2015年春号

2015 はる
No.264
○ かなの家インタビュー ○ ~かなの家一番のスタミナの持ち主!滝浪さん~
今回は、かなの家のもう 1 人の若手!滝浪翔平さんです。
松永「かなの家に来て何年ですか?」
滝浪「18 歳の時に来た」
松永「今、24 歳ですから、6 年になりますね。
かなの家で一番楽しい事は?」
滝浪「陶芸。陶芸好き」
松永「他に好きな作業は?」
滝浪「紙カットと固形石鹸切り」
松永「仲のいい人はいますか?」
滝浪「みんな好き」
↑滝浪翔平さん。かなの家の「めぐみ」で
松永「今やりたいことはありますか?」
活動。午前中の活動では、アシスタントとラ
滝浪「石鹸出し」※石鹸出し・・・石鹸づくりの作業の一つ。
ンニングをし、体力では、かなの家の中でも
松永「仕事が好きですね」
トップクラス。その体力で、石鹸工場や畑で
滝浪「好き」
の作業など幅広く仕事をこなしている。
アシスタントな
ひとこま その四
扉を開く
時として、出ていくお客様をお見送り
向かい風で扉を開くときは重い
します。どうぞお元気で
暖かな日であれば、扉を開く時は軽やか
そして今日もまた、新しいお客様を
雨風が吹き付ける時は、早く閉めたい
お迎えします。
外がポカポカの時は、扉を開け放して
暖かな日差しをたっぷり浴びたい
かなの家の玄関には、いつも穂純さんが箒
とチリトリを持って掃き清めてくれていま
す。玄関は新しい風を迎え入れる大きな入口
です。
新旧交代の時をかなの家も迎えています。
事務
佐藤裕美
ようこそかなの家へ
新しいコミュニティーリーダーの紹介
コミュニティーリーダーの役を西田さんから受け継ぐ佐藤言です。
本格的な世代交代となりますのでとても心配です。
しかし、今いるなかま、アシスタント、それから、かなの家と共に歩んでくだ
さる友人たちはすばらしく、人材に恵まれた環境にいます。
そして何より、35年の付き合いとなった創立メンバーの一人であるなかま
の存在が大きな支えです。ひとりではないと感じています。これから、かなの家
のみんなの賜物を分かち合っていけるよう、それぞれの
メンバーの成長と共に歩んでいけるよう願っています。
引退していくアシスタントが増えていきますが、コミュニティー
の仲間としてこれからも助けてもらおうと考えています。これまで
コミュニティーを生きてきた経験や知恵は、かなの家にとって貴重
な財産です。
世代交代、高齢化課題の変化の中、ラルシュの使命を通して成長
していけるように皆様のお祈りとご支援をこれからもよろしくお
願いします。
1月18日に松田修さんのお母さん松田黎子さんが亡くなられました。現在(2月12日)
、桜の園という
かなの家の近くの施設に短期入所をしています。修さんの支援グループ、静岡城北キリスト教会の牧師さんや
友人が集まりケース会議が行われています。修さんと黎子さんが今まで作りあげてきた様々なつながりを大
事にしたいと話されています。かなの家は修さんとの関わりが20年以上ありますので、できる限りのことを
していこうと、かなの家で話されています。松田黎子さんが、天の国で安らかに憩われますようお祈り申し上
げます。
佐藤
社会福祉法人ラルシュかなの家
ラルシュの心を生きる生活
日々の暮らしの中で、
『人を大事にする』とは、実際にどのように生きる事なのでしょうか。
私にとって、あなたにとって。
各々のコミュニティは信仰のコミュニティです。
このコミュニティは祈りと神への信頼に根差そうとしているので、
神とその現存を現している最も小さな人々によって導かれるよう
身を任せたいと願っています
(ラルシュの憲章より)
小さい人の存在と、私の、あなたの中にある弱さを通して
柔和と愛と優しさの世界が、一つ一つと、広がっていきますよう
共に歩んでください
霊的生活(わかりにくい言葉でごめんなさい)の担当
岡田
はる美
言
施設長
新しい
みなさん、こんにちは。この度、まどいの責任者
仕事の責任者の紹介
になった、上村真美(うえむら まさみ・ 旧姓:
松永)です。昨年 2 月に入籍して、松永から上村になりました。まどいアシスタントの
中では、歳が一番下で、経験も数年しかなく、自分で良いのか、どうやっていけばいい
のか・・・と不安もたくさんありました。そんな時、なかまの人が「辛いことがあったら、
話を聞くから」「いろいろ教えるから、頼りなさい」そう言葉をかけてくれました。「責
任者にはなったけれど、協力してやっていけばいいんだ」そう思うと、気持ちがとても
上村(松永)真美
楽になりました。長年居る方々と比べたら、まだまだ頼りない所が多いと思いますが、 多機能型まどい 管理者
勉強させてもらいながら、頑張っていきたいと思います。
新しい
かなのすまいには3つの家があり、それぞれ違っ
家庭の責任者の紹介
た特徴があります。食事作りの中心でもあり、土曜
の昼食などには皆も集まる「つどい」
、手作りの家とその中で育まれた自主独立の思いを大
切にしている「いぶき」
、けんかは多いけれど、もてなしとサービスの心に溢れる「こころ」
。
13人のなかま、そして6人のアシスタント(いぶきには番犬の「そら君」も)が生活して
います。この円居の中に皆様も来て、ひと時を過ごして見ませんか?
横井
かなのすまい
圭介
管理者
☆★☆大沢仁さん還暦祝い☆★☆
かなの家の「いぶき」で生活をしている大沢仁さんが、2 月 23 日で還暦を迎えました。かなの家のなかま
の中で最年長の大沢さん。かなの家では今回、仁さんの還暦祝いを行いました。そんな大沢仁さんから、昔の
こと、今のこと、いろいろお話しを聞きました。
●昔の大沢さんを教えてください。
大沢「若い時から・・・ヨハネの時若かった。御殿場行って・・・その時も若かった。養鶏所も行った。小さい
時は、玲子さんが漢字読めた。僕は読めなかった。笑
幼稚園の時、友達作ったけど・・・バイバイと
か言って。幼稚園の先生が面白かった。
」
●今の仁さんを教えてください。
大沢「大きくなると可愛いとこ、無くなっちゃった。笑
でも、可愛いとこもあるけどね。笑」
●60 年で一番嬉しかったことは?
大沢「小さい頃、可愛いってお母さんに言われた。
大きくなると言われなくなっちゃった。笑」
●これからやりたいことは?
大沢「いぶきに綺麗な花を植えたい。あと、ハムスターがね。
3 月くらいに飼いたい。藤田君にもっと仕事を教えたいな。
そのぐらい教えてもいいのかな?」
かなの家のなかまの中では最高齢ですが、誰よりも若々しい大沢さん。
これからもかなの家と共に歩んで行きたいと、笑顔で話してくれました。
大沢さん 60 歳の還暦、おめでとうございます!
※還暦祝いの様子は、かなの家のブログにて公開しています。ぜひ、ご覧ください。
感謝
先日 2 月 9 日に新コミュニティーリーダーへの引継ぎの式と、定年退職となる私のために「感謝の会」
を開いていただきました。今まで、かなの家を離れていくアシスタントや体験者のための感謝の会で「あ
りがとう」と言ってきましたが、自分が送り出される立場になって分かった事は「感謝されるより自分が
感謝する会なんだ」と言うことでした。
知的障がいを持ったなかまの人たちのやさしさとあたたかさにつつまれて、一緒に過ごす事ができたこ
とにありがとう。ひととの繋がりを求め続ける姿に教えられてきました。人生の恩師たちです。
ひとへの共感力に乏しく、唯我独尊で行動しがちな私に我慢して付き合ってくれたアシスタントのみな
さんにありがとう。それでも 8 年近いコミュニティ-リーダーの間に、アシスタントのみなさんが心を開
いて話を聞かせてくれました。とても豊かな時でした。
たくさんの来訪者、体験者のみなさんにありがとう。ラルシュやかなの家の話を聞いていただいたり、
その方々の話を聞かせていただくことができました。うれしい時間でした。
かなの家を通して多くの人に出会えたことに感謝します。豊かな他人の繋がりです。
かなの家をラルシュへと導いてくれた佐藤仁彦さんに感謝します。人との繋がり
を学ぶ事ができましたがそれ以上に神さまとの繋がりを見出す事ができました。か
なの家を支えて下さるたくさんの方々に感謝します。これからも、祈りで、ご寄付
でささえていただきますようお願いいたします。
かなの家 -
昔
陰ながら支えてくれた私の家族にありがとうと、苦労
をかけてごめんなさいと言いたいです。
最後に、知的障がいの人たちと歩む人生に導いてくだ
さった神さまに、こころからありがとうございます。
元コミュニティーリーダー
かなの家 -
願
い
申
し
上
げ
ま
す
。
い
ぶ
き
建
て
替
え
の
た
め
、
ご
寄
附
を
お
西田正志
今
と た い
。 い 。 高
。 東 齢
こ 海 化
れ 地 す
か 震
ら に る
仲
10 備
間
年 え の
、 、 ニ
20 安
ー
年 心 ズ
先 し
も て に
、 生 応
ず 活 え
っ し た
換
期
を
迎
え
よ
う
と
し
て
い
ま
す
。
た
い
ぶ
き
が
、
十
八
年
の
歴
史
を
経
て
、
転
造
り
上
げ
た
、
手
作
り
の
家
で
す
。
そ
ん
な
、
地
域
の
方
々
と
共
に
歩
ん
で
き
仲
間
や
ア
シ
ス
タ
ン
ト
が
力
を
合
わ
せ
て
建
て
ら
れ
た
グ
ル
ー
プ
ホ
ー
ム
、
い
ぶ
き
。
1
9
9
7
年
、
静
岡
市
・
足
久
保
の
地
に
グ
ル
ー
プ
ホ
ー
ム
い
ぶ
き
。
転
換
期
を
迎
え
た
、
支
え
ら
れ
て
築
十
八
年
。
ラルシュ・かなの家
〒421-2114
静岡市葵区安倍口新田65-5
TEL 054-206-0830
FAX 054-294-8070
E-MAIL;[email protected] WEB;larchejapan.org ブログ;larchekananoie.blog.fc2.com
郵便振込
00870-9-17938 ラルシュ かなの家
編集;横井圭介 政島香織 上村真美
印刷;社会福祉法人ラルシュかなの家
林健二
プリントハウスまどい
* FaceBookのページもあります。