことかもしれませんが、利益に繋がる確証があることしか仕事でできませんので。 同上 想像していたよりも上下関係が厳しくなかった。 休日は何をしていますか。今、一番楽しみなことは何ですか。 友人と酒を飲むか、旅行をしています。 同上 家でゆっくり(読書やプラモ製作) ドライブ(車orバイク) 同上 1日は外に遊びに出かけます。おもしろそうなイベントをやってたら行ってみます。 友人や知人の関係で、都心で遊ぶことが多いです。 もう1日は家で過ごし、興味のある技術や、資格試験等について、勉強をしています。 同上 休日はゆっくり休んだり、学生の頃の友人と遊んだり。毎日の昼食が楽しみです。 同上 休日:テニスやバスケットボール、フットサル等。 楽しみなこと:ボーナスの支給。 どのような人材が求められていると感じますか。 組織によく溶け込み、周囲に良い影響を与えてチームを先導していける人、行動力のある人だと思います。 男子の場合、面接時にメイクした方がいいですか。 メイクはせずに、素の自分を出せばいいと思います。 先輩の就活はいつからでしたか。 私が就活をしていた2013年当時は、修士1年(学部3年)の12月が就活解禁でした。 その頃から少しずつ説明会に行ったり企業研究をし始めました。 仕事の上でのやりがいや、大変なことを教えてください。 やりがいは技術的、人間的に成長できること。大変なことは、ドキュメントをたくさん作らなければならないこと。 (その時は大変ですが、たくさん記録を残しておくことで問題が起きたとき助けになります)。 仕事の出来る人とできない人の違いを教えてください。 仕事の出来る人:どんな作業に対しても改善の意識をもって考えながら仕事する人。 仕事のできない人:何も考えずに作業するだけの人。 2 学生からの質問 先輩の回答 今後の社会が、どのように変化していくと考えられますか。 通信速度、自動運転、人工知能に関する技術が大きく飛躍すると考えています。 どんな人材が必要でしょうか。 何事にも積極的に取り組む人材 情報共有をしっかりできる人材 専門知識がない場合、どのような能力があると良いですか。 どんな人とでもすぐに打ち解けられる能力ではないでしょうか。良好な人間関係を作れれば、仕事になることも多いと思います (私も欲しいです、その能力)。ただ、技術職に就くのであれば、専門分野を磨く努力は入社後に必ず必要になるでしょう。 大学院での研究経験は、どんな形で職務に影響をもたらしますか。 大学院でのスキルを生かせる仕事を選んだので、仕事にギャップを感じることは少なかったと思います。 卒業前に投稿した論文が入社後に採択され、それを知った社内の人から話しかけられるということもありました。 就職先を、自分の研究テーマに関わりのある領域に絞ることを 勧めますか。 就活は様々な業界、企業について知ることができる貴重な機会です。 最初から業界を絞るのではなく、様々な業界に触れてみることも大切だと思います。 自分が詳しくない領域の仕事を志願する時、どんな準備をすべきですか。 その分野に詳しい友人を作ると良いと思います。または、どのような領域にも通用すること(ロジカルシンキングなど)を 身につけると良いです。 就職先に留まる または転職についてご意見をお願いします。 就職した会社がどうしても合わない(病気になってしまう)、どうしてもやりたい夢や事業が他にあるならば、転職は有りだと 思います。 卒論、卒研と就活を両立するにあたって、 心掛けるべきことはどのようなことでしょうか。 研究と就活の両方に追いつめられると辛いでしょうから、双方に補完的な役割を持たせてみたらどうでしょうか。 就活ばかりだと、どんどん思考がネガティブになって失敗を繰り返すという悪循環に陥りやすいです。就活が忙しい時期でも、 その合間に研究室に顔を出し、現実逃避のつもりでも良いですから、研究してみましょう。いつものメンバーと話し、いつもの 研究に集中することで、1人で不必要に不安にならずに済むと思います。 今の大学生をどのように感じますか。 まだ社会人3年目なので、自分達とそんなに変わらないと感じます。 真偽はわかりませんが、今の学生は昔の学生より勉強しているという話はときどき聞きます。 メールでよく見受けられる誤りはどのようなものでしょうか。 敬語の使い方。 後輩を指導する際に気をつけていることは何ですか。 自分の意見で上塗りしないように、後輩が自信を持っていること、独自の良さを見つけて伸ばすことが大切だと思っています。 学生時代に専攻していた内容が役に立った経験を教えてください。 基本的な、図面の書き方、専門用語などは役に立っている。 しかし、新しく覚えなければいけない事の方が断然多いです。 何のために働いているのですか。 今は自身のスキルアップが働くモチベーションになっています。 今後、周囲に頼られたり、自分が生み出した技術が人に使われることに喜びを感じられるようになれれば良いなと思っていま す。もちろん、自分の生活のためでもありますよ! 会社選択をするときに、 どのような条件(環境・給料・状来的な仕事)で判断したのですか。 説明会や面接で希望部署の人達と話をして、専門性にギャップはないか、その人達と一緒に働く姿をイメージできるかで 判断しました。 また、研究と両立させるため「就職活動はこの1ヶ月に集中的にやる」と決めていたので、面接の時期も重視しました。 それと、自己資本比率などの会社の数字は私も参考にしました。 「受けにくい会社」「採用されにくい会社」を、多数の選択から 見出す方法はありますか。 企業の採用実績を確認したり、説明会に足を運んで人事の人に話を聞いたりすることで雰囲気はつかめると思います。 3
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