infiTOF を用いた昇温脱離ガス分析(TPD-MS)

infiTOF Technical Information
infiTOF を用いた昇温脱離ガス分析(TPD-MS)
A Kanomax company
材料を加熱した際に材料から脱離する、あるいは熱分解により生成するガスの挙動を解析することにより、材料へのガス吸着・
化学吸着の状態や材料の熱特性を把握することが可能です。この分析を昇温脱離法(Temperature Programmed Desorption:
TPD)といい、例えば精密エレクトロニクス材料や固体触媒の開発において有用な情報をもたらします。脱離ガスを質量分析す
る手法をTPD-MSといい、一般に質量分析計には四重極型質量分析計(QMS)が用いられています。
キャリアガスHe
He+脱離ガス
Jet Separator
infiTOF-UHV
サンプルセル
ヒーター&コントローラー
マルチターン方式飛行時間型質量分析装置infiTOFは、低分子量域での優れた感度と質量分解能を備えています。TPD-MS分析
にinfiTOF-UHVを用いることで、QMSでは質量分離できない同整数質量の低分子ガス成分を個別に精密質量解析することが
でき、従来にない精密な昇温脱離ガスの挙動把握が可能になります。
N2
CO
N2
CH2N
C2H4
CH2N
CO
m/z
27.98
m/z
28.00
28.02
m/z
27.9949
28.0062
28.0187
28.0313
CH2O
NO
C2H4
28.04
28
O2
CH4N
0
m/z
29.90
30.00
NO
CH2O
CH4N
C2H6
m/z
29.9980
30.0106
30.0344
30.0470
O2
13CF
CHF
CH4O
13CF
C2H6
30.10
30
m/z
31.9898
32.0018
32.0062
32.0262
CHF
CH4O
0
m/z
31.95
32.00 32.05
32.10
32
日本カノマックス株式会社
分析ソリューションズ事業室
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http://www.kanomax.co.jp/solutions/mass/
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