【LUCKY通信】高額マンション節税に要注意

【LUCKY通信】 高額マンション節税に要注意
正月明け、原油と株の大幅下落で波乱の幕開けです。
◆ いよいよ1月から相続税の増税が始まりました。
基礎控除は、今までの「5,000万円+1,000万円
×法定相続人の数」から「3,000万円+600万円×法
定相続人の数」へ4割縮小します。
相続税とは縁のなかった方々にも課税対象が広がる
として、アパート建設による土地活用や都心部の高額
マンションの購入という資産組み替えで資産評価を圧
縮する方法等が関心を呼んでいます。
特にタワーマンションについては、日経新聞の全面
広告で「タワーマンション相続対策・タワーマンショ
ンに特化した節税とは?」として、注目を集めるよう
な宣伝活動を行っている業者もいます。
うたい文句は次の通りです。
「5億円のタワーマンションを購入して賃貸すると、評
価額は8割下がり1億円になります。タワーマンション
は、1戸当たりの土地面積持分が非常に小さいので、販
売価格に比べて相続税評価額が小さくなるのが特徴で
す。5億円の資産家の場合、相続税額は約1億5,000万
円となりますが、4億円のタワーマンションを買うと、
相続税評価が8割下がり8,000万円に下がります。さら
に、10年間で8,000万円の贈与を行うと、10年後の
相続税評価額は5億円から1億円に圧縮され、相続税額
は770万円で済むことになります。」
しかし、このように上手くいくでしょうか。
まず、親が元気で長生きすることが絶対に必要です。
また物件購入は、本人の意志で本人が直接購入しな
ければなりません。本人が認知症の場合は、子供が親
に替わって親名義で購入することが考えられますが、
相続後、税務調査で追求されること必至です。税務調
査官は病院に出向き、カルテ等を確認します。本人に
意思能力はなく、売買などできないと確信すれば、
「親が買ったのではない。子供が現金の贈与を受け、
親名義で買ったのだ。」と判断し、子供への直前贈与
の現金は相続財産に加算される、と言う課税処分とな
ります。まして購入後、日が浅い内に相続が発生し、
相続登記後、すぐに物件を売却したりすれば、実際の
購入価格を評価額と判断される可能性が大です。評価
額は本来は時価です。ただ、本当の時価が分からない
場合は路線価を時価として取り扱います。
タワーマンションや高額マンションを相続対策とし
て検討される場合は、充分にご注意ください。
2015年1月号
☆山・旅・諸々 ☆
12月29日~31日、
四国・高知に坂本龍馬
ゆかりの場所を訪ねて
来た。1日目は日本三
大鍾乳洞の一つで、天
然記念物の龍河洞を見
学。全長4Kmの内、
1Kmが開放されてお
り、大自然が造った芸
術に感動。
その後、安芸市の岩
崎弥太郎の誕生地を訪
問。少年時代、日本列
島に見立てた石を庭に
置き、天下飛雄の夢を
託したそうな。
2日目は龍馬の誕生
地や才谷屋跡を見学後、
高知県の西端にある梼
原(ゆすはら)町で、
地元町会議員のS氏に
龍馬脱藩の道を案内し
て頂いた。土佐弁で説
明を聴いている内に、
龍馬さんが喋っている
ような錯覚にとらわれ
てしまった。
維新の門では、那須
俊平・信吾父子、澤村
惣之丞達、坂本龍馬を
含む躍動感溢れる群像
に血が沸いた。
維新の門