認知症になっても安心して暮らせるまち宇和島(PDF

宇和島市認知症ケアパス①
宇和島市地域包括支援センター
(認知症ケアパス作成検討会)
認知症になっても安心して暮らせるまち宇和島
「認知症ケアパス」は、その人の認知症の進行状況に合わせていつ・どこで・どのような 医療・介護サービスを受けることができるかを示したものです。
認知症は、誰でもかかる可能性のある普通の病気です。 進行によって症状が変化します。
認知症の進行と主な症状の例
家族や地域の皆さんが認知症を理解し、進行に合わせて上手に対応していくことが大切です。
*アルツハイマー型認知症の例 (症状の出現には、個人差があります。)
認
知
症
の
進
行
正常
認知症
軽度認知障害
(MCⅠ)
軽 度
中等度
重 度
気づき
疑い
5年くらいで
約半数が
認知症に!
●探し物が多くなります。(財布や貴重品等)
「盗られた」とトラブルが発生しやすくなりま
す。
●服を自分で選びますが同じ服装が多くなり
ます。
●複雑な料理が難しくなったり味付けが変
わったりします。
●道に迷ったり排泄の失敗を隠したりしま
す。
●物忘れは多いが
生活は自立していま
す。
本
人
の
様
子
日常生活に手助けや
介護が必要
誰かの見守りがあれば
日常生活は自立
日常生活は自立
●時間や場所がわからなくなります。
●家族のこともわからなくなります。
●季節や状況にあった服装ができなくなりま
す。
●服の着方がわからなくなります。
●家事がほとんどできなくなり外出もしなく
なります。
●簡単な料理でも間違うことがあります。
●同じ物を何度も買ったり、トイレの場所が分 ●表情が乏しくなり介護が必要になってき
ます。(尿や便の失敗が増えます。)
からなくなります。
●薬の管理が必要になります。
●薬の飲み忘れがあります。
●イライラすることが増え、笑顔が減ります。
(興奮や妄想が見られることがあります。)
●不安や気分の落ち込みが見られます。
家
族
や
地
域
の
人
の
支
援
●地域の行事に積極的に参加するよう働きかけま
しょう。
●地域や家庭の中で役割を持ってもらいましょう。
●地域のサービスや介護保険のことを知っておき
ましょう。
●「何か様子がおかしい」と思ったり、気になること
があったら市役所の窓口やかかりつけ医の先生に
相談しましょう。
常に
介護が必要
●薬はすべて介護者の管理が必要になり
ます。
●意志疎通ができなくなります。
●家族でどのような介護をしていくか相談しておきましょう。
●接し方の基本やコツを理解しておきましょう。
●「家族のつどい」に参加して他の介護者とつながりましょう。
●介護者自身の健康管理をおこないましょう。
●家族で抱え込まずに地域の協力をもらいましょう。
●介護サービスや医療サービスを上手に利用しましょう。
●介護のことで困ったら、「地域包括支援センター」や担当のケアマネジャーに相談しましょう。
活用できる地域資源の例
正常
生
予
き
が
防
い
相
談
軽度認知障害
(MCI)
軽度
老人クラブ
健康相談
健康教育
中等度
重度
サロン
介護予防教室
シルバー人材センター
地域包括支援センター
保健師
かかりつけ医
医
療
社会福祉協議会
専門医
民生委員
歯科医
ケアマネジャー
薬剤師
認知症疾患医療センター
訪問診療
訪問看護
訪問リハビリ
見守り配食サービス
ヘルパー
ショートステイ
日
常
生
活
デイサービス(デイケア)
認知症対応型デイサービス
小規模多機能型サービス
その他介護保険サービス
療養通所介護
家政婦
福祉サービス利用援助
有償ボランティア
成年後見制度
移動サービス
家
族
地
域
住
ま
い
認知症の人と家族のつどい
高齢者地域見守りネットワーク(だんだんネット)
在宅
有料老人ホーム
認知症カフェ
キャラバン・メイト
認知症サポーター
サービス付き高齢者向け住宅
グループホーム
介護老人保健施設
特別養護老人ホーム
2015.2月作成