薬学総合演習Ⅰ

薬学総合演習Ⅰ
[健康・漢方・医療]4 年次 通年 4 単位(必修) 演習
学科長 ほか
〔授業概要〕1 年次から 3 年次の 3 年間にわたり修学したヒューマニズムを含めた基礎科目・化学系科目・物理系科目・生物系科目・医療薬
学系科目、そして社会薬学系の各教科を縦糸にたとえると、これらを相互に関連づける横糸としての総合的な講義が必要となる。薬学総合
演習Iでは、演習形式を取り入れながら横糸としての講義を中心に展開し、包括を行う。5 年次に実施される実務実習に臨むにあたり、知
識・技能・態度が要求される。その中でも、医療現場に即した必須の「知識」
「態度」を再確認し、実務実習がより効率よく最大限の成果を
あげられるよう、各教科の断片や点を整理して線または面を構築し、「患者中心の医療」および「最先端の医療」における実習につなげる。
医療人である薬剤師は、その資格に見合った行動(知識・技能・態度)が要求される。特に知識に関しては、現在では医師に近い水準が求
めら、コメディカルなどの医療スタッフへの教育も職責として考えられる。一方、医療現場においては、患者情報の収集も重要である。的
確な患者情報を医療スタッフに正確に伝達することは、チーム医療の担い手として信頼を得るばかりでなく、医療行為そのものの質的向上
をもたらす。さらに、薬の専門家として、根拠に基づいた発言も重要である。本講義は、医療人として期待されている薬剤師となるために、
これまで学んできた専門科目を集大成し、高学年で学ぶ臨床教育の土台を築くとともに架け橋となることを目標としている。
〔評価方法〕出席、受講態度、確認試験、定期試験などから、5 年次実務実習を履修するにあたり、知識・態度ともに minimum requirement
に到達しているかを評価する、詳細に関しては、別示する。
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