上級指導員資格を今後どう生かせるか 野本 政之 (加須市) 私がソフトテニスを始めたのは、昭和 40 年中学一年の時からであ る。中・高・大学を通して指導者は先輩であった。学生の時、寮の同 室は二つ先輩の木口利充氏(静岡県)三つ上には藤原伸二氏(千葉県連会長) ときたま母校を 訪れ指導してくれた熊田章甫氏など多くの方から「礼儀を重んじ技術は先輩から学べ」と教 えられた気がする。 あれから 38 年が過ぎ始めて理論的にソフテニスを学ばせていただいたきっかけは初級指 導員資格受講でご指導いただいた井下洪平先生である。ストローク一つとっても理論的に 「基本は昔と同じであり、重いボールと感じるのは深く打たれたボールに回転がかかったボ ール」などと丁寧にご指導いただいた。そして数年後、上級指導員を受講することとなる。 今年はロンドンオリンピックでスポーツ熱は上がっているように見えるが地域を見ると スポーツ少年団加入率の低さ、中・高校生の部活離れや廃部、愛好者=登録にはなっていな いなど大きな課題が見えてくる。 ソフトテニスは、子どもから高齢者まで同じルールでコートで楽しめるスポーツの代表で ある。これからは市町村での愛好者確保のための事業計画や正しい指導者の確保が急務と考 える。つまりスポーツでの地域力をあげる事であり、そのために埼玉県ソフトテニス連盟と の連携の中で有資格者は自己研鑽を惜しまず活動を広め貢献すべきと考えている。私もその 一助となりたい。
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