2015 京都府立医科大学 化学

2015 京都府立医科大学 化学
1
〔1〕3 Hg + 8 HNO3 → 3 Hg(NO3)2 + 4 H2O + 2 NO
〔2〕M 0.100 g 中,Fe 0.050 g,Ag 0.025 
108
=0.01881 g
143.5
Au 0.100  0.050  0.01881 =0.03119 g
Au の含有量は,
0.03119
100 =31.19≒31.2 %
0.100
〔3〕HgS
〔4〕密度を d g/cm3 とすると,
1.01×105=d×103×760×10−3×9.80
〔5〕記号
(c)
理由
d=13.56≒13.6 g/cm3
100℃での蒸気圧が 760 mmHg になっているから。
〔6〕塩化ナトリウムを加えた容器
容器1
14.6
2
n
58.5
 31.8 =2.624 mmHg
P0  P =
P0 =
100 14.6
N n

2
18.02
〔7〕記号
(ⅱ)
理由
h≒2.62 mm
58.5
溶媒より溶液の方が,沸点は高く,凝固点は低くなるから。
1
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2
〔1〕ア
2 KMnO4 + 5 H2O2 + 3 H2SO4 → 2 MnSO4 + K2SO4 + 8 H2O + 5 O2
イ
還元
ウ
H2O2 + 2 NaI + H2SO4 → Na2SO4 + 2 H2O + I2
エ
酸化
オ
昇華
〔2〕 アスコルビン酸の炭素原子
+1
デヒドロアスコルビン酸の炭素原子
+2
〔3〕 b,c,e
〔4〕 I2 は無極性分子なので水に溶けにくいが,ヨウ化カリウム水溶液中では I3-になるので溶けやす
い。
〔5〕 C6H8O6 → C6H6O6 + 2 H+ + 2 e-
I2 + 2 e- → 2 I-
B のモル濃度を x mol/L とすると,
x
20.0
0.381 30.0
 2=

2
1000
254 1000
x=2.25×10-3≒2.3×10-3 mol/L
〔6〕 AgF + e- → Ag + F-
C 1.00 g 中の AgF を y mol とすると,
y
10.0
10.3
1 = 2.25 103 
2
100
1000
C 中の AgF の含有量は,
y= 4.63  10 4 mol
127  4.63  10 4
 100 =5.88≒5.9 %
1.00
2
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3
〔1〕 C22H19NO3
〔2〕
C
C
O
O
CH3
C
HO
〔3〕 A:
OH
NH
O
O
B:
HO
C:
CH3
C
CH3
O
NH2
C
OH
O
D:
CH3
C
NH
OH
O
138
=0.400 mmol
345
68.0
加水分解で生成した C の物質量
=0.500 mmol
136
68.1
加水分解で生成した D の物質量
=0.300 mmol
227
〔4〕 加水分解前の A の物質量
エステル結合のみを加水分解された A は 0.300 mmol
エステル結合とアミド結合の両方を加水分解された A は(0.500-0.300)÷2=0.100 mmol
よって,加水分解された A は 0.300+0.100=0.400 mmol であり,すべて加水分解された。
〔5〕 操作ⅠW: ア
操作ⅡW: ア
操作ⅢW: ×
操作ⅣW: ×
操作ⅠO: イ
操作ⅡO: ×
操作ⅢO: ×
操作ⅣO: ×
C が得られるエーテル層: ④
D が得られるエーテル層: ②
〔6〕 オ,カ
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講評
1 と 2 は,標準的な内容であったが, 1 〔4〕
は物理を勉強していない者には不利な問題であった。
3 は,化合物 A の加水分解で,一部はエステル結合のみが,残りはエステル結合とアミド結合の両
方が切断されていることに気づけないと解答できず,かなり難しい。
4
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