建設場所に不安はないのか ホールの規模、 建設費用は

四国中央市12月市会
三谷つぎむ議員が一般質問
市民の批判の声が湧き上がるなか、何度も入札不調を繰り返し、篠原
市長もついに設計を白紙に戻す決断をした豪華版市民文化ホール。今議
会では市民文化ホールの建設事業費を25億2000万円減額する予算が計
上されました。四国中央市の12月議会で、日本共産党の三谷つぎむ議
員が一般質問に立ち、今後の市民文化ホールの諸問題をただしました。
ホールの規模、
建設費用は?
今度の市民文化ホール建設基本計画
によると、800∼1000席の多目的ホー
ル、会議室7つ、和室、小ホールなど。
事業費50億円、延べ床面積 7,000㎡で
すが、市の中心部で音だしのできるホー
ルがないため、三谷議員が配慮を求め
ました。ところが企画財務部長は、
「2
階客席を持つ大ホールの1階席のみを
使用するなど、効率的な運用を検討し
建設場所に不安はないのか
東日本大震災、広島県での土砂災害な
ど、建築物を建築する際の地盤、地質が
検証される機会が多くなりました。
市民の方々からは豪華版市民文化ホー
ルを見直して建物が小さくなるなら、建
設場所を古井池から変更すべきではない
かという疑問も出ています。
三谷議員が、地盤条件が悪く建設場所
として不安だと指摘すると、企画財務部
長は、ボーリング調査により地震発生時
にも液状化の可能性は低いと答弁。
また三谷議員が、古井池は川之江市史
や日本書紀に載るなどの由来がある場所
であり、何らかの形で残すべきと提案し
たのに対し、企画財務部長は、妻鳥土地
改良区の意向を尊重しつつ、今後の基本
設計の中で検討したいと答弁しました。
2015年1月号外
発行/日本共産党四国中央市委員会
【連絡先】三島宮川3-3-25 TEL23-1278
豪華版市民文化ホールが白紙になっ
たとはいえ、すでに支払った設計料は
約1億4,000万円、見直しによりあらた
に設計料を払う――。三谷議員は、全
額とはいかなくても取り戻す努力をす
べきと主張しました。
企画財務部長は、「入札不調をもって
設計会社に法的責任を問うことは難し
い」と答弁しました。
たい」との答弁。
今後もさらに要求してまいります。
維持管理費は?
今後の
スケジュールは?
豪華版市民文化ホールの年間維持費は
市民文化ホールに加えて、本庁の改
2億8,000万円と試算されていました。
維持管理費は、完成後の節約が難しく、
経費を抑えるために休館日を増やすこと
もできず、使用料が高いと使いにくくな
ります。
三谷議員が維持管理費をただしたのに
●日本共産党の見解をご紹介します。
重複する
設計委託料問題
対し、企画財務部長は維持管理費のコス
トを縮減できるよう、基本設計の中で施
設整備を検討したいと述べました。
築もあり、今後の財政運営はよほど慎
重でなければなりません。合併特例債
の期限はあと5年。三谷議員は今後の
見通しをただしました。
篠原市長は、大型事業を実施しなが
らも、財源確保、地方債発行により財
政収支は現状を維持するとの見込みを
示しました。