地域の読書活動を推進する情報紙 読書の輪/第 13号 平成 27年6月発行 第 13号(2015 年6月号) 発行/NPO法人ながれやま栞 (理事長 佐藤奈津代) http://www.nagareyamashiori.org 市内の読書活動推進団体の紹介~団体や市民相互の交流・連携を推進するための情報交換広場 「人形劇ピッコロ」 「心があったかくなったよ」 「劇をみて本を 読みたくなった」「宇宙のみんなを笑わせて」 「一番楽しかったのは全部」「一生忘れない よ」・・・ある小学校での感想です。 「人形劇ピッコロ」は、お話の楽しさを伝 えたいと願う母親たちが集まり、37年前に、 宮園の地に誕生しました。 人形劇を中心に、ボードビル、紙芝居、ペ ープサート、絵本、素話でのお話や遊びなど を入れて、50 分ぐらいの演目で上演してい ます。 劇の題材は、昔話が中心です。善と悪がは っきりしていてわかりやすい事、そして物語 の主人公が智恵や勇気を出して困難を乗り越 え、夢や希望を手に入れる。子ども達も主人 公と同じように生きる力を物語の中で想像し 体験できるからです。 実際、子どもからの感想文でお話が心に届 声 いたと思うことがよくあります。子ども達の感 性の豊かさに感動します。 子ども達が自分の目で本を読むのも楽しいに 違いありませんが、耳から聞く事は、もっと楽 しい事です。幼い頃から両親、祖父母や大人達 の膝の上で聞く事は、心の安らぎであり心の栄 養だと思います。 「マッチうりの少女」を父親の膝で聞くのが 大好きな女の子がいました。成人したその子に 母親が理由を聞いたそうです。 「お話の最後で父 はいつも涙をみせた。その涙の中に父親の優し さを感じ嬉しかったから。」と答えたそうです。 「入院しているお父さんにみせてあげたい」 「い っぱい練習したね」 「面白いこと考えてくれて有 難う」 「100 歳になっても生きていて」 ・・・優 しさが伝わってきます。 人形劇を見たあとの子ども達の表情は、とて も和やかにみえます。 人形劇ピッコロ 代表 貴島真理子 小学生が今年も朝顔を育てています。盛夏の時、早朝に見る朝顔の開花はまさに一服の清涼剤。 ところで、そのつぼみは朝の光を受けることで開くと思いがちですが、実はそれに先立つ夜の 冷たさと闇の深さが欠かせないのだと聞きました。そういえば、桜も「休眠打破」 、厳しい寒さの冬があっ てこそ花を咲かせるそうです。これら自然の営みは人に大きな含みをもって語っています。10×10 も― 10×―10 も答えは同じ 100 です。順風満帆の重なりか、波瀾万丈の繰り返しか、同じ 100 の意味す るところには多くの感慨があり、安易にお尋ねできない思いがあります。 (佐藤奈津代) 地域情報 第 74 回公開読書会 女優たちによる朗読 「夏の雲は忘れない」 日時:6 月 20 日(土)13:30~15:30 日時:7 月 18 日(土)開場 14:00 会場:中央図書館会議室 会場:欅のホール(小ホール) テーマ:赤川次郎「三毛猫ホームズの遠眼鏡」 入場料:前売一般;2000 円 申し込み不要 主催:本を読もう・流山の会 開演 14:30 当日 2500 円 高校生以下;前売り・当日とも 1000 円 連絡先:野田市野田公民館 ℡04-7123-7818 地域の読書活動を推進する情報紙 読書の輪/第 13号 =読み聞かせの栞= 平成 27年6月発行 =読書活動を推進する栞= 予約なし で、ご参加頂けます。直接会場にお越しください。(入場料は無料 です) 【図書館おはなし会】 *中央図書館 *森の図書館 *南流山分館 毎週土曜15時から 【日曜おはなし会】 第2日曜13時30分から おおたかの森 SC/本館 3 階 市役所出張所ロビー 【赤ちゃんおはなし会】 【紀伊国屋おはなし会】 第1日曜と第2火曜 *0歳児:11 時から *1歳児:11 時 30 分から 森の図書館/内容は月替わり 2015 年 5 月 5 日をもちまし て、一旦お休みになりました。 再開時にお知らせいたします。 栞の「おはなし会活動」紹介 【第 3 回 南流山分館 定例おはなし会】 現在栞では、おはなし会活動を 2 つの部会 (中央おはなし部会・森おはなし部会)に分 かれて行っております。どんな活動をして いるかをご紹介いたします。 今日も大勢来てくれるかな?ちょっぴりの心配と期 待。南流山センターに入っている図書館分館で行う「お はなし会」は毎週土曜15時から。栞は1,2週を担当し ています。お客様は乳幼児とその父母、小学低学年。プ ログラムは絵本・紙芝居・手遊び等。じっと聞く児、本 棚が気になり歩き回る児、声をかけたり本をめくりに来 る児など様々。それでいいのです。聞いてない様でまた 見ていない様で、ちゃんと見・聞いてくれているのです。 「読み聞かせボランティア養成講座」 昔は道端の雑草等の自然や家々の庭や道路での遊び 日 時:6 月 23&30 日/9:45~12:00 から学び、工夫し、友達との付き合いを覚えたものです。 場 所:南流山センター・会議室 今は本から学び知る事が多くなりました。だから自分で 講 師:元千葉市中央図書館司書・久松友子氏 読む・読み聞かせて貰う、そして外で体を動かして遊ぶ。 対 象:学校や子育て支援センター等で 読み聞かせを始めたい市民 これが沢山あればあるほど良いでしょう。そこから想像 し創造力が生まれ、知恵が湧きます。水につけた海綿が 水を吸い込む様に、子どもの体と心はすべてを吸い込み 情緒豊かな人間に成長していくと思います。 (脇田玉江) ながれやま栞(しおり)のご案内 参加費:無料 主 催:流山市子どもの読書推進の会 申込&問合せ:FAX04-7159-4765 (流山市中央図書館) わたしたちは、地域の文化振興に少しでも役立つことを願い、書架 整理や絵本の読み聞かせ、地域の草花の世話など、身近なところから会員同士が楽しみながら力をあわ せております。本や人との出会いの喜びをご一緒に分かちあいませんか?入会は随時受け付けておりま す。[ 入会・問合せ先/佐藤:Tel&Fax 04-7152-0066 矢口:Tel&Fax 04-7145-4868 ] 栞事務所/流山市若葉台 3-131(ふれあいの家/えがお内) TEL&FAX 04-7170-0156
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