出欠確認票用の練習問題[1] - 中央大学都市環境学科測量学

2 Jun., 2015
出欠確認票用の練習問題[1]
右図のように,平坦な土地の一
B
C
A
直線上に,3点A,B,Cをこの順
に設け,光波測距儀の器械高さ
図
および反射鏡高さを同一にして,
距離測定を行い,表のような結
表
果を得た.この光波測距儀の器
械定数,および,AC間の補正距 測定区間 測定距離
離を求めなさい.ただし,測定距
AB
298.85
BC
319.77
離は気象補正済みで測定誤差
AC
618.69
はなく,また,測定に用いた反射
単位: m
鏡定数は,-0.03mとする
平成27年度都市環境学科測量学
練習問題[1]の略解
2 Jun., 2015
器械定数および反射鏡定数をそれぞれ,Cd, Cp=-0.03mと
すると,問題文より,
AC Cd Cp
(AB Cd Cp ) (BC Cd Cp )
となる.これより,
Cd C p
AC (AB BC) 0.07m
器械定数: Cd=0.07- Cp =0.10mである.AC間の距離は,
AC Cd Cp
618.69 0.10 0.03 618.76m
(答) 光波測距儀の器械定数: +0.10m
AC間の距離: 618.76m
平成27年度都市環境学科測量学
2 Jun., 2015
出欠確認票用の練習問題[2]
図に示すように,既知点Aにおい
て既知点Bを基準方向として新点C
方向の水平角T'を観測しようとした
ところ,既知点Aから既知点Bへの
視通が確保できなかったため,既
知点Aに偏心点Pを設けて観測を
行い,表の観測結果を得た.既知
点B方向と新点C方向の間の水平
角T 'はいくらか.
ただし,既知点A,B間の基準面
上の距離は,2,000.00mであり,S '
及び偏心距離eは基準面上の距離
に補正されているものとする.
図
表
平成27年度都市環境学科測量学
練習問題[2]の略解
2 Jun., 2015
図のようにd1,d2およびSを定める.
△PACで,
S ' sin
1
1
sin
e sin(
(360
e
sin(
S'
1
T ))
T ) 0 03'47".93
△ABPで,
S sin 2 e sin
2
sin
360
T'
よって,
2
2
e
sin
0 02'01".24
S
360 T
1
T' T
1
2
299 28'13"
平成27年度都市環境学科測量学